ホテルスタッフの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

ホテルスタッフの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

おもてなしの接客、ホテルスタッフとして働く上で、資格や試験に合格していれば就職や開業の際に有利に働く可能性があります。今回はこの記事でホテルスタッフに関連する代表的なホテル実務技能認定検定やホテルビジネス実務検定の試験の情報をご紹介します。

ホテルスタッフに役立つ資格「ホテル実務技能認定検定」

ホテル勤務に必要な知識と語学力を認定する資格

ホテル勤務で必要な専門的な知識と語学力を認定する資格がホテル実務技能認定検定です。現在は団体試験のみで、個人向けには行われていないのでホテルに勤務してから取得するのが一般的です。

上級と初級に分かれていてそれぞれ学習範囲が異なるので、ホテルスタッフとしての幅広い知識が必要になります。合格すればホテルスタッフとしての知識の証明にもなり転職時でも有利に働く可能性は高いでしょう。

ホテル実務技能認定検定の難易度・合格率

ホテル実務技能認定検定は上級と初級で分かれていて、合格ラインは満点中60%以上の得点率で合格になります。試験の難易度は比較的簡単で、合格率は約88%とかなり高い傾向にあります。

要点を押さえて試験に臨めば難易度的には高くないので、幅広い学習をすることで合格率は高くなると考えられます。

ホテル実務技能認定検定の概要

合格率 全国平均 約88%
受験資格 誰でも受講可能
受験費用
■上級
  • 料飲科目 4,100円
  • 宿泊科目 4,100円
■初級
  • 料飲科目 3,700円
  • 宿泊科目 3,700円
出題範囲
  • 接遇分野
  • 料飲分野
  • 宿泊分野
  • 語学分野
  • その他のホテル関連分野

問題集で合格を目指そう

ホテル勤務に必要な知識を認定するホテル実務技能認定試験の学習は、ホテルスタッフとして働きながら問題集で学習することがおすすめです。

試験問題のレベルを知り答練練習を繰り返すことで合格に近づけると言えるでしょう。初級と上級で参考書が異なるので自身の受講する級によって参考書を購入して学びましょう。

ホテルスタッフに役立つ資格「ホテルビジネス実務検定」

ホテルのプロが認めた業界資格

ホテルビジネス実務検定は観光庁設立許可の一般財団法人日本ホテル教育センターが実施している業界資格です。

ホテルの一般職を対象にしたベーシックレベルとホテルの管理職を対象にしたマネジメントレベルの2種類があり、それぞれ1級と2級によって難易度が異なります。ホテルビジネス実務検定を取得することで宿泊や料飲、宴会などのサービスオペレーションのスキルの証明が出来ます。

ホテルビジネス実務検定の試験難易度、合格率

ホテルビジネス実務検定は、ベーシックレベル・マネジメントレベルも同じくマークシート方式の試験になります。

マネジメントレベル1級は科目の80%以上の正解率で全体の正解率が85%以上で合格になり、マネジメントレベル2級は各科目の60%以上の正解率で、全体の正解率が65%以上で合格になります。ベーシックレベルは1級と2級ともに各科目の60%以上の正解率で、全体の正解率は65%以上で合格になり、細かく級によっても合格率が異なります。

マネジメントレベルの合格率は毎年差はありますが、約59%、ベーシックレベル1級は63.8%、ベーシックレベル2級は約70%になっています。4択マークシート方式ではありますが、問題数が200問と多くスピーディに問題を解いていくことがポイントになりそうです。

ホテルビジネス実務検定の概要

合格率 級によって異なる
受験資格 誰でも受験可能
受験費用
  • ベーシックレベル1級・2級 各5,000円
  • マネジメントレベル1級・2級 8,000円
出題範囲
■マネジメントレベル1級2級
  • ホテルの基礎
  • 宿泊業務
  • 料飲業務
  • 宴会業務
  • 調理業務
  • マーケティング業務
  • 総務人事業務
  • 仕入れ・購買業務
  • 経理会計業務
■ベーシックレベル1級
  • ホテルの基礎
  • 宿泊業務
  • 料飲業務
  • 宴会業務
  • 調理業務
  • マーケティング業務
  • 総務・人事業務
  • 施設管理業務
  • 仕入れ購買業務
■ベーシックレベル2級
  • ホテルの基礎
  • 宿泊業務
  • 料飲業務
  • 宴会業務
  • 調理業務

素早く問題を解くことが合格への鍵

ホテルビジネス実務検定は合格率も高く難易度は低めですが、レベルを問わず200問という多くの問題数が出題されます。試験時間は90分しかないので、素早く問題に取り組み回答することがポイントです。1問1問しっかりと考えていくと時間が足りなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

マネジメント2級であれば65%以上の正解率で合格出来ますが1級になると85%以上の正解率になるので、素早く問題に解答できるように事前に幅広い分野で学習してスピーディーな回答を意識しましょう。

その他のホテルスタッフに関連する資格

ホテルスタッフに関する資格はさまざま

ホテル実務技能認定検定やホテルビジネス実務検定の資格以外にもホテルスタッフの仕事に関連する資格はいくつかあります。お客様によっては日本人以外を対応する事も多いホテルスタッフの仕事では語学力に関する資格取得もお勧めです。

  • TOEIC
  • TOEFL
  • 実用英語技能検定
  • 日本語検定
  • 接客サービスマナー検定
  • 実用マナー検定
  • サービス接遇検定(パン・菓子科)
  • ビジネス実務マナー検定

一覧にある接客サービスマナー検定は相手に満足を提供する事をベースに、サービスに対する考え方や行動を学ぶ事が出来る資格で、お客様に接するホテルスタッフの仕事ではかなり重宝する資格であると考えられます。

ホテルスタッフに役立つ資格が取れる学校

東京エアトラベル・ホテル専門学校

東京エアトラベル・ホテル専門学校では、ホテルの実務や倫理、お客様に喜んでもらえるサービスやマナーを学ぶことが出来る専門学校です。世界に通用するサービススタッフを育ててくれる事は魅力です。

ホテルで働く卒業生からの直接指導のカリキュラムもあり、現場で働く人から学べることはホテルスタッフを目指す場合に良い刺激になることは間違いありません。あらゆるホテルスタッフとしての実習を重ねることで、資格取得のためにスムーズな学習ができる環境があります。

少人数制で就職に強い

就職に強いことも東京エアトラベル・ホテル専門学校も大きな魅力です。ホテルスタッフになるためにどのような勉強が必要なのか、資格取得にはどのような努力が必要なのかという事を早い時期に個人的にカウンセリングを行い、サポートをしてくれます。

自分の個性や特性を最大限に活かすことが出来る、満足度の高い就職をするための徹底的な指導をしてくれます。

海外留学の経験で語学力を身に着けられる

東京エアトラベル・ホテル専門学校では、海外との交流を積極的に展開しています。ホテルスタッフとして語学力を身につけたい場合にはイギリスの海外研修や欧米の姉妹校との親善交流なども魅力の一つです。

海外教育機関との独自のネットワークで、語学力を身につける事が出来て、ホテルスタッフとして幅広い活躍が出来るサポートをしてくれます。

ホテルスタッフの資格・試験まとめ

資格取得するなら、ホテル実務技能認定検定とホテルビジネス実務検定合格を目指そう

ホテルスタッフの仕事自体は特別な資格や試験に合格していなくても業務に就くことは可能です。ですが、転職やスキルアップを検討している場合には資格を取得しておくことが大切です。ホテル実務技能認定検定とホテルビジネス実務検定に合格することが出来れば一定のスキルの証明にもなり、転職時にも役立つ可能性は高井です。

ホテルスタッフに関する資格試験は、他にも多くの試験が行われています。世界的に幅広く活躍したいと考える人は語学力に関する資格取得がおすすめです。自分の理想とするホテルスタッフ像に役立ちそうな資格取得も目指してみてはいかがでしょうか。

ホテルスタッフの参考情報

平均年収250万円〜400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種旅行・ホテル

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