高校教師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

高校教師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

高校教師の仕事内容は、生徒の前に立って授業を行うだけにとどまりません。その授業を行うための準備から仕事ははじまっており、それ以外にも行事の準備などもあります。また、担任ならば生徒との面談、顧問ならば部活動の指導など高校教師は多忙を極める毎日を送っています。本記事では、高校教師の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

高校教師とはどんな仕事?

授業に関することが主な仕事内容

高校教師の仕事内容として一番に思いつくのは授業による指導でしょう。決まった時間内でしっかりと生徒にわかりやすく知識を伝えることは重要なことですが、そのために高校教師は裏で入念な準備を求められます。

高校教師は好きに授業をするのではなく、「学習指導要領」に沿って1年間の授業計画を組み立てることになっています。1年間の計画を組み立てる必要があるのでかなりの計画性が求められると共に、合間にやってくるテスト作成も行う必要があります。

また、高校生は大学進学か就職の道を選ぶかなど、はじめてとも言える大きな人生の岐路に立つ瞬間でもあります。その後の将来を大きく決める選択でもあるため、生徒としても本気で悩み、先生に相談することもあります。その相談を真摯に受け止め、時には励まし、時には指導することも高校教師の重要な仕事です。

生徒のケアも重要な仕事

高校教師の一番の仕事は計画的な授業進行と教養の定着です。しかし、生徒は多感な時期ということもあり、時には友人や親にも話せない悩みを先生にぶつけることもあります。また、授業中や学校生活で様子がおかしい場合は、こちらから声をかけて生徒が学びやすい環境を整えることも仕事と言えます。

また、生徒が進路について両親と折り合いが付いてない場合などは、先生も一緒になって解決を試みる場面もあります。解決することが重要ではなく、目の前にいる生徒が本当に悩んでいることが何か見定めた上で、どのような指導を行うべきか考え続けることです。

授業以外の学校運営に関する仕事

高校教師の中には部活の顧問に付く場合があり、こちらも高校教師の仕事内容に入ってきます。部活顧問は希望ではなく強制の場合もあり、大半は土日もあるので出てくる必要があります。

また、高校は夏休み・春休みの間も補修という形で授業を行うことが多く、そちらにも対応する必要があります。さらに、長期休暇に入ったときは模擬授業や研修などが入ることがあり、休みがない日が続くこともあります。

授業以外にも学校には修学旅行や文化祭、運動会などのイベントがあります。高校生になると生徒側が自主的に行うことが多くなりますが、その運営ややり方に問題がないか先生は常に管理しつつ足りない部分をサポートすることになります。

高校教師の具体的な仕事内容

高校教師の1日

高校教師は様々な仕事を1日の中でこなすことになります。ここでは、ある高校に勤める教師をモデルにしながら1日の動きを紹介していきます。

高校教師は登校時間前までに出勤し、まずは職員会議に参加します。会議では欠席の職員やその日の連絡事項、そして生徒に伝えるべきことなどを共有します。情報の共有を終えた後、担任になっている教師は各教室に向かいホームルームを行います。

ホームルームを終えた後、各教室にて授業を始めていきます。1限目の授業が無い場合は次の授業準備や終わっていない事務作業や行事に関する仕事を行います。また、就任して間もないときは先輩先生の授業風景を見学することもあります。

また、週に1~2回程度はホームルームの時間があり、先生と生徒たちによる自主的な時間を設けることになっています。主に運動会や学園祭など行事に関するイベントや、テスト関連の時間に充てられることが多く、担任にとっては生徒と接触できる時間になっています。

全ての授業が終わってもすぐ帰れるわけではなく、事務作業やテストの採点、次の日の授業準備などが残っていれば残業となります。また、部下の顧問になっていれば練習に参加することになります。そのため、高校教師は定時終わりということは少なく、7時あたりまで残っていることが多いです。

各種行事への対応も教師の仕事

普段の授業をしっかり行うことは、高校教師の重要な仕事になります。しかし、それ以外にも入学式、卒業式等の準備も先生たちが率先して行います。

また、該当するクラスの担任であれば林間学校や修学旅行などの行事についても担当することになります。特に、修学旅行はツアー会社や交通会社との契約、現地視察などやることが増えます。

高3生の担任になるとさらに大変になる

高校3年生は大学受験を控えているため、当該年の担任を受け持つとさらにやることが増えます。生徒の模擬試験や三者面談の回数が増え、さらに進路相談や推薦入試などの準備をすることになります。また、センター試験が近くなると生徒自身も不安を覚えることがあるため、細心の注意が必要になってきます。

生徒の中には進学ではなく就職を希望する場合があり、高校教師はそういった生徒に対してきちんと話し合いをしながら就職の面倒を見ていくことになります。近年では不景気ということもあり、生徒とは二人三脚になって仕事を探す可能性もあります。

高校教師の仕事のやりがい

大きな分岐点に立ち会える

高校生は3年生になると大学進学や就職など将来を見据えた選択を始めてする場面が多く、今までの小学校や中学校といった義務教育とは違う独特の緊張感があります。生徒自身もはじめてのことで不安を覚えることが多いですが、その場面に立ち会ってサポートできるのは高校教師のやりがいになってきます。

生徒自身も将来について戸惑いながらも進もうとしますが、その悩みを身近な人に話せない場合もあります。そういった生徒の不安を察知し、こちらから声をかける場面もあるでしょう。ただ待つだけでなく、こちらから積極的に声をかける姿勢も高校教師には求められます。

生徒とのつながりを感じやすい

小学校や中学校では、普段の言動などはやはりどうしても子供っぽさを感じるものです。しかし、高校生にもなれば比較的精神的にも成長していることもあり、より深く生徒とコミュニケーションが取れていると実感できることが多い傾向にあります。

その分、生徒からの悩みも重たくなることもありますが、真摯になって答えた分だけ信頼関係を築きやすいのも高校生とのやりとりの特徴でもあります。もしかすれば自分が面倒をみた生徒と卒業後も付き合いがあるほどの信頼関係を築くこともあり、自分にとっても大きな財産にもなります。

生徒が自分で将来を選べるようになったとき

高校教師の最も大きな責務は、なんといっても生徒の学力向上です。近年では日本国全体で見ても学力が低下傾向にあると言われており、教育機関への抜根的な立て直しや改革が求められています。その最前線にいる職業の1つが高校教師であり、この大きな使命は大きなやりがいでもあります。

しかし、ただテストの点数を上げたり、有名大学へ進学させたり、有名企業への囚虜区立を上げるのが教師の仕事ではありません。教育の本質は知識の定着による「選択肢の可視化」です。

高校入学当時は何も進路が決まっていなかった生徒が、3年間の教育によって自分の進むべき道が定まるだけでなく、数ある選択肢を知り、その中から自分が進むべき道を選びぬけるようになるのが理想です。

ただ学校に来て座って授業を受けるのに止まらず、そこから先の未来を想像させることができるようにすることにやりがいを感じられるのが、理想の教師像かもしれません。

高校教師の仕事内容まとめ

教育の最前線で未来を作る仕事をするのが高校教師

高校教師は、生徒に対して授業を行うのが一番の仕事になります。それ以外に授業準備や行事への対応、さらには部活の顧問などその業務量はかなりのものになります。

しかし、授業を通して生徒が成長し、将来に希望を抱かせるという仕事には大きなやりがいを感じられます。

高校教師の参考情報

平均年収400万円~700万円
必要資格
  • 高等学校教諭普通免許状
資格区分 免許
職種教育・保育

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