社会保険労務士の給与や年収は?組織に属する場合と独立した場合の収入額まとめ

社会保険労務士の給与や年収は?組織に属する場合と独立した場合の収入額まとめ

社会保険労務士は社会人から転職を目指す人が多く、人気が高い職業です。高難易度の資格取得を条件とすることから専門性が高く、高収入のイメージが持たれています。実際、社会保険労務士の平均年収はどれくらいなのでしょうか?初任給から平均年収についてまとめました。

社会保険労務士の初任給はどれくらいもらえる?

社会保険労務士は企業や事務所に所属をするか、独立して開業するかで給与が大きく変わってきます。特に独立開業に関しては個人の努力次第ではあるといえど、最初から稼ぐのは難しいです。それぞれの初任給について調査しました。

企業や事業所に所属する場合

社会保険労務士のほとんどの方が、1年目は企業の総務部や人事部に所属するか、社会保険労務士の事務所に所属することになります。

勤務先の企業によって異なりますが、17万~18万円ぐらいが平均値となります。初任給に関しては一般的な事務職と大差はありません。また、会社勤めの場合は固定給に資格手当が付与されることも利点です。

社会保険労務士は資格を得ていたとしても、1年目の未経験の状態というのは厳しく、どうしても一般事務職と給与の差がない状態からのスタートとなります。

しかし、収入に関しては安定しており、一般的なサラリーマンより収入は増える傾向にあります。ですが、もっと高年収を目指す場合は独立をしないと収入を上げることは難しいです。

独立開業はほぼ収入がない状態からスタート

社会保険労務士として高い給与・年収を目指す場合、独立開業を視野に入れる必要があります。独立開業は営業力が必要となるので、営業力に自信がなければ開業は避けたほうが無難です。逆に言えば営業力に自信があれば、すぐに社会保険労務士の事業所を開業する手もあります。

しかし、社会保険労務士の事業所を開業してもお客さんから安定して契約が取れて軌道に乗るようになるまでは最低でも3年必要です。その間はほとんど収入がない状態が続き、開業にも150万~180万円の費用が掛かります。

また、1年目の年収は100万円前後になっている事例が多く、月の収入にするとおよそ10万円です。この状態は2年目まで続きますので、それなりの貯蓄がなければ厳しいです。

社会保険労務士の平均給与は?

社会保険労務士は企業勤めや事業所所属、独立開業しているかどうかで大きく変わります。平均すると650万と高い年収ですが、社会保険労務士の全員が同じぐらいの年収を得ているわけではありません。ここでは企業、事業所、独立開業別でまとめました。

企業や事業所所属の場合

企業や事業所に所属する場合、実務経験年数によって収入が変わるケースがほとんどです。ここでは実務経験別の平均年収を紹介します。

1年目~3年目

実務経験がない場合の平均年収は300万前後です。1~3年になると350万円と、平均はそこまで高くありません。

3年目以降

では、3年目以降はどうなるのでしょうか?3年目~5年目は400万円、5年以上の場合は450万円と実は平均年収に達することはありません。つまり企業勤めや事業所に所属している場合、収入は確かに安定しますが、多くの年収は望めないということになります。

では、もっと年収を上げたい場合はどうすれば良いのか?やはり多くの場合は会社勤めや事業所に所属して経験を積んで独立開業へ進む人が多いです。

独立開業の場合、年収は上がる?

事業所を開業してから1年目~2年目の年収は100万円前後であり、ほとんど収入を得ることができません。しかし、この期間にどれだけ努力をするかどうかにかかっています。

実際1年目~2年目で営業活動を地道に重ねていき、3年目から年収が500万円に上がったケースもあります。このように独立の場合は、個人の頑張り次第で大きく年収が変わるので、平均で算出することは難しいです。

ですが、頑張れば頑張るほど年収があがることに繋がるので、努力次第では年収1000万円を超えた方もいます。しかし、それは稀なケースではあります。それでもしっかり軌道にさえ乗れば、会社や事業所勤めより年収は上がる傾向にあります。もちろん、上手くいかなかったり努力を怠ったりすれば、いつまでたっても年収は上がりません。

独立開業で年収1000万円を目指すには?

社会保険労務士で年収1000万円を目指すのは厳しいと言われています。しかし、中には1000万円を超えている人もいます。ですが、個人だけで達成しているのかというとそうではありません。

独立した社会保険労務士は多くの収入を得ることはできますが、数字を高めるにはやはりマンパワーが必要であり、従業員を雇う必要性が発生します。そうなると、雇った従業員に対して給与を支払う必要性も発生します。

そのため、従業員を雇って売上が1000万円を達成したとしても、その売り上げから人件費を差し引くことになり、結果的に半分ぐらいの年収となることもあります。本当の意味で年収を1000万円とするには、人件費を含めた上で年収を上げる必要があります。

社会保険労務士の年収統計

ここでは社会保険労務士連合会によって集計された平均年収、平均給与、平均賞与を年代別で紹介します。

総合的な年収統計

平均年収 670万
平均給与 42万
平均賞与 162万

あくまで平均値であるため、個人差はありますのでご注意ください。また、年代別でも変わります。次の通りです。

20~29歳

20代前半は380万円ほどであり、25歳以降となると420万円を超えてきます。平均給与は29万円であり、賞与は118万円ほどです。

30~39歳

30歳を超えてくると400万円を超え始め、30代後半では最大で590万円ほどの年収となります。平均すると32万~37万円の給与、賞与の平均は130万~140万円ほどです。

40~49歳

40代になってくると549万~670万円と徐々に高収入になっていきます。平均給与は41万~46万円、平均賞与は167万~187万円です。

50歳~59歳

平均年収が一番高い年齢層です。平均給与は50万円、平均賞与は200万円となってきます。

60歳以降

60歳以降になると50歳ほどの稼ぎはありません。平均すると給与は33万円、平均賞与は135万円です。

社会保険労務士の将来性について

社会保険労務士は安定して仕事があるのか?と不安に思うことが多くいます。実際、最近はAIを取り入れる企業が増えてきており、仕事のほとんどがAIに取られるのではないかと言われている時代です。

ですが、社会保険労務士の需要は高まっている傾向にあります。その理由としては、社会の高年齢化が進むにつれて、社会保険労務士の法改正は次々と実施されていきます。法改正が発生すれば、当然社会保険労務士の仕事は増えます。

それだけではありません。近年ではコンプライアンスを重視する企業も増えていて、職場で起きているセクハラやパワハラの問題解決に企業が積極的に取り組んでいます。

また、ブラック企業に関する問題も多く、社会保険労務士の活躍の場はまだまだ増え続けている状況にあると言えます。時代が進むにつれ、様々な問題が浮き彫りとなってきている現状ですが、社会保険労務士はその状況を少しでも改善するためにいます。

近年ではインターネットで社会保険労務士は厳しいことや年収が低いといったことが書かれてはいます。ですが、このような問題が多くあり続ける限りは、社会保険労務士の需要が絶えることはなく、時代が進めば新たな問題も発生します。

このようなことはAI化も難しいので、需要が絶えることはありません。

社会保険労務士の給料・年収まとめ

高年収を目指すならやはり独立開業

社会保険労務士は会社勤めや事業所所属の場合、サラリーマンと比べて比較的年収は高い傾向にあります。ほかの業種でも言えることですが、最初の数年は未経験であることから雇ってもらえなかったりすることもあり、苦労が多いです。

また、資金が必要となりますが独立開業を視野に入れると年収の大幅アップにつながります。しかし、独立開業は営業スキルも必要となり、それなりの資金が必要であることから敷居は高いです。

社会保険労務士の参考情報

平均年収350万円~650万円
必要資格
  • 社会保険労務士
資格区分 国家資格
職種法律・政治

統計情報 出典元:

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