現地ツアーガイドになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
海外ツアーガイドは、現地に住むツアーガイドとして観光客や訪問客を空港まで出迎えたり、観光案内をしたり、ホテルのチェックインやショッピング、食事などのお手伝いをする職業です。本記事では、海外ツアーガイドに求められる能力、向いている人の特徴などについてご紹介します。
海外ツアーガイドになるには何が必要?
海外ツアーガイドの仕事は、現地に滞在し、そこを訪問する観光客や視察団などに対し、空港での出迎えや送迎の手配、観光案内や食事の世話、ショッピングやホテルチェックインのお手伝いなどをする仕事です。
まずは、この仕事を行うためにはどんなことが必要なのか解説します。
現地で働くためのビザ取得
海外ツアーとして特定の国や地域で仕事をしようと思う場合、その国の就労ビザが必要です。基本的には国内旅行会社などの企業の協力を得て、その国で働く目的や内容を明確にし、申請しなければなりません。
別の方法としては、ワーキングホリデービザを発行している国でそうした制度を利用するという方法です。ワーキングホリデービザを利用し現地の旅行会社などで働くことができます。
語学力
現地のドライバーやホテル、空港、レストラン、ショップのスタッフなどと話す必要があるので日常会話が問題なくできるレベルの英語力が必要です。
さらに英語圏以外の国でツアーガイドとして働くならその国の言語話せる必要もあります。
その国についての知識
海外ツアーガイドとして観光客や視察団を案内するので、日本人にその国の文化、風習、地理、歴史などを説明できるくらいの知識が必要です。
さらにその国や地域の観光スポット、名物料理、おすすめのレストラン、お土産などに関する情報も仕入れておかなければなりません。
特定の資格や知識がいる場合もある
海外の特定の地域でダイビング専門のツアーガイドとして働くならダイビングのライセンスが必要です。
さらに、ダイビングツアーやネイチャーツアーのガイドとして働くには、ダイビングやカヤックなどのスキルだけでなく、その土地の海や自然に生息する魚や動物、絶景スポットなどに関する知識も必要です。
ホスピタリティ
海外ツアーに参加したお客様がその国や土地を楽しんでいただけるように、ホスピタリティつまりおもてなしの精神を示すことも大切です。
初めてその国や地域を訪れる人は、何をどのように楽しんだらいいのか分かりません。ですから事前に入念な企画をし、お客様のリクエストもかなえられるようなツアーを計画します。
そしてツアー中は、急なトラブルなどにも柔軟に対応しながら、ツアー客のお世話をします。こうした仕事を行うにはホスピタリティの精神が求められます。
危機管理能力
日本とは治安状況などの違う国では、観光客が犯罪の標的にされる場合もあります。ですから、お客様が危険な目に遭わないような危機管理も大切です。
お客様が現地の食事や水道が体に合わずお腹を壊す、旅の疲れなどで体調を崩す場合もあります。そうした状況に臨機応変に対応できる能力も求められます。
リーダーシップ
海外ツアーガイドの仕事は、ツアー客に旅行を楽しんでもらうことに加えて、旅行中の安全を確保することも含まれます。
ツアー客の一部が危険な行動や勝手な行動をすれば、他のツアー客の方にも迷惑がかかります。こうした事態を避けるためにもツアー客全体を監督するためのリーダーシップが求められます。
企画力
現地のツアーガイドはその国や地域のすばらしさ、その地域だけでしか味わえない魅力的な体験などに精通しています。
その国や地域のすばらしさをツアー客に知ってもらい、また来たいと感じてもらうためには、お客様のニーズに合わせたツアー内容を企画する企画力も必要です。
海外ツアーガイドに向いている人、適性がある人
次にどんな性格の人が海外ツアーガイドに向いているのか、適性があるのかを紹介します。
英語や外国語の勉強が好き
海外ツアーガイドとして必須の能力は英語力・語学力です。ですから英語や中国語、自分が住みたい、働きたいと思う国の言語を学ぶ必要があります。
英語や外国語を学ぶのが好きで、外国人とのコミュニケーションを積極的に取れる人はこの仕事に適性があります。
日本と異なる生活環境でも大丈夫
現地に住みその地のツアーガイドとして働くためには、その土地で生活しなければなりません。言語面はもちろん、文化、風習など日本の生活環境とは大きく異なる環境で生活することになります。
常に日本と同じ食事ができる、日本人の友だちがいるとは限らないので、日本とは異なる環境で生活する自信があるという方はこの仕事に向いていると言えます。
外国人と友だちになれる
海外ツアーとして働く場合、現地の人と必ず話す必要があります。
普段から現地の人と仲良くなるようにしていれば、お得な情報をゲットできたり、レストランでおすすめのメニューを紹介してもらえたりします。国によっては、日本人ということであたたかく歓迎されることもあります。
現地の人と友だちになれれば、現地での生活に早くなれることができ、ツアーガイドとして役立ちスキルや情報を現地の人から仕入れることができます。
普段から外国人に対する偏見などがなく、どの国や文化の人とも付き合える性格の人はこの仕事に適性があります。
人の世話を焼くのが好き
海外ツアーガイドの仕事はその国を訪れた日本人観光客をおもてなしすることです。その国や土地のすばらしさを伝え、ツアー客に楽しんでもらうにはホスピタリティの精神が求められます。
ツアー客のひとりひとりに気を配り、楽しんでいるかどうか、危険な行動をとっていないかどうかを見守る必要があります。こうした仕事を行うので、普段から世話好きの人はこの仕事に向いています。
情報を仕入れるのが好き
海外ツアーガイドとしてその国や土地の歴史、地理、文化、風習などを知り、それをツアー客に解説する必要があります。
さらに観光スポットや貴重な体験ができる場所、おすすめのレストランやバー、お土産、現地のコンビニやスーパーなどの情報も網羅する必要があります。急な病気や不調を訴える方のために病院やトイレの場所なども押さえておく必要があります。
現地の様々な情報を仕入れる必要があるので、ネットや口コミまたは現地調査などを行い最新の情報を仕入れるのが好きという方は海外ツアーガイドの仕事の適性があります。
海外ツアーガイドになるための学校・教室
海外ツアーガイドとして働くために特別な学校に通う必要は必ずしも必要ではありません。
しかし、英語力や他の言語、観光学などを学べる大学、短大、専門学校などに進学し、その後日本の旅行会社などに就職し、海外赴任するというケースで海外ツアーガイドになることができます。
最後に、海外ツアーガイドになるために必要な知識やスキルが身につく学校を紹介します。
ホスピタリティ ツーリズム専門学校
学校法人トラベルジャーナル学園ホスピタリティ ツーリズム専門学校の観光科では、海外ツアーガイドとして必要な知識やスキルを学ぶことができます。
観光科では、国内旅程管理主任者、旅行業務取扱責任者、旅行地理検定などの観光業・旅行業に関係する資格を取ることができます
授業だけでなく、国内海外の旅行に実際に出かける、生徒たちがツアーを企画し参加する、国内企業でのインターンシップなどの体験を通じ、ツアーガイドとして必要な知識やスキルを磨くことができます。
海外ツアーガイドになるには?まとめ
海外ツアーガイドには語学力とおもてなしの精神が大切
海外ツアーガイドとして働くためには語学力が求められます。さらに現地の魅力をツアー客に伝えるための企画力、ツアー客に旅行を楽しんでもらうためのおもてなしの精神が必要です。
特定の学校を卒業しなければ海外ツアーガイドになれないというわけではありません。語学力と求められている適性が身についていれば、誰もが目指すことができる魅力的な仕事です。
海外で生活したい、働きたいという夢があれば海外ツアーガイドを目指してみるのはどうでしょうか。
海外ツアーガイドの参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 旅行・ホテル |
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