不動産会社社員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

不動産会社社員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

不動産会社社員の主な仕事は、土地やマンションなどの住宅の販売、賃貸物件の管理・案内、各種物件の仲介などです。大きな不動産会社ではリゾート開発や商業ビルの開発も行います。本記事では、不動産会社社員の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

不動産会社社員とはどんな仕事?

不動産会社社員とは建物や土地の売買や賃貸の仲介をする仕事

不動産会社社員のおもな仕事は、アパートやマンション、一戸建ての住宅、商業施設やオフィスビルなどの売買や賃貸の仲介です。不動産会社によっては建物だけではなく土地も扱います。

不動産会社が扱う業務は会社の規模によっても異なります。大きな会社の場合はすべての業務を扱うことが多いですが、小さな会社の場合は、賃貸アパートやマンションの仲介のみ、土地の売買の仲介のみを扱っていることもあります。

不動産会社の仕事は営業と事務にわかれる

不動産会社は大きく分けて「営業」と「事務」の2種類にわかれます。不動産会社の営業職として働く場合は、お客様に対して物件の案内や紹介をしたり、土地の所有者と建物や住宅の開発の交渉を行ったりします。

不動産会社の事務職として働く場合は、営業職のアシスタントや顧客の管理の仕事が中心です。賃貸アパートやマンションの空き情報に関する問い合わせの対応、物件情報の登録、物件情報に関する広告の掲載などを行います。さらに、不動産会社が扱っている建物の巡回や家賃の入金確認なども事務が行う仕事のひとつです。

大きな不動産会社の場合には、営業と事務の仕事がわかれていることが多いですが、小さな不動産会社は、事務が1人しかいない場合もあり、営業が事務の仕事の一部を兼任することもあります。

不動産会社社員の勤務時間

不動産会社の休日は水曜日が一般的です。週末には部屋探しのために多くのお客さんが訪れるため、土曜日や日曜日に営業をしています。ただし事務職については、一般的な会社員と同じように平日が仕事で、週末が休みのシフトになっているところもあります。

勤務時間については会社によっても異なりますが、基本的には7~8時間です。ただし、営業時間は一般の会社よりも遅く、多くの不動産会社は10時に開店します。繁華街に店舗を構える不動産会社は、仕事帰りに利用するお客様のために、夜遅くまで営業をしているところもあります。

収入は成績によって変わることも

不動産会社社員の収入は、個人の成績によっても異なります。20代から30代の年収は300~500万円ですが、営業職に就いている社員については、成績によって収入が変わるインセンティブ契約を採用しているところもあります。

インセンティブ契約の場合は、基本給は低く設定していますが、成績がよければボーナスとして特別収入を受け取ることができます。トップクラスの成績を残せば年収が1,000万円以上になることもあります。

不動産会社社員の具体的な仕事内容

不動産会社社員の仕事は、大きく分けて以下の4つがあります。

不動産の仲介

不動産会社社員の仕事のひとつに不動産の仲介があります。マンションやアパートの所有者や土地の所有者の中には、売ったり貸したりして収入を得たい人もいます。不動産会社社員は土地や建物を購入や賃貸を希望している人に紹介して、売買契約や賃貸契約ができるようにマッチングさせます。

新築住宅やマンションの販売

不動産会社社員の別の仕事として、新築のマンションや住宅の販売があります。ハウスメーカーや開発会社から依頼を受けた住宅やマンションついて、広告を使用して販売します。

仲介と似たような仕事ですが、仲介の場合は不動産の所有者と購入者や借主の間に立って仲介を受け持つのがおもな仕事です。そのため、どんな場合でも中立を保つことが必要です。一方で、販売の場合は売主の側に立って販売の促進をします。そのため、どんな場合でも売主の利益を最優先に考えます。

不動産の企画や開発

不動産会社の中には、分譲住宅やマンションなどの企画や開発を行います。大きな不動産会社についてはリゾート開発や商業開発などの大規模な開発を受け持つこともあります。

具体的な仕事内容としては、土地の取得や企画開発、プロジェクトの推進などの作業の企画や開発をします。

マンションやビルの管理

不動産会社社員はマンションやビルの管理も行います。マンションやビルなどは適切に管理をしないと、劣化が進んでしまい価値も下がってしまいます。価値が下がると入居率も下がってしまうこともあり、周辺環境の悪化にもつながります。

そのため不動産会社社員は、マンションやビルを維持するために清掃会社に定期清掃を依頼したり、修繕工事の企画をしたりします。また、住民トラブルが発生したときには、仲裁をしたり解決策を提案したりします。ビルの管理では、空いたオフィスについてのテナントの誘致も行います。

不動産社員の仕事のやりがい

人の役に立つことができる仕事

不動産会社社員のやりがいのひとつは人の役に立てることです。不動産会社が扱う商品は、人の衣食住にかかわる仕事です。

「穏やかに暮らすことのできる住まいを見つけたい」と考える人も多いですが、不動産会社社員は不動産のスペシャリストとして一人ひとりのニーズにこたえて、快適な住居を見つけるためのサポートをします。

住宅やマンション探しは頻繁に行うものではありません。そのため、お客様は後悔しないよう真剣に探します。不動産会社社員の仕事はプレッシャーのかかるものですが、その分やりがいを感じることができるでしょう。

お客様から感謝の言葉をいただくこともある

不動産会社社員はお客様と接する機会の多い仕事です。マンションや住宅の購入を希望しているお客様の場合は、物件探しから購入手続きまで長期間に渡って接することもあります。子どもの誕生に合わせて新築の購入を検討していたお客様が、購入していた頃には赤ちゃんが産まれていたということもあります。

そのため、お客様から感謝の言葉をいただくことも多く、「素晴らしい物件を手に入れることができた」という言葉を聞くことができれば、不動産会社社員の仕事を続けてよかったと感じることができるでしょう。

高額の商品を扱う面白さを味わうことができる

不動産会社社員の扱う商品は高額のものが多いです。特に物件や土地の販売にかかわる場合には、数千万~数億円の商品を扱うこともあります。お客様によっては一生に一度の買い物になることもあります。

不動産会社社員は、人生の大きなイベントに携わることができるため、大きなやりがいを感じることができます。

土地や建物に詳しくなれる

不動産会社社員の別のやりがいとして、土地や建物に詳しくなれるという点があります。不動産会社に勤務すれば、毎日土地や建物の情報を目にするため、自然と詳しくなります。同じ会社に長年勤務していると、土地や建物だけではなく地域の環境などについても詳しくなります。

住まいについての知識を身につけることができれば、自分自身の生活にも生かすことができます。建物や土地の購入を検討するときには、建物の構造やよい物件の見分けかたなど、不動産会社での仕事の経験が役立つことでしょう。

不動産会社社員の仕事内容まとめ

不動産会社社員の仕事は土地や建物の売買や賃貸に携わる仕事

不動産会社社員のおもな仕事は、土地や建物の売買や賃貸に携わることです。さらに、商業ビルやリゾート地の企画や開発、ビルやマンションの管理なども行います。

営業として働く不動産会社社員の場合は、給料がインセンティブになっていることも多く、成績がよければ年収が1,000万円以上になることもあります。

不動産会社社員の仕事は、高額商品を扱うため責任も大きいですが、お客様から感謝をされることもある仕事なのでやりがいも大きいでしょう。さらに、土地や建物についても詳しくなるため、自分自身が土地や建物を購入したり借りたりするときにも役に立つ仕事です。

不動産会社社員の参考情報

平均年収400万円〜500万円
必要資格
  • 宅地建物取引士
資格区分 国家資格
職業職種企業

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