ホテルスタッフの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計
男女問わず人気の職業のホテルスタッフ。平均の給料や年収はいくらくらいなのでしょうか?今回は、ホテルスタッフの平均給与や年収とともに給与アップの可能性や手段についてご紹介します。
ホテルスタッフの初任給
新人ホテルスタッフの給料は平均18~20万円
ホテルスタッフとして働く場合、初任給は18~20万円程度が相場とといわれています。接客業として人気の高いホテルスタッフですが、給料面では意外と厳しい現実が待っているようです。
働くホテルの規模によっても差が生じるようですが、新人の頃は覚えることも多くハードな仕事内容になるので対価は低めと考えておく方が良さそうです。
転職したときの給料は経験や役職で左右されやすい
ホテルスタッフの世界では大きなホテルで経験を積むために転職をする人が多いです。転職をした場合の初任給はこれまでのホテルスタッフとしての経験によって決まるのが一般的です。大型のホテルや有名ホテルでの経験があれば25万円以上の給料でスタートするケースが多いと言われています。
基本的にホテルで10年以上働いているなどの経験年数があれば新卒採用者と同じ給料になる事は少ないようです。勤務先にもよって異なるのでしっかりと確認しておく必要があります。
中には新卒採用者と同じ給料を提示される場合があるので、実績について詳しく説明してアピールをするようにしましょう。交渉次第で給料が決まる仕事でもある事を覚えておきましょう。
異業種からホテルスタッフへの転職は給料の確認を
異業種からホテルスタッフに転職をする場合には年齢問わずに新卒と同じ給料になることが多いです。転職前の仕事内容によっては給料が大幅に下がってしまう可能性もあるので判断は慎重に行いましょう。特に専門的な分野の仕事からホテルスタッフへの転職は給料が下がるケースが多いようです。
ホテルスタッフの平均給与
ホテルスタッフの平均給料は約23万円
厚生労働省のデータによるとホテルスタッフの平均給与は、全国平均が約23万円となっています。
ホテルは宿泊や料飲、宴会などの多くの部門に分かれていて、それぞれの部門に合わせて仕事を行う必要があり、夏休みや年末年始などは深夜まで働かないといけない場合もあり、慣れるまでは大変な仕事です。ハードな仕事内容に比べるとホテルスタッフの給料レベルは低めかもしれません。
ですが、経験を積んで大型の有名ホテルへの転職やお客様に喜んでもらえた時のやりがいも大きい仕事です。
勤務期間に応じて給料もアップすることが多い
ホテルスタッフの給料は、勤務期間によって変動することが一般的です。特別な資格を持っていなくても業務に就くことが可能なので、最終学歴によって採用時の給料が変動しますが、そこまで大きくはないようです。
男女でも平均給料に差がある
男女ともに募集の多いホテルスタッフですが、男性と女性では平均給与に差があるようです。ホテルスタッフとしての男女比率としては約57%が男性で43%が女性ですが、結婚や出産で現場を離れる事が多い事から、その分仕事の時間が空いてしまう事で昇給されにくい点が挙げられます。
働くホテルによって異なりますが、女性は家庭の事情などでキャリアが中断するケースが多い事が推察されます。
平均給料はホテルスタッフとして働く場所の規模・状況によって変動
前述したホテルスタッフの給料はあくまで全国的な数字です。勤務先のホテルの規模や知名度によって給料も変動すると考えてよいでしょう。
大手ホテルは給料水準が高めの傾向
ホテルスタッフでも有名なホテルで働くことが出来れば給料水準は高めの傾向にあります。大手のホテルであればホテルスタッフとして上質な接客が必要になり、ライバルも多いので刺激し合いながら仕事が出来ます。
昇格には長い時間が必要になりますが、福利厚生が整っている可能性も高い事は魅力の一つ。ホテルスタッフとして阪急阪神ホールディングスや京王電鉄グループ、ホテルオークラや帝国ホテルなどで勤務することが出来ればかなりの給料が期待できるでしょう。
経験や実績によっては給料アップにつながることも
ホテルスタッフの給与は行うべき仕事が多い反面、一般的に高い方ではありませんが、実力や経験をつければ大幅な給料アップを見込める仕事です。転職する場合に有名店でのスタッフ経験やリーダーなどの役職に就いていた場合には給料に実績を考慮してもらえる可能性が高いでしょう。
資格取得が給料や手当に反映されるケースも
ホテルスタッフとして一定のスキルの証明になる資格取得も給料に反映される可能性があります。資格取得は採用で有利に働くだけではなく、給料アップにつながる可能性もあると考えられます。将来的に働きたいホテルを目指している場合にも資格の取得は有意義な事でしょう。
資格の中でも給料への評価につながりやすいのは、技術力が問われるホテル実務技能認定検定やホテルビジネス実務検定の資格です。資格がなくても業務に就くことが出来るホテルスタッフの仕事でも、資格を取得していれば他のライバルを出し抜いてスキルの証明にもなるでしょう。
資格を取得していても活かすことが出来なければあまり意味はありません。取得した資格を活かすためにも転職をする際には資格手当が支給されているホテルを探してみることも一つのポイント。資格手当が出るかどうか求人票の一覧を確認してみましょう。
ホテルスタッフの平均年収
ホテルスタッフの年収は250~400万円前後
ホテルスタッフの平均年収を、厚生労働省の統計一覧の平均給与と年間賞与から算出すると、約320万円になります。
新人の場合、月々の給料が18~20万円であれば、年収は200万円台になることも考えられるため、ホテルスタッフの一般的な年収は250~400万円程度と予想されます。
経験を積むことで多少の給料アップは見込めますが、忙しい繁忙期には長時間労働にもなりやすく肉体的にもハードな仕事内容に比べると、年収レベルは低い傾向にあると考えられます。
有名ホテルに勤務できれば平均以上の給料や年収の可能性も
ホテルスタッフとして平均の給料や年収を稼いでいる人は有名ホテルで勤務している人が多いようです。経験を積んでホテルスタッフとして一人前になることが出来れば転職時に有名ホテルで仕事をすることも夢ではないでしょう。
とはいえ、有名ホテルで勤務することはライバルも多く、倍率も高めなので簡単にできる事ではありません。就職への道は簡単ではないですが、ホテルスタッフとして地道な努力を諦めないど根性があれば道は開けてくるはずです。
時間の調整が利くアルバイトを選ぶ人も
ホテルスタッフとして経験を気軽に積みたい人の中には、正社員として一か所で経験を積む以外にアルバイトという立場で店舗を渡り歩く人もいます。
アルバイトでのメリットはそれぞれ異なるホテルで経験を積んで、技術やスキルを学べること。雇用面での不安定さはありますが、残業代がない正社員よりも働いた分だけきっちり貰えるアルバイトを選ぶ人も多いようです。シフトで働く時間も調整しやすい事もアルバイトの大きな魅力と言えるでしょう。
ホテルスタッフとしての時給については1100円以上が一般的なようですが、ホテルによっては1000円未満で始まるケースもあるようです。アルバイトで働く場合の年収は自給や働いた時間によって左右されやすいので年収150万円~250万円ほどと幅があるようです。
ホテルスタッフの給与・年収まとめ
ホテルスタッフの年収レベルは低め。給料以上にやりがいが得られる仕事
ホテルスタッフの平均給料や年収レベルは、仕事量と精神的な負担を考えると低めの傾向にあると言えます。各種手当や残業代、働くホテルの規模や知名度によっても差が生まれやすいでしょう。
経験や役職が付けば給料アップも見込める仕事です。資格を身につけたり、地道にホテルスタッフとしてのスキルを磨くことで、より良い転職が出来る可能性もあるでしょう。ゆくゆくは日本でも有名な知名度の高いホテルで働くチャンスもあるかもしれません。
ホテルスタッフという職業は、おもてなしの心を持って誠心誠意接客できる思いと努力を続ければ自分の理想が叶うかもしれない夢のある仕事と言えるでしょう。
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ホテルスタッフの参考情報
平均年収 | 250万円〜400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 旅行・ホテル |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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