海外ツアーガイドの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
海外ツアーガイドは、観光客などに対し、空港への送迎、観光案内、レストランの手配、ホテルのチェックインやショッピングのサポートなどを現地で行う仕事です。本記事では、海外ツアーガイドの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。
海外ツアーガイドとはどんな仕事?
海外ツアーガイド、もしくは現地ガイドとは、外国のある土地に実際に住みながら業務を行っています。
そこを訪れる日本からの観光客や視察団などに対し、空港でのお出迎え、移動手段の手配、ホテルのチェックインやショッピングのサポート、観光案内、地元のおすすめスポットの紹介、レストランなどの食事の予約、ホテルのチェックアウトから帰りの空港までのお見送りなどを行います。
ツアー添乗員と海外ツアーガイドの違いとは?
ツアー添乗員は日本からそのツアーに付き添います。旅の始まりから終わりまでツアースケジュールの管理やツアー客へのサービスを行います。
一方、海外ツアーガイドもしくは現地ガイドの仕事は、あくまで現地でのガイドとツアーサポートの業務です。
海外ツアーガイドの具体的な仕事内容
海外ツアーガイドはツアー客や視察団への現地でのガイドやサポートが主な業務です。
次に、海外ツアーガイドの具体的な仕事の内容を紹介します。
お客様の空港への出迎え
担当するツアー着の飛行機到着時間に合わせて、空港の国際到着線ロビーもしくはその国の他の場所からの乗り継ぎであれば、国内線の到着ロビーでお客様をお出迎えします。
国によっては、ツアー客はシンガポールやクアラルンプールなどの国際空港に代表されるような広大な空港を利用します。そうした空港では、たくさんの航空会社が利用しています。
例えばLCC(格安航空会社)は大手航空会社とは異なるターミナルを利用している場合もあるので、お客様の到着便や時間を確認して正しい場所でお出迎えする必要があります。
空港から滞在先までの送迎
空港到着後はホテルなどの滞在先に向かいます。空港からホテルまでの移動手段を手配するのも仕事です。
バスで移動する場合は、車中でその国の文化や風習、簡単な挨拶などを説明します。またツアーの旅程なども確認しておきます。
海外でのホテルに滞在する場合は、フロントでパスポートの提出を求められます。スムーズにお客様がチェックインできるようサポートし、スーツケースなどの荷物を送迎バスに忘れていないかなども確認します。
観光案内
海外ツアーガイドの仕事の重要な部分が観光案内です。
初めてその国を訪れる方もおられるので、その国や土地の魅力的な部分、歴史や文化、建造物などを紹介します。日本では見られないような絶景やインスタ映えするようなスポット、フードなども紹介すると喜ばれます。
ガイドブックや口コミサイトなどで紹介されているおすすめスポットに案内しますが、現地に住んでいるからこそ知っている穴場的なスポットやまだ日本ではあまり知られていないフードやドリンクなどの情報も提供するとお得感のあるツアーになります。
ショッピングのサポート
国によってはブランド品や高級品が日本より安く買えるので案内を求められるという場合があります。
現地の美しい衣装やカラフルな雑貨、現地の言葉が書かれたTシャツ、紅茶や石鹸などその国でしか手に入らないものはお土産として人気があります。おすすめのショッピングモールやスーパーマーケット、土産物店などを押さえておくとツアーガイドとしての評価が上がります。
ツアー客の中には、自由時間を利用して日本よりも安い価格で楽しめるスパやエステを体験したいという方もおられます。現地でそうした店があれば紹介できるようにしておきます。
また、地元に朝市やナイトマーケット、水上マーケットなどがあれば、そうした場所を訪れたいという方もおられます。日頃からそうした場所を訪れて情報を入手しておきます。
海外でのショッピングや食事ではクレジットカードを利用することもできますが、現金で支払わなければならない場合もあります。そのため、ツアー客がマネーチェンジできる場所、現地紙幣がキャッシングできるATMの場所などを知っておく必要もあります。
レストランの予約や食事の手配
海外旅行の楽しみのひとつが現地での食事です。美味しい食事やお酒が楽しめるレストランやバーなどを知っておくことも大切です。旅程がスムーズに進むように事前にレストランを予約するのも大切な仕事のひとつです。
もし、ツアー客が望むなら、地元民が行くような屋台でその土地の食べ物を食べるというもの楽しい趣向のひとつになります。
通訳
ツアー客が地元でショッピングを楽しんだりできるように、お店の人の話をツアー客に説明したリ、値下げの交渉をお客様の代わりにするなど通訳的な仕事を行わなければならない場合もあります。
企業などの視察目的の旅行のツアーガイドとして仕事をするときには、訪問先の担当者の話を通訳したリ、日本人からの質問を通訳して、相手側の回答をまた日本語に通訳するなどの仕事を行わなければならない場合もあります。
ツアー客の安全管理や健康管理
治安のいい日本とは異なり、海外では注意をしていないと犯罪の被害者になる危険性があります。もしそうなってしまうと、せっかくの旅の思い出も台無しになってしまいます。
ツアーガイドとしてツアー客が危険な行動をしたり、危ない場所に一人で出かけたりしないよう気を配るのも仕事のひとつです。
さらに、水事情も日本とは異なります。国によっては、ミネラルウォーターしか飲まない方がいいというところもあります。日本人はシャワーや蛇口から出る水でうがいをするだけでもお腹を壊すという国もあります。そうした点にも注意するよう促し、元気に旅行を楽しんでもらえるよう気配りするのも仕事です。
チャックアウトから空港までのお見送り
ホテルのチェックアウトのサポート、忘れ物チェックなどを行います。空港に向かう移動手段ももちろん事前に手配しておきます。空港に到着後は、チェックインカウンターでのチェックインや預け荷物の受け渡しなどのサポートを行います。
お客様が手荷物検査場を無事通過し、出国手続きを済ませ、搭乗ゲートにつくことができ、帰りの飛行機が無事フライトしたのを確認できれば、そのツアーのガイドとしての仕事は終了です。
もし、ツアー客が、日本への帰国ではなく、空港から同じ国の他の場所へ移動する場合、施設の大きな空港で、不慣れな英語や現地語で迷ってしまう可能性があります。次の目的地に到着できるようサポートしてあげることも場合によっては必要になります。
海外ツアーガイドの仕事のやりがい
海外旅行のツアー客の現地での観光案内やサポートが主な仕事の海外ツアーガイドですが、この仕事のやりがいはどこにあるのか次に紹介します。
赴任先の国を知ってもらえる
その国や土地に来るのが初めてという方もお客様にはおられます。海外ツアーガイドの仕事を通じて、その国のことを好きになってもらうことができたら、それがこの仕事のやりがいになります。
楽しい思い出ができたのでまたこの国に来たいという方もおられます。そんなお客様の声を聞けるのがこの仕事の魅力です。
お客様の旅の思い出を演出できる
赴任先の国や土地の情報はツアーガイドがより詳しいので、ツアーの予定や内容などの企画もツアーガイドに任されることがあります。
自分が考えたツアーの企画によりお客様が喜んでくださり、また次も機会があればガイドをお願いしますと言われたりすればとてもうれしい気持ちになります。お客様の旅の思い出を演出できるというものこの仕事のやりがいです。
海外ツアーガイドの仕事内容まとめ
海外ツアーガイドは旅の思い出を演出する素敵な仕事
海外ツアーガイドの仕事は、ツアー客が現地滞在している間、観光、食事、ショッピングなどを楽しんでもらえるようサポートするのが仕事です。
現地に住んでいるからこそ知っているおすすめスポットや人気のフード、貴重な体験などを紹介できれば、旅も思い出もさらに引用深くなります。
海外ツアーガイドは、海外旅行客の旅の思い出作りをお手伝いできるとてもすてきな仕事です。
海外ツアーガイドの参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 旅行・ホテル |
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