書店員になるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
書店員を目指す人には、どのようなスキルが求められるのでしょうか。このページでは書店員を目指す人に求められるスキルや書店員に必要な条件などを紹介します。書店員になるには、どうしたら良いかわからない人はぜひこのページを参考にしてください。
書店員になるには何が必要?
書店員になるためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか。書店員に求められるスキルについて解説していきます。
本が好き
書店員の第一条件として、本が好きということが挙げられます。どんな形態で働くにせよ、本に触れ合う機会は必然的に多くなります。しかも、関わる本が多いので、自分の好きなジャンルだけでなく、興味のないジャンルを取り扱うことも考えられます。
特定のジャンルにしか興味をもてないのであれば、本への知識も深まらず、お客様の質問に対しても適切に答えることができないので、役に立たない書店員だと思われてしまうこともあります。書店員になりたいのであれば、本が好きであることを大前提として、その先について考えてみましょう。
人とのコミュニケーションが好き
書店員はただ本を扱っていれば良いわけではありません。ときにはお客様から本の場所を聞かれることがあります。また、場合によっては本のタイトルがわからず、内容だけで該当する作品を探さなければならないこともあります。
このような場合、的確にコミュニケーションをとることが必要不可欠になるため、人とのコミュニケーションが苦手な人はコミュニケーション能力を磨くよう心がけましょう。
書店員の個性が求められる
最近では、書店員の個性がお店で求められることもあります。今話題になっている本を売るだけでなく、書店員が個人的に良いと感じた作品をおすすめする場合もあります。
この場合、書店員の個性が確立していれば、さまざまな本を推薦することができるため、書店員としての知識をもつだけでなく、本を通して魅力的な書店員になれるよう個性を磨いてみても良いでしょう。
また、お店によってはSNSで情報を発信しなければならないケースもあるので、本だけでなく、どのような情報を提供すればお客様が喜ぶかを考えて業務を行う必要もあります。
書店員に向いている人、適性がある人
書店員に向いている人、適性がある人とはどのような人物なのでしょうか。ここからは書店員に向いている人、適性がある人について紹介していきます。
書店員に向いている人
書店員に向いている人は次のようなスキルを持っている人です。これらのスキルを備えている人は、書店員として働けば、たとえ知識がなくてもすばらしい仕事ができる可能性があります。
本をたくさん読んでいる
本が好きでも、自分の好きなジャンルしか読んでいない書店員はあまり良い書店員とはいえません。色々なジャンルの本を多く読んでいる書店員ほど、本の情報を多く知っているので、色々な人に本をおすすめすることができます。
また、本をたくさん読んでいることで今のトレンドを知ることができるため、書店員として売り場を任された時に、効果的な陳列をすることができる可能性があります。色々なジャンルの本を好き嫌いなく読んでいる人が書店員に向いているといえるでしょう。
人と話すことが好き
書店員は、コミュニケーションをとることが必要不可欠になります。本が好きでも人と話すことが苦手であれば、お客様からおすすめの本を聞かれてもうまく伝えることができません。また、書店員同士のコミュニケーションも必要不可欠になります。
人と話すことが苦手な人は、書店員として働いても途中でやめたいと感じてしまう可能性があるので、気をつけてください。
体力がある人
書店員は働いている間は常に立って接客することになります。また、高い棚の陳列をする際は、はしごに上って作業をすることもあります。本自体が重いので、運ぶだけでも体力を使う仕事です。このような作業が毎日のように続くので、体力がなければ務まらない仕事だと理解しておきましょう。
書店員の適性がある人
書店員として適性がある人とは、どのような人なのでしょうか。書店員の適性がある人物について解説していきます。
美的センスがある
書店によっては、POPを書店員が制作することもあります。POPはデザインや文言を工夫するとお客様の目にとまりやすくなります。また、陳列する際はお客様の注意を引くような配置を考えることもあります。美的センスがあれば人の興味を引くことができるPOPや陳列ができるので、書店員の適性があるといえます。
機転を利かせることができる
書店員として働くのであれば、機転を利かすことも大切です。本の在庫管理や整理整頓をしていても、レジが長蛇の列であれば機転を利かせてレジを行う必要があります。また、店頭が品切れでもバックヤードに在庫があることもあるので、売り場を見て在庫を補充することも必要になります。
状況が常に変化するので、その時その時に合わせた柔軟な対応が書店員には求められると理解しておきましょう。
書店員になるための学校・教室
書店員になるための学校や教室はあるのでしょうか。残念ながら書店員になるための学校や教室はありません。書店員になるためには、各書店の社員かアルバイト、契約社員として働く必要があります。
とはいえ、すぐに書店員の正社員として働くことに不安をおぼえる人もいるでしょう。そのような人が経験値を積むためには、どのようなことをすれば良いか解説していきます。
書店でアルバイトをする
最もおすすめの方法はアルバイトとして働き始めることです。正社員としての書店員になりたいのであれば、まずはアルバイトから始めてみましょう。アルバイトをすることで、次のようなメリットがあります。
書店員の働き方がわかる
書店員のアルバイトとして働けば、書店員が日々どのような業務に携わっているかがわかります。アルバイトなので、社員が担当するような業務を任せられることはありませんが、接客を重ねることでコミュニケーション能力を磨いたり、書店の売れ筋商品などを把握することができます。
また、体力勝負の仕事でもあるので、自分が書店員として働いた時に本当にやっていけるかアルバイトをしながら体感することができます。
正社員になれる
アルバイトを正社員として登用する書店もあります。このようなお店でアルバイトとして働けば、人間関係がある程度構築されているので、正社員になってもスムーズに仕事に集中することができます。
どのお店でもアルバイトで働いていれば必ず正社員になれるということではないので、アルバイトから正社員になれる可能性が高い書店を選ぶと良いでしょう。
役に立つ可能性のある資格
書店員は資格が必要のない仕事です。そのなかでも、あれば役に立つ資格があります。書店員に役立つ資格とはどのようなものでしょうか。
販売士
「販売士」の資格を持っていると、本を売る際の知識として役立てることができます。販売士の資格はマーケティングの勉強ができるので、ただ本を陳列するだけでなく、売れるように陳列するなど、売り上げに貢献できる可能性が大きく広がります。
また、マーケティングだけでなく商品管理なども行うので、素人の知識だけではなく、販売士として正しい知識を持って在庫管理を行えば効果的に本を販売することも可能になります。
書店員になるには?まとめ
本が好きな人にとっては天職の仕事
書店員は、様々な本に携わることができる職業です。その点では、本が好きな人にとっては‟天職“だといえるでしょう。
しかし、本が好きというだけでは書店員になることはできないため、本への知識だけでなく、人との円滑なコミュニケーションを取れる能力や接客応対スキルについて磨くことも必要となります。
書店員の参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 販売・サービス |
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