高校教師の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

高校教師の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

高校教師は採用されるまでの条件が厳しい反面、給与面や福利厚生の面では優遇されている部分もあります。特に年功序列による年収の変化は大きいと言われています。本記事では、高校教師の初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。

高校教師の初任給

高校教師の初任給は一般的な公務員よりは高め?

高校教師の初任給および給与については、扱いとしては公務員(公立の場合)のため各自治体によって公正に定められており、ホームページなどに掲載されています。そうしたサイト等の情報をまとめてみると、高校教師の初任給はおよそ18万円前後と考えられます。

初任給は大学卒業生と短大卒業生でも違いがあり、大卒の場合はおよそ19万円、短大卒の場合はおよそ17万円となっています。また、公務員ということもあって給与には地域差が大きいですが、新人でも初任給が20万円を超えることもあるので、その場合は民間企業よりも高くなることもあります。

また、高校教師は公立高校で考えると、45歳で年収は740万円前後になると考えられています。この数値は一般企業よりは高い上、公務員としての年2回のボーナス、安定性、福利厚生も考えると好待遇と言えます。

勤務時間・休日などは無い場合もある

教育現場では増加する仕事量に追われるというニュースが多く流れていますが、それは高校教師においても言える部分もあるようです。勤務する地域や高校によって細かい違いは出てきますが、授業が終了した後も生徒の提出物の添削や事務処理、各行事の対応など追われることが多く、定時に終わることはほぼありません。

また、部活の顧問となっている場合はさらに勤務時間が伸びる傾向にあります。土日は基本的に学校が休みのため、教師も休日となります。しかし、行事の準備や部活の練習、片付いていない事務作業があれば出勤することになるので、休みがほぼない場合もあります。

高校教師の平均給与

高校講師の平均給与は一般企業などと比較すると高水準

平均給与は総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査」によると、平均年齢を44.8歳とした場合におよそ44万円となっています。全体で見るともう少し低くなる可能性はありますが、一般企業などと比べると待遇面などを考えると高い水準になっていると考えられます。

小学校などの教師に比べると高校教師のほうが、平均が低くなる場合がありますが、これは短期・短時間勤務など非常勤の割合が高校教師の方が多いことが要因となっています。

高校教師は小学校と違って担当科目が決まっており、短い時間で採用されている場合が多くなっています。こうした正規雇用ではなく、臨時講師や補助教員などの短期間勤務の雇用形態も含めた給与額となっているため、高校教師の給与額は少なくなるという側面があります。

公立高校と私立高校で働き方に違いは?

公立高校と私立高校における働き方でもっとも違う部分が異動です。基本的に公立高校は異動があるのがほぼ当然で、3年ごとに異動があると言われています。これは管轄の違いにあり、公立高校は各県が先生を雇用しており、私立高校では高校自体が先生を雇用する形になっています。

そのため、公立高校では長年のベテラン教師などが数多くいることが多いですが、私立高校は経費の関係もあって新規の非正規雇用の教師が多くなっています。私立で多い場合は約4割が非正規のこともあるようです。

また、公立高校の教師ならば公務員と同じ扱いであるため、研修が多く教師について多くの学びの場があります。しかし、私立高校だと研修についても校長の権限になるところがあり、新人であっても研修などがないまま、いきなり授業に立つこともあります。

働き方の違いによる給与の差は?

有名私立などで働く高校教師になれば給与額も多くなるようなイメージがありますが、公立高校と私立に大きな違いはありません。基本的には教師の給与は公立高校に準ずる形になることがきまっており、有名高校などであったとしても大きく逸脱するほどの給与額になることはないと思いましょう。

しかし、私立高校の場合は部活動による残業などに対してインセンティブが付く場合があり、細かい規定によって時間外手当が付くことがあります。高校教師は月に40時間以上の残業があると言われていますが、公立高校は基本的に時間外がつかない決まりになっています。

一応ですが、土日祝日などに部活で出勤した際に1,200円ほどの手当を受け取ることができるようですが、時給に換算すると微々たる金額になるのがわかります。

これに対して私立高校は、経営方針によって違いこそあれば時間外手当で10万円ほどの手当が付くことがあります。単純に計算すると年収で120万円の差が出るので、かなりの違いが出てくることになります。

高校教師の平均年収

高校教師の平均年収はおよそ600万円

厚生労働省が発表している「平成29年賃金構造基本統計調査」から計算すると、高校教師の平均年収はおよそ662万円となっています。この年収は平均年齢が42.6歳によるもので、勤続年数が約13年で年間賞与がおよそ150万円あるモデルによる計算となっています。

また、年収は学校の規模によっても多少の違い出ていることがあります。私立高校だと教員数が10人から99人程度学校に勤める高校教師の平均年収はおよそ595万円、100〜999人だと647万円、1,000人以上になると806万円となると言われています。

また、公立高校の場合は公務員の規定に沿って算出されるため大きな違いはありませんが、年功序列により年齢とともに年収は上がっていきます。

男性教師と女性教師で年収に差は出るのか

高校教師の年収を見てみると、40代男性教師と40代女性教師で開きがあるというデータがあります。2017年の高校教師の年収データを見てみると、40代男性教師はおよそ700万円台後半なのに対し、40代女性教師では600万円台後半とおよそ100万円の差があるのがわかります。

この差は勤続年数の違いにあると考えられます。40代男性の高校教師の平均勤続年数はおよそ14年となっており、これに対して40代女性の高校教の場合はおよそ11年となっています。これは、女性のほうが出産などによって勤続年数が途切れてしまい、年功序列の規則に従うと自然と給与が下がってしまっていると考えられます。

あくまでも年功序列・地位で決まる給与

高校教師の年収は、基本的に年功序列によって決まるようになっており、長ければ長いほど給与が上がります。

たとえばですが、20代ならおよそ250万円、30代なら370万円、40代なら430万円、50代なら560万円など年齢が上がるほどどんどん年収は多くなります。そのため、自然と20代と50代では大きな開きが出てきます。

また、年齢が上がれば校長や教頭など管理職に付く場合もあり、そうした管理職に就くと給与も上がってきます。しかし、公立高校の場合は公務員という側面が強く、不景気になれば給与は減りますし、ボーナスの額も少なくなります。

高齢化の進む教育界では若手教師の給与は少ない?

2019年現在の日本では高齢化が進み、それは教育界にも及んでいます。全体的に高齢化が進んでいることもあり、高校教師の平均年齢は40代とも言われています。そのため、若手の高校教師からするともらえる給与や年収はまだまだ少ないというのが現状です。

また、高校教師の給与は年功序列によって確かに右肩上がりではあります。その一方で、未完企業のようなインセンティブが設けられていることはなく、特に公立高校では生徒の成績を上げたり有名大学への進学が決まったりしたとしても、それによるインセンティブは発生しません。

高校教師の給与・年収まとめ

給与額以上に高校教師としてのやりがいが求められる

高校教師の初任給は2019年時点でみれば一般企業と比べても遜色がなく、さらに福利厚生などの待遇面を見れば好条件とも言えます。

また、年功序列で自然と年収も増えていくので、その点で見ても魅力はあります。ただ、仕事の出来高によるインセンティブなどはないので、その点については注意が必要です。

高校教師の参考情報

平均年収400万円~700万円
必要資格
  • 高等学校教諭普通免許状
資格区分 免許
職種教育・保育

統計情報 出典元:

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