画家の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

画家の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

絵画を描く職業である画家は、描くだけではなく販売することで生計を立てる職業です。どのような活動を通じて絵画を描き、販売につなげているのでしょうか。知られざる画家の仕事内容について紹介します。

画家とはどんな仕事?

芸術家の代表的な存在として扱われる画家の実態は、一般的にあまり知られていません。画家はどのような仕事をする職業なのでしょうか。

絵画を描き芸術を創造する

感性が要求される職業

画家とはその名の通り、絵画を描くことを生業とする職業の人々です。鉛筆や絵の具を使い、自身が得意とする技法を用いて紙や布の上に絵を描いていきます。

風景や物、人物、動物などをモチーフにした絵画を描くためには、それぞれの特徴をとらえるための洞察力、細かい変化を見逃さない観察力、モチーフが持つ様々な可能性をイメージする想像力といった、一般的なサラリーマンに要求されない感性が求められます。

日常に存在する作品

フランスでは芸術を愛する国らしく、新築祝いや結婚祝いの贈り物に絵画を選ぶという風習があり、日常の中に芸術が自然に存在しています。日本ではフランスほどは浸透していませんが、自宅のインテリアやお店・会場などの雰囲気作りに絵画を飾ることが増えてきており、様々な個性を持った画家の絵が求められています。

かつては職人としての扱い

画家という職業は古くから存在していますが、かつては自らを表現する芸術家としてではなく、発注主の細かい注文や指示に応じて描く、職人としての側面が強い職業でした。代表的な存在がヨーロッパにおけるルネサンス期に代表される「宮廷画家」と呼ばれる画家たちで、栄華を競い合う王侯貴族たちの依頼により作品を制作していました。

現代では特定の人物専属の画家は非常に少なくなりましたが、特定のテーマのイベントで飾るための絵画のような、指定した条件で描くという形の仕事は残っています。

日本画家と洋画家に分類

現代の日本人画家は「日本画家」と「洋画家」に分類されます。

日本画は日本の伝統的な技法を用いて描く絵画で、貝殻や金・銀などの鉱物から作られた天然絵具をニカワで溶き、紙や絹布に描いていきます。また、中国伝来の水墨画も現在は日本画の一種として扱われています。

洋画は西洋から伝来した油絵の具などを使ってキャンバスに描く絵画を指します。義務教育で誰もが一度は触れる水彩画も洋画の一種であり、現代の人々がイメージする絵画は洋画であることが多いようです。

近年では、従来の画材を用いず、デジタル機器を用いて描くデジタル画家という新しいジャンルの画家が登場しています。

画家の仕事の具体的な内容

絵画を描くことで生計を立てる画家は、具体的にどのような仕事をする職業なのでしょうか。

絵画を描き売る

画家は自らが描いた絵画を購入してもらうことで生計を立てています。自らの内面や価値観をキャンバス上に描いた、自己表現の結果としての作品を制作するほか、商業施設のインテリア用というような依頼に応じて顧客の要求に沿った絵画を描くこともあります。

絵画の販売は個展や展覧会で

多くの作品を描いた画家は、自らの作品を展示する個展を開き、そこで絵を気に入ってくれた客に絵画を販売することで生計を立てます。個展を開くには展示するだけの数の作品と、会場となるギャラリーを借りるだけの費用が必要になるため、ある程度の経済力が求められます。

そのため駆け出しや無名の画家には一人で個展を開くことが難しく、複数人の画家共同でグループ展を開きます。また、所属する美術団体が主催する展覧会のような大人数が来訪するイベントに出展することで、作品を人目に触れさせる機会を増やしていきます。

近年ではネット上で作品発表も

近年ではSNSやブログなど、個人が情報を発信する方法が充実しており、画家自身も自らの作品をネット上に公開し、宣伝・販売まで行うことも増えてきています。彼らはSNS上で作品を発表し、その作品で共感を得ることでファンを作り、いずれ個展の宣伝をして足を運んでもらうという流れを作っています。

かつてのように芸術を理解できる一部の人々だけを相手にするだけでなく、よりカジュアルに楽しめる芸術を提供しようという、新しい時代の画家の活動といえるでしょう。

教授・講師などの指導者を兼ねる

絵画の販売だけで生活に必要な収入を得られない場合、安定した収入を求めて芸術大学や専門学校の教授・講師や絵画教室での指導など、指導者になることがあります。

人に指導をするためには、その指導に説得力をもたせるだけの実力が求められます。指導者を継続できる画家は、それだけである程度の実力があると認められ、特定の画廊と契約して絵を置かせてもらったり、いずれ個展を開くことができるようになるでしょう。

活躍の場は海外にも

残念ながら、日本国内における画家の社会的地位はあまり高いとはいえません。一部の著名な画家は別ですが、多くは画家としての収入だけで生活することが難しいのが現状です。

海外では一般的な市民の生活にも芸術が浸透しており、画家として生計を立てることは特別なことではありません。大きな展覧会に出展せずとも、ストリートアートだけで生活している画家も大勢います。日本にいることにこだわらなければ、活躍の場は世界中に広げられる職業であるといえるでしょう。

画家の生活とは

起きる時間も寝る時間も自由

画家は自由業であるため、他者からの時間の拘束がありません。好きな時に起き、好きな時に食べ、好きな時に寝ることができます。

しかし自堕落な生活が画家に向いているわけではなく、生活の張りやリズムが制作意欲を支えるというタイプの画家もいます。多くの画家は朝起きて夜寝るという、一般的な一定のリズムを守って生活している事が多いようです。

多くの時間は題材を探す取材に費やす

画家は毎日全ての時間を絵を描くことに費やしているわけではありません。作品を描くためのインスピレーションを得るための取材を行うこともあります。

取材といっても、誰かに会って話を聞くということだけではありません。きれいな景色を見たり、静かな公園を散歩してみたり、本を読んで思考を整理してみたり。感情や思想をキャンバスに表すために、外から刺激を受ける活動もまた画家の仕事の一部なのです。

画家の仕事のやりがい

自身の内面を作品という形で表現する画家にとって、この仕事のやりがいはどのようなところに感じるのでしょうか。

作品を作ることこそが喜び

画家は多くの場合、生活のために金銭を得る手段として、複数ある職業の選択肢から選ぶことは少ないといえる職業でしょう。

絵を描くこと、作品を作ることこそが自分の全てであり、目標であり生きる意味であると思えるほど、絵画に没頭できる人が選ぶ職業です。絵を描ければ他に何も必要ないというような人からすれば、画家という職業は生きがいそのものといえることでしょう。

人々からの評価と称賛

絵画は残念ながら描くだけでは収入にはなりません。人の目に触れ、評価を受けることで初めて収入につながっていきます。個展や展覧会に出展した作品が人々から称賛され、購入され収入が増えていくことは、その画家が認められていることに他なりません。多くの称賛を集め、自らの生活を豊かにすることがやりがいにつながっていくのです。

芸術で人々の生活を華やかに

一輪の花が食卓の上にあるだけで場が華やぐように、一枚の絵画がその空間を鮮やかに彩る力を持つことは想像できます。

個展で売れた一枚の絵が買ってくれた人のリビングに飾られ、味気なかった部屋がぱっと明るくなることを想像するだけで、画家本人もまた幸せな気分になれることでしょう。

画家の仕事内容まとめ

画家は自身の内面を絵画という形で表現する芸術家です。

しかし日本においては絵を描くことだけで、全ての画家が生活するだけの収入を得ることは難しく、副業を行わざるを得ないことが多くあります。収入得を得るために、描いた絵画を人々の目に触れさせるためには、個展の開催や展覧会への出展が求められています。

しかし現代ではSNSなどのネット上における作品公開や、海外での活躍といった選択肢があり、画家にとっての新しい道が広がってきています。様々な形での自己表現が尊重される現代において、絵画もまた芸術的な自己表現の手段の一つとして、多くの人々に注目されています。

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