PAエンジニアの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

PAエンジニアの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

音に関する専門的な仕事で人気の高いPAエンジニアの平均的な給与や年収はいくらくらいなのでしょうか?専門性の高い仕事だからこそ学歴よりも経験や実績に左右されるケースが多いようです。このページでは、PAエンジニアの平均給与や年収とともに、給与アップの可能性や手段についてご紹介します。

PAエンジニアの初任給

新人PAエンジニアの給与は平均18~20万円

PAエンジニアとして働く場合に初任給は18~20万円程度が相場といわれています。コンサート会場や劇場などで音響を整える専門的な職業として人気のPAエンジニアですが給与面では意外と厳しい現実が待っているようです。

どこで働くかによっても多少の差は生じると言えますが、PAエンジニアとして新人の頃は覚えることも多い為に対価は低めと考えおく方が良さそうです。

転職したときの給与は経験や役職で左右されやすい

PAエンジニアではレベルの高い場所で経験を積む為に転職をする人は多い傾向にあります。転職をした場合の初任給は、これまでの経験や採用予定の役職によって決まる事が一般的です。

基本的に PAエンジニアとして10年以上働いているなどの経験があれば新卒採用者と同じ給与になることは少ないでしょう。勤務先によっては新卒採用者と同じ給与を提示される場合もあるので、なるべく経験や実績をアピールする事が大切でしょう。交渉次第で給与が変わる可能性がある事を覚えておきましょう。

異業種からPAエンジニアの転職は給与の確認を

異業種からPAエンジニアに転職する場合は、年齢に関係なく新卒の年代と同じ給与になる傾向にあります。転職前の仕事内容によっては給与が大きく減ってしまう可能性もあるので、異業種からPAエンジニアに転職する場合は慎重な判断が必要になるでしょう。

PAエンジニアの平均給与

PAエンジニアの平均給与は約35万円

厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」のデータによるとPAエンジニアの平均給与は、全国平均が約35万円となっています。

コンサートやレコーディングスタジオでCDなどの録音などを行う際に音響の調整を行うため、遅くまで仕事をしなければいけない事もあります。ハードな仕事内容と比べるとPAエンジニアの給与レベルは高めかもしれません。

スキルアップした時のやりがいも大きい仕事です。給与だけに捉われて心が折れないようにすることも大切と言えます。

都道府県によって求人給与にも差がある

PAエンジニアの求人は全国的にありますが、都道府県によっても求人に記載されている給与は異なります。

東京でのPAエンジニアの求人は17万円から24万円、大阪では16.5万円から23万円という結果が出ています。札幌の求人は15万円から18万円となっています。経験があれば求人に記載されている金額よりも大きくなる事はありますが、都道府県によっても求人給与が異なることは覚えておきましょう。

年齢別でも月収が異なる

PAエンジニアとして働く際に20代での平均月収は約22万円と言われています。一番月収が高くなる40代になると平均40万円になります。働く企業によっても差はありますし、努力次第で大幅な給与アップも期待できますが、年代別の平均月収も抑えておきましょう。

勤務期間に応じて給与もアップすることが多い

PAエンジニアの給与は勤務期間に応じてアップすると言われています。特別な資格がなくても業務に就くことは可能なので、最終学歴によって採用時の給与が左右される事は少ないでしょう。

求人を探す際は給与以外の手当もチェック

PAエンジニアの統計では、給与とは別に支給される年間賞与は約80万円〜100万円となっています。企業によっては基本給以外の各種手当や残業代が支給されない場合もあるので注意が必要です。

転職を検討する際には求人票で残業代が支給さされるか、給与以外に賞与や手当などがしっかりと整っているか確認しましょう。

経験や実績によっては給与アップにつながることも

PAエンジニアの給与は一般的に見ると高い方ではありませんが、実力があれば給与アップが見込める仕事と言えます。PAエンジニアとして長年の経験があり、リーダーなどの役職に就いていた経験があれば給与に実績を考慮してもらえる可能性が高いでしょう。

資格取得が給与や手当に反映されるケースも

PAエンジニアの仕事はスキルレベルが給与にも反映されやすい職業で、資格取得は有利に働く可能性があります。将来的にフリーのPAエンジニアになるためにも資格を取得しておくことは有意義な事と言えそうです。

資格の中で給与への評価に繋がりやすいのは、劇場やライブハウスなどの音響設備の調整や操作を行える舞台機構調整技能士の資格です。厚生労働省が認定する国家資格であり、受験資格に実務経験も必要になるので、経験を積まないと取得できない資格としてスキルの証明になると考えられます。

取得した資格を活かす為に就職や転職の際には資格手当があるかどうかで企業を探してみるのも一つです。求人票の一覧に手当が出るかどうか記載されているはずです。

PAエンジニアの平均年収

PAエンジニアの年収は400~550万円前後

PAエンジニア平均年収を、厚生労働省の統計一覧の平均給与と年間賞与から算出すると、約497万円になります。

新人の場合月々の給与が18~20万円であれば、年収は200万円台になりますが、年齢を重ねて経験を積んでいく事で、年収がアップしていく傾向にあります。

独立すれば平均給与以上の給与や年収の可能性も

PAエンジニアの平均以上の給与や年収を稼いでいる人の多くは、フリーとして独立しています。会社でスキルや技術を磨いて有名な一流ミュージシャンを担当する事が出来れば年収1,000万円を超える事もあるようです。ですが、会社に勤めている限りはPAエンジニアで高年収になることは難しいでしょう。

フリーのPAエンジニアとして活躍するには技術の高さは勿論のこと自分の腕に対する自信があることも大切です。資金力も必要ですし、運に左右されることもあるかもしれませんが、地道な努力を重ねて実力をつけることでフリーの道は開けてくるはずです。

将来独立するためにアルバイトを選ぶ人も

PAエンジニアとして将来フリーを目指している人の中にはアルバイトを選ぶ人もいます。アルバイトで働くメリットは多くの職場で経験を積んで専門的な技術を学べる事です。雇用面での不安定さはありますが、残業代が出ない正社員よりも働いた分の給与が得られるアルバイトの方が良いと考える人もいるそうです。

PAエンジニアの時給については1,000円程度が一般的なようですが、企業によっては1,000円を下回ることもあります。PAエンジニアのアシスタントとしてアルバイトをする形になります。年収は働いた時間に給与が左右されやすい事から年収150万円から350万円程と幅があるようです。

PAエンジニアとして独立を目指すならアルバイト以外の働き方も

アルバイトに近い働き方としては契約社員や派遣社員としての求人もあります。給与も固定であり、社会保険への加入がある事もあるので、アルバイトとして働くよりも安定すると考えられます。

PAエンジニアの給与・年収まとめ

PAエンジニアの年収レベルは経験を積めば高めの傾向

PAエンジニアの平均給与や年収レベルは、仕事内容と比較すると高めの傾向と言えます。PAエンジニアとして始めは覚えることも多く初任給も低めではありますが、経験を積む事で給与アップが期待できます。各種手当や残業代が出る就職先かどうかでも差はあります。

経験を積んでいけばフリーのPAエンジニアとして独立するチャンスもあるかもしれません。PAエンジニアという職業は、音という専門的な分野で努力を続ければ自分の理想が叶うかもしれない夢のある仕事です。

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PAエンジニアの参考情報

平均年収400万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種音楽・ラジオ

統計情報 出典元:

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