生産技術の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

生産技術の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

生産技術の資格・試験についてご紹介します。必ずしも持っていなければならない資格はありませんが、生産技術に高い関連性のある資格から、できれば身に付けておいたほうがいい資格までを詳しくご紹介していきます。

生産技術に役立つ資格、CAD利用技術者試験

生産技術の仕事に関連性の高い資格として「CAD利用技術者試験」が挙げられます。

CAD利用技術者試験はCADに関する知識やスキルを評価するもので、建築・土木業界や、機械・電気業界で広く活用されているCADを利用する人に向けて行われています。

現場で役立つCADの資格

設計や開発の際に使われるCADという図面作成ソフトがありますが、設計や開発など、さまざまな部門と関わる生産技術の仕事では、CADに触れる機会もあるでしょう。CAD利用技術者試験の資格を取得できれば、自分で図面を引くこともでき、仕事をスムーズに進めていくことができます。

CAD利用技術者試験には1級、準1級、2級があり、1級の方が上位資格となります。試験は2次元CADと3次元CADがありますが、最近は3次元CADを使用するのが一般的です。生産技術が受験する場合は、自社で利用しているCADがどちらなのかを調べておくといいでしょう。

CAD利用技術者試験の難易度・合格率

■CAD利用技術者試験の種類
  • 2次元CAD利用技術者試験基礎
  • 2次元CAD利用技術者試験1級(建築・機械・トレース)、2級
  • 3次元CAD利用技術者試験1級、準1級、2級

2次元CAD利用技術者試験基礎は入門編ともいえるもので、そこから2次元CAD利用技術者試験の2級、1級へと進みます。3次元CAD利用技術者試験は、機械系や製造系の3次元CADシステムに関する技術・知識を問われる試験で、機械、建築など複数の分野に分かれています。

合格ラインは以下のようになっています。

■2次元CAD利用技術者試験基礎
7割以上の正解で合格

■2次元CAD利用技術者試験2級
CADシステム・製図の各分野で5割以上、及び総合7割以上の正解で合格

■2次元CAD利用技術者試験1級(建築・機械・トレース)
実技・筆記試験が各5割以上、及び総合7割以上の正解で合格

■3次元CAD利用技術者試験1級、準1級、2級
各分野5割以上、及び総合7割以上の正解で合格

合格率は3次元CADが40%~50%ほど、2次元CADの合格率は40%~70%近くと、比較的合格しやすい資格となっています。

生産技術に役立つ資格、生産技術者マネジメント資格

生産技術者マネジメント資格は、生産技術者に必要なマネジメントスキルを持つ人材を認定する資格です。生産技術者マネジメント資格には、CPE-B級と CPE-A級の2つがあり、CPE-A級のほうが上位資格となっています。

生産技術者マネジメント資格について

生産技術の業務範囲は主に「生産プロセスの設計・改善」や「工場の維持・改善」に関わり、それら各工程を上手く連携させて優れた製品作りを管理するのが「生産技術者マネジメント資格」。生産技術者マネジメント資格では、生産技術に関わる幅広い知識や経験を駆使して、さまざまな課題を解決していきます。

生産技術者マネジメント資格(CPE-B級)を受験するには生産技術者として5年から10年程度の実務経験がある人となっているので、新入社員が入社してすぐ受験できるわけではありません。生産技術者マネジメント資格には、さらに上位のCPE- A級という資格があり、生産技術者としてステップアップしていくことができます。

生産技術者マネジメント資格の難易度・合格率

生産技術者マネジメント資格には「CPE」と「CPE-ME」の2種類がありましたが、「CPE」は2019年1月期の試験から「CPE-B級」へ、「CPE-ME」は2019年11月期の試験から「CPE-A級」へと変わります。

合格率は「CPE-B級」が45%~50%ほど、「CPE-A級」の方は70%~80%ほどの合格率となります。試験は「CPE-B級」が90分で90問、「CPE-A級」が90分で60問となり、いずれもコンピュータを使った試験方法となります。

生産技術に役立つ資格、管工事施工管理技士

管工事施工管理技士の資格は、設備の幅広い知識を試すものです。生産技術も同じく設備を管理する仕事ですから、管工事施工管理技士の資格は生産技術の仕事にマッチした資格ということができます。

管工事施工管理技士について

管工事施工管理技士の資格は、国土交通大臣指定機関が実施する国家試験で、1級と2級があり、どちらも学科試験と実地試験が実施されます。受験資格には細かい条件がありますが、2級の学科試験については17歳以上であれば、誰でも受験することができます。

管工事施工管理技士の資格取得者は、建設会社やビル管理会社などの管工事の業務を行いますが、生産技術の仕事では、設備の省エネ化やインフラ整備に役立てることができるでしょう。

管工事施工管理技士の試験日と難易度

1級管工事施工管理技士の試験は学科試験が9月上旬頃、実地試験が12月上旬頃。2級管工事施工管理技士の試験は学科試験(前期)が6月上旬頃、学科試験(後期)と実地試験が11月中旬頃となっています。

合格基準は6割以上の得点となっていますが、平成30年度は1級学科試験の合格率が33.2%、実地試験の合格率が52.7%。同じく、平成30年度の2級学科試験の合格率が57.0%、実地試験の合格率が40.4%となっています。

その他の生産技術に関連する資格

その他の関連資格やスキルとして、情報処理技術者やパソコンスキル、海外に生産拠点を置いている場合に役立つ語学力についてお伝えしていきます。

これらの資格は必ずしも持つ必要はありませんが、場合によっては非常に役立つ資格となりえます。一朝一夕に取得することが難しいスキルも多いため、学生時代からしっかりとこれらのスキルについて勉強をしておく、あるいは関連する学校などに通ってスキルを身につけることも必要になるでしょう。

情報処理技術者の資格について

情報処理技術者の資格は、ITに携わる仕事に必要な知識やスキルを証明することができる国家資格です。生産技術の業務を進めていく中でコンピュータやソフトウェア、ネットワークに関する知識が必要となる場合は、情報処理技術者試験に挑戦してみてもいいでしょう。

生産設備をコンピュータで制御している場合、情報処理技術者試験で学ぶ情報処理の知識が役立ちます。試験に合格し、情報処理技術者となることは、業務を円滑に進めていくうえでも有利に働くことでしょう。

情報処理技術者試験は春期(4月第3日曜日)、秋期(10月第3日曜日)の年2回実施されていますが難易度が高く、合格率は20%から30%ほどとなっています。

パソコンスキルも必要

先に紹介したCADの資格の他にも、システム関連のプログラミングスキルも持っていると仕事に役立てることができます。

工場の生産システム本体は、在庫管理や加工技術のサポートをするパソコン上のプログラミングで、システム構築のためにはプログラミング言語を学ぶ必要があります。少し専門的になりますが、Javaなどのプログラミング知識を持っていれば、システム構築の仕事に関わることができるかもしれません。

パソコンで使うWordやExcelのような基本的なオフィスソフトについては、当たり前に使えるようになる必要があります。マイクロソフトオフィススペシャリストのような本格的な資格は必要ありませんが、少しでも使えるようにしておけば仕事で困ることはないでしょう。

語学力について

大手企業はコストダウンを目的として、海外に生産拠点を置く会社が増えてきています。特に多いのが東南アジアで、生産技術の社員が海外出張をしたり、海外赴任を命じられたりすることもあるようです。

海外に生産拠点がある会社に就職する場合は、英語を中心に外国語のスキルを磨いておくといいでしょう。TOEICはあらゆる職業において必要とされる資格の一つで、海外の生産拠点に出張や海外赴任する人にとっては重要な資格といえます。

意思の疎通を取ることが目的ですから、英会話教室などもおすすめです。最近はパソコンを使い一対一でレッスンしてくれるサービスを利用することもできます。

生産技術の資格・試験まとめ

自分が取得したいと思える資格を取るのがベスト

生産技術の仕事にもさまざまな業務や分野があり、勤める会社や部署ごとに必要とされるスキルは異なります。コンピュータやネットワークに関する知識が必要なら情報処理技術者の資格、製図を手がけるならCAD利用技術者試験の資格を取得するといいでしょう。

これらの資格で万人に当てはまる勉強法というものは存在しません。自分が取得できそうな資格を見極め、現場で役立つ資格を取得していくといいでしょう。

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