マーケティングの給与・年収は?Webマーケティングの領域が最も高年収を得られる
商品やサービスを売り出す仕組みを考えるマーケティングの仕事に憧れる方は多いでしょう。実際にマーケティング職として働く場合、給与年収はどのくらいになるのでしょうか。この記事では、マーケティング職の給与年収をお伝えすると同時に、さらに年収アップするにはどのような方法があるのかをお伝えします。
マーケティングの初任給
初任給は大学卒21万円前後
企業のマーケティング部署で働く人の学歴をみると、9割以上が大学卒もしくは大学院卒という結果が出ています。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2017年大学卒の初任給は20万6,100円となっており、マーケティング部署で新社会人となる方も同程度の初任給となることが予想されます。ちなみに、2017年の大卒初任給は前年と比較してプラス2,700円となっており、少子高齢化による人手不足の影響を受けていることがうかがえます。
初めからマーケティング担当とならない場合もある
「マーケティング担当として働きたい」という希望をもって企業に入社しても、必ずしも最初からマーケティング担当部署に配属になる訳ではありません。特に日本企業の場合、社会人として独り立ちするまでは、その企業の商品やサービスを理解するための下積み経験をする傾向にあります。
若手社員のうちは、当初の希望通りの仕事をすることができないかもしれませんが、その間も自己啓発などによりマーケティングに関する資格試験を取得するなど、自分がマーケティングの仕事をしたいという気持ちを上司にアピールすることが必要です。
大半の企業は、従業員のキャリアプラン形成を目的に個人面談などを行うため、そういった場面でもマーケティング部署への異動をPRしましょう。当然ですが、希望の部署に異動をお願いするには、日頃の業務状況も良好であることが望ましいです。
また、マーケティング部署への異動希望を数年間出しても、なかなか希望を叶えてもらえないという場合は、Webマーケティングに関する勉強を進め、一定の基礎知識を身に付けた上でWebマーケティング業界へ転職する方法もあります。
最近では、Webマーケティングの需要が高まっていることから人材が不足しているため、一般的な企業のマーケティング職として働くよりも平均給与が高めとなっています。初心者や経験の浅い場合、最初のうちはそれほど高い給与は見込めないかもしれません。
しかし、希望のマーケティング部署に配属されるのを待ち続けるよりも、直ぐに知識と経験を身に付けることのできるWebマーケティング業界に身を置くことも一つの選択肢として考えることをオススメします。
マーケティングの平均給与の統計
平均給与は企業規模によって変わる
マーケティング職の平均給与は約25万円~50万円となっており、働く企業の規模によって大きく変動します。
また、日本企業か外資系企業なのかによっても給与額に大きな差があり、基本的には外資系企業の方が高い給与額となる傾向にあります。
さらに、最近ではWebマーケティングを専門に扱う企業もあり、そのような企業に就職した場合も給与額が高くなります。
マーケティングの年収統計
平均年収は約520万円
マーケティング職の平均年収は約520万円であり、職種別のランキングでは比較的上位に位置しています。一般的なサラリーマンの平均年収は約420万円であることを考えると、マーケティング職は比較的高い年収の職業と言えるでしょう。
Webマーケティングの場合は年収高め
Webマーケティングの企業で働く場合の平均年収は、300万円~1,000万円以上となっています。新卒や経験の浅い方は年収300万円~500万円となることが多く、即戦力として経験豊富な方であるほど高い年収を期待することができます。
また、Webマーケティングの会社に就職するだけではなく、自らWebマーケティングの会社を立ち上げる方もいます。独立起業した場合は、さらなる高い年収を得ることができるでしょう。
外資系マーティングの場合は給与高め
外資系企業でマーケティング担当者として働く場合、500万円~1,200万円の年収が期待できます。当然ですが、外資系企業の場合は、経験年数や実績に応じて年収が大きく変動します。日本の一般企業でマーケティングの経験を積み、外資系企業に転職する場合は、大幅な年収アップを期待することができるでしょう。
ただし、外資系企業で働く場合は、日本企業のように一度就職してしまえば安心という訳ではありません。完全に成果主義であり、常に実力を問われます。外資系企業で長く勤務するには、絶え間ない努力を続け、成果を出し続ける必要があります。
中には、外資系企業で一定期間の経験を重ねた上で独立起業する方もいます。外資系企業の厳しい成果主義の風土で培った実力があれば、自ら起業することへのハードルは下がるのかもしれません。将来的に独立を考えている方は、年収の高い外資系企業のマーケティング職で起業するための土台を作るのも一つの方法です。
年齢や役職に応じて変動する
20代の若手マーケティング担当者の平均年収は430万円という結果が出ていますが、30代の平均年収を見ると618万円と大幅に年収アップしていることが分かります。30代以上は責任のあるマネージャー職やリーダー職として役職を与えられるケースが多く、それに伴って年収も大きく上がることが期待できます。
または、マーケティング職に就く人の約7割が過去に1度は転職経験があるため、20代のうちにマーケティングの経験を重ねることで、さらに年収の高い外資系企業などに転職できる可能性も秘めています。
一般的に、日本企業間で転職すると、それまで培ってきたキャリアが中断されて年収が下がる傾向にあります。しかし、マーケティング職に限って言うと、ある程度の経験と実力がある場合は、転職しても年収が上がる可能性が高いことが期待できます。
性別によって年収に差が出る
マーケティング職の男女比は男性53%、女性47%であり、男女比が約半分となっています。このことから、女性も大いに活躍できる職種であることが分かります。しかし、年収の男女比を比較すると男性の平均年収が656万円である一方、女性の平均年収は541万円であり、男性の年収が高めであるという結果になっています。
ただし、大半の女性の平均年収は300万円~400万円であることを考えると、マーケティング職に就く女性の年収は平均より高いことが分かります。また、約半分の割合で女性のマーケティング職がいることを考えると、結婚や出産を経たあとも働きやすい環境が整備されている可能性が高いでしょう。
年収を上げるにはWebマーケティングの領域へ転職するのが近道
マーケティングの仕事の中でも、特にWebマーケティングへの需要が高まっています。インターネットを利用した商品やサービスの購買が当然となっている現在、インターネット広告によるPRや検索サイトの上位表示を維持するだけではなく、多様なSNSを駆使したマーケット戦略が重要になっています。
その一方で、急激に変化するWebマーケティング業界において、経験値の高い人材が不足しているのが現状です。そのため、Webマーケティングに関する一定の知識がある方が転職をすると、年収アップが期待できる可能性が高いでしょう。
Webマーケティング会社へ転職するメリット
- 年収アップが期待できる
- 成果主義であるため、若手社員であっても実力が評価される。
- 休日や福利厚生も手厚く、自由度の高い働き方ができる。
Webマーケティング初心者の方が知識を習得する方法
- Webマーケティング全般に関する講習やeラーニングがセットになった検定試験を受験することで、基礎知識と実践力を身に付ける。
- Webマーケティング会社へ転職してから知識を身に付ける。
マーケティングの給料・年収まとめ
マーケティング職の年収は平均より高め!さらなる年収アップにはWebマーケティング会社への転職が近道!
マーケティング職の平均年収は、一般的なサラリーマンの平均年収より高いです。また、年齢や役職、性別によっても年収に大きな幅があります。しかし、マーケティング職の中でも約半数の女性が活躍していることから、結婚や子育てを経ても働きやすい環境と言えます。
比較的高めの年収であるマーケティング職ですが、さらなる年収アップを図るには、今後も需要が期待できるWebマーケティング企業への転職が近道となるでしょう。
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マーケティングの参考情報
平均年収 | 500万円~1000万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | オフィス |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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