サービスエンジニアの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
サービスエンジニアの年収は400~500万円程度と言われており、個人の能力や働く会社の規模によって差が出てきます。さらに、金融や保険系のエンジニア職は平均年収が高く、サービスエンジニアに関しても高額年収が期待できます。サービスエンジニアは時間外労働や休日出勤が多い傾向があり、体力や精神的なタフさが求められますが、それだけ年収も高くなります。本記事では、サービスエンジニアの給与面についてご紹介します。
サービスエンジニアの初任給はどれくらい?
平均は21~24万円程度
サービスエンジニアの初任給は21~24万円程度といわれており、機械エンジニアの給与としては平均水準になります。
厚生労働省が発表している平成29年賃金構造基本統計調査を参照すると、大学卒業者が専門・技術サービス業に就職した場合の平均給与は約25万円程度となっているので、初任給としては上記の額が妥当と言えそうです。
当然、大手企業や経営が上向きの会社に就職すれば平均以上の初任給を貰える可能性もあるため、どこで働くかが重要なポイントになります。
専門分野によって初任給に差が出る
サービスエンジニアが活躍する分野は多岐にわたり、専門分野によって初任給の度合いも若干異なります。サービスエンジニアが活躍できる領域としては以下のものがあります。
- 医療・精密機器
- 金融・保険企業
- セキュリティ関係企業
- 空調・設備機器
- 一般家電機器
一般的に、医療・精密機械や金融・保険関係で働くITエンジニアの平均給与は高水準になっており、この分野で働くサービスエンジニアの初任給も平均以上になることが期待できます。
高い初任給を貰いたいと思っているのであれば、大学や専門学校に入る時にどの分野で活躍することを目指しているのかを自問自答するといいでしょう。
サービスエンジニアの平均給与の統計
サービスエンジニアの平均給与は35~41万円程度
サービスエンジニアの平均給与は35~41万円程度といわれており、個人の能力によっては50万円以上の給与を貰うことも可能です。
厚生労働省の情報によると、システム・エンジニアの平均給与は約37万円となっており、サービスエンジニアの給与水準もこれに準ずるものになるでしょう。
サービスエンジニアとして給与アップを図るためには、関連資格を取ることや対応可能領域を拡大させることなどが含まれます。自分の能力次第で給与がアップしていくのはサービスエンジニアならではの楽しみです。
年齢別にみるサービスエンジニアの給与平均
サービスエンジニアの仕事は能力が重視されるため、勤務年数に伴って自動的に給与が上がることは期待できませんが、参考として年齢別の給与平均を紹介します。
入社後、実績が認められれば、20代後半で27~32万円程度の給与水準が期待できます。さらに、30代では、30~35万円程度、40代では35~50万円程度の給与水準に達する可能性があります。
サービスエンジニアとして高い給与を貰いたいのであれば、的確なトラブル処理や新規顧客の獲得などに尽力する必要があります。
大手企業と中小企業では10万円以上の差がある場合も
厚生労働省が発表している、年齢階級別きまって支給する現金給与額の情報を見ると、専門・技術サービス業に従事するエンジニアの場合、1000人規模の会社で働く人の平均給与は30歳で約42万円ですが、10人以下の企業平均は31万円程度となっています。
つまり約10万円以上の差があり、年間にすると100万円以上の開きになります。このようにサービスエンジニアの給与は会社の規模と大きな関係があることが分かります。
派遣社員やアルバイトの場合、時給1,100~1,800円程度
サービスエンジニアの求人をみると、正社員だけでなく契約社員やアルバイトとしての募集も上がっています。その場合の平均時給は1,100円から1,800円程度となっており、一般的な時給よりは高い傾向にあります。
一例として、時給1,500円で22日働いた場合、26万程度の給与になり、プライベートを充実させたい人やブランクのある方などもサービスエンジニアとして活躍することが可能です。
サービスエンジニアの平均年収の統計
サービスエンジニアの平均年収は400~500万円程度
サービスエンジニアの平均年収は400~500万円程度と言われており、一般的なサラリーマンと比較した場合、若干高い水準になります。
入社したての頃は難易度の低い現場を受け持つことが多いので、平均年収も低めですが、経験と共に能力を身につければ専門度合いの高い機器を担当することになり、年収も上がっていきます。
そのためには、関連資格を取ることや対応可能領域を拡大させることなどがカギになります。
サービスエンジニアの年収アップについて
サービスエンジニアの年収はどのようにステップアップしていくのでしょうか。参考として年齢別の年収データを紹介します。
サービスエンジニア20代の平均年収は340万円程度となっており、30代では430万円程度の年収になりそうです。また、40代になると500~700万円程度の年収を得る人も多くなり、一番稼げる年齢になるでしょう。
30代後半から50代にかけて、マネージャーやチームリーダーとしてのポジションを与えられることがあり、役職が付くと600~800万円以上の年収に達することも期待できます。
サービスエンジニアとして役職に就くためには、取り扱う製品の専門知識がもちろんのこと、関係する資格や企業内やチーム内でのコミュニケーション能力などが重要です。
福利厚生も年収アップの要素
サービスエンジニアとして一人前になるためには時間がかかるため、高待遇な環境を用意手して、じっくりとエンジニアを育成しようという企業もあります。その場合、福利厚生が充実しており実質の年収アップにつながります。
具体的には、家賃補助や社会保険制度、扶養手当などを支給されることがあり、独身者や家族向けの社員寮を格安で提供している企業もあります。そのため、年収自体は一般的であっても福利厚生の充実度合いを加味すると平均以上の金額になることもあります。
就職する際には仕事の内容だけでなく、雇用条件もしっかりと確認しておきましょう。
残業や休日手当
働き方によって異なるため一概には言えませんが、サービスエンジニアの仕事は残業や休日出勤が多くなる傾向があります。
クライアントの都合で夜間にしか作業できない場合もあり、そうなれば夜通し作業をすることになります。また、製品のセットアップを休日に行うこともあり、休日を返上して現場に駆け付けることもあります。
残業代や休日手当がどの程度支給されるかは会社によって異なりますが、これらの手当ては年収アップにつながります。残業や休日出勤が続くと、体力や精神的に大きな負担を強いることになりますが、その分の報酬アップが期待できます。
サービスエンジニアが年収をアップさせるために必要なこと
資格取得などスキルアップには積極的に
サービスエンジニアに絶対に必要な資格というものはありませんが、年収アップを目指すなら積極的に挑戦することをおすすめします。
サービスエンジニアは特殊な機械・機器を取り扱う場合があり、国が指定している資格が必要になることがあります。特定の資格を持っておくことで会社からも重宝され、年収アップが期待できます。
一例として、大型電気機器を取り扱う際に必要になる電気工事施工管理技士や医療分野で役立つエックス線作業主任者などの資格をもっておくといいでしょう。
体力勝負より経験に基づくマネジメント力が将来のカギ
年齢を重ねたサービスエンジニアには、後輩の教育や育成が期待されるため、しっかりとしたマネジメントを行える能力が身についていれば年収アップが期待できます。一般的にサービスエンジニアは現場作業が多いため、年齢を重ねるにつれて体力面での限界を感じることが多くなります。
しかし、経験のあるサービスエンジニアとして、マネジメントスキルを身に着け、チームの統率を図る役割を担えるような人材として成長することで、キャリアアップが期待できますし、役職が与えられることもあります。
サービスエンジニアの後継者を育成するために必要な会話力や感情移入など、コミュニケーション能力を磨いておくことも重要です。
サービスエンジニアの給与・年収まとめ
サービスエンジニアは、能力と高度な専門性が認められれば800万程度の年収も可能!
サービスエンジニアの年収は400~500万円程度と言われており、個人の能力や働く会社の規模によって差があります。また、専門分野によって違いがあり、金融や保険系のエンジニア職の年収は高い傾向にあります。
サービスエンジニアは残業や休日出勤が必要になることが多く、それらも給与や年収を上げてくれる要素です。どれくらいの年収をもらえるかは個人の能力に依存しているといってもいいでしょう。
言い換えれば、サービスエンジニアは頑張れば頑張るほど給与や年収に反映されやすい仕事と言えます。
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サービスエンジニアの参考情報
平均年収 | 400万円~500万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | コンピューター |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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