警備員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
主に大型施設や工事現場などで人々の安全を守っている「警備員」。一般的には収入の少ない職業だといわれていますが、実際のところ一体どれくらいの収入を得られるのでしょうか。本記事では、警備員の初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。
警備員の初任給
警備員の初任給はその人の職歴によって異なる
警備員の初任給は、その人の職歴によって給与額が異なるケースが多いようです。そのため、具体的な平均初任給は不明ですが、アルバイトや派遣社員などで警備員の職務経験があれば、ある程度は良い収入を得られるようです。
警備員として働くためにはいくつかの条件がありますが、基本的には誰にでもできる職業です。入社後は研修を受ける必要がありますが、研修さえ受ければ警備員として働くことができるので、将来警備員を目指すのであればアルバイト等で経験を積んでおくと良いでしょう。
資格を持っていれば高待遇で入社できる
「防火管理責任者」の資格を持っていると高待遇で入社することができるといわれています。この資格を持っていると資格手当が付与されるので、無資格の人に比べて高い初任給を得ることができるそうです。
ちなみに、防火管理責任者は本来であれば飲食関係の仕事をされる方におすすめされていて、就職に有利な資格として知られています。
研修期間は初任給にプラスして研修手当が支給される
警備員として働くためには、入社後に必ず研修を受けなければなりません。研修期間は約3~5日となっていて、時間に表すと約30時間となります。この研修期間は当然給与が発生しますが、さらにプラスして研修手当が付与されます。
研修手当は会社によって異なりますが、約30,000円が相場となっています。研修期間中は給与が少なくなるというのはよく耳にしますが、手当が付与されるというのは嬉しいものです。
また、基本的に給与額が少ない初任給にプラスされるので、収入としても満足できることでしょう。
警備員の平均給与
警備員の平均給与は約23~25万円
警備員の平均給与は、約23~25万円が相場となっています。新卒での就職と転職によって給与が異なる場合があり、転職の方が若干高めとなっているようです。
しかし、大きな差があるわけではないので、特に気にする必要はないでしょう。また、入社する警備会社によっては待遇が良く、平均給与よりも高い収入を得られる場合があります。
特に、テレビCMなどで紹介されている大手警備会社であれば平均以上の収入を期待できるようです。そのため、少しでも給与の良い会社で働きたいという方は、大手警備会社を選んで面接を受けると良いでしょう。
関連資格を取得すれば給与アップに繋がる
防火管理責任者の資格を持っていると給与額がアップするとお伝えしましたが、この他にも警備員に関連する資格はたくさん存在します。
大型ショッピングモールやマンションなどの警備に役立つ「施設警備検定」、空港での警備に有効な「空港保安警備検定」など、このような資格は警備員としておすすめされている関連資格です。
このような資格を取得しておくと担当できる仕事の種類が増えるので、得られる給与が増えるようです。また、就職する際もこのような資格を持って入れば採用率が高くなるので、大手警備会社に応募しても採用されやすくなるでしょう。
ちなみに、貴重品運搬検定を取得しておくと、現金輸送車や高級品の輸送を護衛する「輸送警護」を務めることができます。輸送警護の仕事は危険をともなう仕事なので、一般的な警備員の仕事に比べて基本給が高い傾向があります。
仕事の種類によっても給与額が異なるので、資格は取得しておいた方が自分にとっての得が多いといえるでしょう。
アルバイト勤務なら時給約1,000円が相場
警備員は正社員だけでなくアルバイトでもできる職業です。アルバイトの場合は時給制で給与が発生し、約1,200円前後が相場となっています。そのため、一般的なアルバイトの平均時給に比べると高めの時給を得られます。
また、仕事内容によっては1日8時間の仕事もあるので、そうなると1日9,600円の収入になります。勤務日数が長ければアルバイトでも満足できる収入を得られるので、正社員ではなく一度警備員の仕事を体験してみたいという方は、ぜひアルバイトで入社してみると良いでしょう。
警備員の平均年収
警備員の平均年収は約300万円前後
警備員の平均年収は、約250~400万円が相場となっています。基本的に、警備員の年収は水準が低いといわれていて、一部の口コミでは「収入が少ない」という意見が数多く挙がっています。
ただし、一部の高速道路警備などでは月給にして40万円以上、年収水準としてはおよそ500万円に達するケースがあります。また、警備員の指導教育や管理を任される幹部候補などの求人の場合も年収400万円以上を得られるケースがあります。
持っている資格が多いほど年収アップに繋がる
関連資格を1つではなく複数取得していれば、年収アップに繋がるといわれています。というのも、上記でも紹介したように資格を持っている警備員は資格手当が付与されますし、担当できる仕事を増やすことができるためです。
そのため、持っている資格が多ければ手当の付与はもちろんのこと、より多くの業務を担当することができます。基本給の高い仕事を担当できれば基本給もアップするので、警備員という職業で年収アップを目指すのであれば、できるだけ関連資格を取得しておくことをおすすめします。
または、基本給の高い仕事を専門に行う会社へと入社すれば高収入を安定して得ることができるので、入社する会社選びも年収アップに繋がるといえるでしょう。
収入アップを狙うなら管理職もおすすめ
どんな職業にもいえることですが、管理職へと昇格すれば基本給やボーナスなどの収入がアップするので、高収入を得られるようになります。そのため、警備員も管理職に就くことができれば、年収アップを狙うことができるでしょう。
しかし、警備員という職業で管理職に昇格するには、「警備員指導教育責任者」という検定資格を取得する必要があります。この資格を取得していれば入社した警備会社で人材の教育や指導を行えるようになるので、管理職へと昇進することができるでしょう。
警備員の給与・年収まとめ
基本的には警備員の給与・年収レベルは低めの水準
警備員という職業は無資格であれば担当できる仕事が限られますし基本給の水準も低いので、給与・年収レベルは低めといえるでしょう。しかし、関連資格を取得していれば担当できる仕事が増えますし、資格の数が多ければ業務の幅を大きく広げることができます。
資格があれば手当が付与され、担当する仕事によっては基本給もアップするので、収入が少ないといわれる警備員でも満足できる収入を得られるようになるでしょう。
また、大手警備会社であれば基本給が高いので、就職する際は入社する会社もしっかりと選ぶようにする必要があります。
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警備員の参考情報
平均年収 | 250万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 保安 |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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