受付の給与・年収は?勤務先の業種次第ではスキルを身につけてキャリアアップも可能

受付の給与・年収は?勤務先の業種次第ではスキルを身につけてキャリアアップも可能

受付の給与・年収はいくらくらいでしょうか。受付といっても企業、商業施設、医療施設、スポーツ施設など幅広い勤務先があり、その給与・年収にも幅があります。今回はこの記事で受付の気になる平均給与や年収、そして昇給やキャリアアップの可能性についてご紹介します。

受付の初任給

初任給は一般事務と同程度

受付の初任給は正社員で月給17~25万円前後、派遣社員や契約社員で時給1,200~1,800円程度が相場です。

受付の給与は勤務先によって幅がありますが、一般的な会社の受付の場合の初任給は一般事務と大差なく、正社員で17万円前後、派遣社員や契約社員の場合は時給1,200円程度となることが多いようです。勤務先が大企業の場合は一般的な企業の事務職より高めになり、高いとこころでは正社員で25万円前後、派遣社員や契約社員で時給1,800円程度です。

残業代は期待できない

受付は来客対応をするので、来客がある時間帯より少し前に出勤して来客がなくなる時間帯に主業務を終え、残務整理や片づけが終われば退社します。毎日の勤務時間が定まっていて、残業はほとんどないので必然的に残業代もほとんどありません。

大きな収入は期待できない受付ですが、定時退社したい方や退社後の自分の時間を重視する方にはおすすめの仕事です。

昇給が期待できる仕事

初任給を見ると特に高いとはいえない受付ですが、勤務先によっては会社の業績や勤務年数、仕事ぶりなどに応じて昇給が期待できます。特に外資系企業のような年齢や経験年数よりも仕事ができるかどうかが問われるような職場では、実力や実績があれば中途採用でも優遇されます。勤務先によっては受付以外の業務もこなせると高く評価されます。

商業施設のような不特定多数の来場者と接する受付の場合、お客様からの評価が高いと待遇に反映されることもあります。また経験や実績を積んで出来る仕事の範囲が増えたり、規模の大きな組織で受付スタッフをまとめたりする立場として役職についたりすればさらに昇給が期待できます。

なお受付は若い女性が多く登用される傾向があり、年齢や経験を重ねると事務職や営業職、秘書などに転職、キャリアアップを図る人も多くいます。

受付以外の業務も待遇に反映される

受付以外の業務も担う場合はその業務内容も影響します。受付はオフィスだけではなく公的施設やデパートなどの商業施設、銀行、ホテルなどの宿泊施設、クリニック、スポーツジムなど様々な施設にあります。来客対応だけではなく施設管理等の社内業務や会員証の作成、カルテ整理など様々な業務を受付が担う勤務先も多くあります。

そのような多様な業務をどのくらいこなせるかも待遇に関係します。初任給は低めでも多くの業務を責任持って担当できるようになれば、昇給が期待できる仕事ですので積極的に取り組んでいきましょう。

受付の平均給与の統計

受付の平均給与についての統計

受付の平均給与についての統計はありません。そこで人事院が民間企業と公務員の給与を比較するため毎年実施している「職種別民間給与実態調査」(平成29年)で職種別の平均給与額をみていきましょう。

まず調査されている事務職の中で一番下のクラスである「事務係員」についてみると、平成29年4月分の平均給与は32.9万円、うち時間外手当が4.0万円、通勤手当が1.4万円となっています。

受付の仕事は時間外手当があまり期待できません。通勤手当は居住地等によって変動するため手取りには含めないで考え、時間外手当や通勤手当を除いた金額を計算すると27.6万円(四捨五入の関係で小数点以下が一致しません。)となります。

次に、下から2番目のクラスである「事務主任」についてみると平均給与40.0万円、うち時間外手当4.8万円、通勤手当1.7万円で、時間外手当や通勤手当を除いた金額は33.6万円です。

これらは事務職全般についての全国平均値なのですので、勤務先や地域によって変動があることが考えられます。また男女別の統計ではないので女性が多い受付の仕事では金額が変わる可能性はありますが、受付の平均給与のおおよその目安となるでしょう。

受付の平均初任給についての統計

受付の初任給についても統計はないので、「職種別民間給与実態調査」(平成29年)で事務員についてみていきます。

企業規模別の初任給 大卒 短大卒 高卒
50人以上100人未満の企業 19.5万円 16.9万円 15.7万円
100人以上500人未満の企業 19.6万円 16.8万円 16.0万円
500人以上の企業 20.2万円 17.5万円 16.2万円
全体平均 19.9万円 17.1万円 16.1万円

まず大卒についてみると、事務員の初任給は平均で19.9万円となっています。企業規模別にみると、50人以上100人未満の企業で19.5万円、100人以上500人未満で19.6万円、500人以上で20.2万円となっています。

同様に、短大卒は全体平均が17.1万円、高卒は16.1万円などとなっていて、企業規模が大きくなると初任給も高くなる傾向にあります。また学歴別にみると大卒、短大卒、高卒の順に高くなっています。

求人を探す際は手当もチェックを

給料とは別に支給されるボーナスや各種手当ては勤務先によってかなり変わります。受付の勤務先はかなり幅広くあるので、求人を探す際には基本給以外のボーナスや手当についてもしっかりチェックしましょう。企業によって基本給以外は支給されないこともあるので注意が必要です。

また昇給についても制度が整っているのかを事前に確認しましょう。受付の仕事は若い女性が多いので、結婚や出産で退職する人も多く、勤務先によってはこれまで長い期間勤務した前例がないといったこともあり得ます。

受付の年収統計

受付の年収についての統計

受付の年収は一般的に300万円前後のことが多いといわれています。受付の年収に関する統計はないので、上記で挙げた事務員の初任給や平均給与をもとに年収を計算してみましょう。

まず初任給は大卒で19.9万円、短大卒で17.1万円、高卒で16.1万円なので、年間2か月分のボーナスが出るものとすると、年収はそれぞれ278.3万円、240.1万円、224.8万円となります。

次に、事務係員や事務主任について時間外手当や通勤手当を含めずに年収を計算すると、事務係員は386.9万円、事務主任は470.2万円となります。なお事務係員の平均年齢は36.0歳、事務主任は41.2歳です。

この結果をみると、事務職の初年度の年収は200万円台ですが、年齢や役職が上がるにつれて年収がアップしていくといえます。受付の給与・年収は一般的な事務と大差なく、受付についても同程度と考えることができます。一般的にいわれている300万円前後という水準とも一致しています。

昇進、昇給した場合の平均給与の統計

「職種別民間給与実態調査」(平成29年)で、調査されている事務職の中で一番上のクラスである「事務部長」についてみると、平均給与69.0万円、うち時間外手当0.2万円、通勤手当1.6万円で、時間外手当や通勤手当を除いた金額は67.2万円です。

また時間外手当や通勤手当を含めずに年収を計算すると、940.1万円となります。なお事務部長の平均年齢は52.7歳です。

受付の主な業務は来客対応ですが、来客対応やそれに付随する業務のみでは給与や時給がアップすることはあっても大幅な昇進は難しいでしょう。特に最近の企業の受付は派遣社員や契約社員が主流となっていて、正社員が減少傾向にあります。したがって受付のみでキャリアアップを図るのは難しいといえます。

しかし長く勤務する人の中にはパソコンや英会話などのスキルを身に着けてキャリアアップを図る人も多くいます。事務処理能力を高めて部署のリーダーとなったり担当できる業務が増えたりすれば、それに応じた昇給が見込めます。

また英会話の能力を活かして外資系企業に転職したり、秘書検定の資格を活かして秘書に転職したり、ビジネスマナーや来客対応の能力を活かして一流ホテルに転職したりすることも考えられます。これらの転職は業務内容や能力に応じた好待遇が見込めます。

受付の給料・年収まとめ

受付の年収は低めでも定時退社、昇給は可能

受付の給与・年収は勤務先によってかなり幅があります。一般的に受付は定時退社のことが多いため残業代があまり見込めず、年収は一般的な事務職から残業代を引いた程度と考えられます。受付業務のみでは長く勤務しても大幅な昇進は望めませんが、受付を通じて身に着けたスキルを活用してキャリアアップを図ることは可能です。

一方で、受付はキャリアアップよりも定時退社ができることをお望みの方にも向いている仕事です。

受付(レセプショニスト)の参考情報

平均年収300万円〜400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種販売・サービス

統計情報 出典元:

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