科学者になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

科学者になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

科学者は研究施設や民間の研究機関、大学や大学院に勤務し研究や調査を続ける職業です。扱う分野によって科学者に必要なことが違うため、科学者になるにはどんなことが必要なのか、どんな適性が必要な職業なのか、ご紹介します。

科学者になるには何が必要?

博士号の学位が必要

科学者になるには大前提で学者である必要があります。科学者になるための第一歩は大学や大学院で自然科学を学ぶことが重要です。

大学院を修了した学位である博士号を取得した方で、大学や大学院に在籍しているときに書いた論文が評価されていることで、高等教育機関や研究所、民間の研究機関への就職に有利になる傾向にあります。

自然科学を学び、自身が専門分野にしたい科学の種類(人文科学者、スポーツ科学者、自然科学者など)によって取得しておく必要のある資格が出てきます。

どんな分野にしても科学者として名乗れるようになるには、大学院を修了し博士号の学位が必要です。

科学者と研究者の違い

研究者という職業も耳にする方がいらっしゃるかと思いますが、科学者と研究者では必ず使い分けなければいけない職業ではありません。研究者は一般的に経済学や歴史学、医学や社会学などの幅広い分野の研究を行って言える方を研究者と呼ばれることがあります。

研究者は研究に携わる方のこと指すため、自然などの科学分野に関して研究を行っている科学者も研究者の枠組みの中に含まれる考え方とされています。自信がどの分野を研究するのかによって、科学者であるのかどうかが変わってきます。

科学者に向いている人、適性がある人

論理体系を理解できる人

科学者に向いている人とはどんな人なのでしょうか?科学者と聞くと頭脳明晰で独特なアイデアを持つ人でなくてはいけないイメージを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

科学者には突飛な発想力や他者よりも優秀な成績を収める人である以上に、物事に対して論理的に思考ができる能力がある人に向いている職業です。

自身が行った研究内容を論文にまとめることを繰り返す科学者の仕事ですが、論文を作り周囲の人に正しく伝えるためには論理的に物事を考えられ、文章などに表現できることが必要です。

新しい考え方に柔軟に対応できる人

科学者になるためには大学院を修了し博士号を取得する必要がありますが、大学院ではテキスト通りの知識を学ぶというよりは自身で研究テーマを作り、実験や調査を行い論文にまとめ成果を上げることがメインとなります。

科学者になるために大学院に進み研究をすると言われても何をしたらいいのかわからない方が多く、自身で新しい道を切り開くためのテーマを独創的に考え出し珍しい研究に取り掛かることで、科学者となり研究し続けるための実績を作れる人に向いているといえるでしょう。

受け身ではなく自身で問題を作れる人

大学ではテキストに従って学んでいくため、知識を深めるための議題や問題はテキストから与えられ、それに対して答えを出すという一連の流れを鍛えることができます。

大学院へ進むと自身で研究するための問題を考えることから始まります。中には何を問題にしなくてはいけない内容がわからず挫折してしまう学生もいらっしゃるくらい、研究のテーマを考えるのが最初の難関と言われています。

科学者の中には研究テーマ・問題を自身で作ることができない方は科学者には向いていないと考えている方もいらっしゃるくらい、問題設定力は大切な能力の一つです。

大学院へ進むと与えられる議題や問題は自身で立てることになるため、問題を作り出す問題設定力がある人に向いている職業です。

好奇心旺盛な人に向いている

科学者になるには常に好奇心旺盛であることが重要ともされています。自身の周囲で起こる現象などに対して「なぜそうなるのか」と問いを生むことができることが科学者に大切なことです。

大学や大学院の間だけ好奇心旺盛でいるのではなく、科学者となり研究施設や企業へ就職してからも好奇心は常に持ち続け、興味のあることや解決しなくてはいけない問題に対して、とことん突き詰めていく性格の人に向いています。

実験に失敗してもめげない

科学者になったからと言って、取り掛かる研究に対する実験が常に成功するとは限りません。どんなに科学者としての自信があったとしても失敗はつきものです。

研究にはときに答えが見つからないこともあり、自身が思うよりも答えを導き出すまでに何年もかかることもあります。このまま研究を続けていても答えが出ない可能性もある場合も考えられます。

そんなときでも科学者である以上、取り掛かっている研究に対して常に情熱的に取り組める方こそ向いている職業といえるでしょう。

科学者になるための学校・教室

理系学部に進学する

自然科学の分野に対して研究している学者のことを指す科学者になるには、まず理系の大学に進むことが第一歩となることが多いです。

理系の大学の理学部へ進むことで「化学」「生物学」「物理学」「天文学」「地学」などが専攻や学科として設置されています。その中から自身が興味のある学科を選び、科学者になるための基礎を学んでいきます。

科学者を目指す学生の中には薬学や医学、農学の学部から科学者への道を切り開く方もいます。大学で学ぶことが科学者になるための土台となる知識を学べるので、学部選びは慎重に行うことが重要です。

超難関大学・大学院へ進むことが科学者への近道ではない

科学者として活躍するには、超難関大学・大学院を卒業しなくてはいけないのではと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

決してそのようなことはなく、科学者として認めてもらうにはどのような論文を作成したのか、その論文はどんな学術誌に掲載されたのかが重要です。この学術誌には著名なものもあり、掲載されることでより自身が注目されるようになります。

民間企業で活動したい、就職したいと考えている方には難関大学を卒業している学歴が有利になることがある可能性もあります。しかし、科学者として認められるためには学歴よりも自身が手掛けた研究とその論文の評価を重要視するべきといえるでしょう。

化学技術士を目指す

化学技術士には合成ゴムやプラスチックなどの化学製品に関して、研究・調査し新しい製品を開発するため化学メーカーなどの民間企業へ就職します。

化学技術者として活躍したいと考えている方は「化学科」「物質工学科」「応用化学科」などの化学に関連した学科を学ぶことが必要とされる傾向にあります。

化学科や物質工学科を学びたい方は大学や短大、専門学校で学ぶことができるので、科学者になるために自身はどれほどの期間を学校で学びたいかによって、大学へ進学するか専門学校へ進学するか分かれます。

脳科学者を目指すための学校

脳科学者になるためには国家資格は必要とされませんが、脳科学者も大学院へ進み博士課程を修了する必要がある科学者です。大学院を進むことで直接的に脳科学の知識を深めることができます。

脳科学を学ぶことができる大学院を一部ご紹介します。

大学名 学科
東京大学大学院 総合文化研究科相関基礎科学系
筑波大学大学院 感性認知脳科学専攻
大阪大学大学院 認知脳科学研究室
京都大学大学院 医学研究科・医学部
玉川大学大学院 脳情報研究科
同志社大学大学院 脳科学研究科

脳科学者になるためには、他の科学者同様まず4年生の大学を卒業することから始まります。またそれぞれの大学に脳科学科という学科は存在しないため、自身が目指している脳科学者になるためにはどのような大学院に進むべきかしっかり情報収集する必要があります。

科学者になるには?まとめ

博士号が必要になることが多い職業

科学者として社会に活躍するには、大学院へ進み博士課程修了を意味する「博士号」が必要となることが必須な職業といえるでしょう。

自身が何について研究し続けたいのか、明確にある方は専門知識を深めるために必要な学科を学ぶ必要があり、自身で研究のテーマ・問題を考え出す能力と確かな研究結果を論文にまとめる文章能力も必要となる職業です。

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