イベントプランナーの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
イベントを影で仕切るイベントプランナーの仕事は、資格が無ければできない仕事なのでしょうか。また、イベントプランナーになるためにはどのような試験があるのがあるのか気になるところ。このページでは、イベントプランナーに必要な資格や試験について詳しく紹介します。
イベントプランナーの資格とは?
イベントプランナーにはどのような資格が必要なのでしょうか。イベントプランナーに求められる資格について、詳しく紹介していきます。
資格よりもスキルが必要
イベントプランナーは資格よりもさまざまなスキルが必要になります。イベントプランナーはイベント全体を計画し、仕切るためさまざまなスキルがなければ良いイベントプランナーとは言えません。それでは、具体的にどのようなスキルが必要になるのか紹介していきます。
管理能力
イベントプランナーになるには、管理能力が求められます。スタッフ、出演者のスケジュール管理はもちろんのこと、運営を行う上でトラブルなく円滑に運営する方法や、非常事態が起きた場合の安全対策など把握しておくことが多くあります。
これらの人の動きや問題をしっかり把握し管理しておかないと、イベントが動いた時にトラブルに対処できず最悪の場合は事故が起きる可能性もあります。イベントプランナーになるのであれば、管理能力スキルが必要不可欠になるので、備えておくようにしましょう。
統率能力
イベントプランナーは、イベント全体を仕切ることもあります。大きなイベントになると各セクションのリーダーとの意思疎通が必要不可欠になるので、統率力がなければイベントが成功しないと言えます。どのようにすれば、チームを動かすことができるかはとても大切な要素になるので、現場を経験して、良いリーダーの動きを見ておきましょう。
交渉術
イベントプランナーは、運営するスタッフだけでなく、会場側、スポンサー、出演者などさまざまな人たちと交渉する場面が多くあります。交渉術が無ければ予算が想定よりも高くなってしまったり、考えていた企画が実現できなかったりと、色々と問題が起こることが考えられます。
交渉術が長けていれば、通常できない演出や企画でも実施することが可能なので、交渉術を身につけておくと良いでしょう。
スキルをアピール出来る資格はある?
資格よりもスキルが必要ということをお伝えしてきましたが、イベントプランナーの業務などに役立つ資格はないのか気になると思います。
次章では、取得しておくことでイベントプランナーとして最低限のスキルが備わっていることをアピールできる資格を紹介します。
イベントプランナーに役立つ資格「イベント検定」
イベントプランナーの方が持っておくと良い資格は、日本イベント産業振興協会が実施するイベント検定です。この試験は、誰でも取得することができ、検定試験に合格すると、イベント運営に必要なスキルが備わっているということを経歴としてアピールすることができます。
有名なイベントを手がけたことがある実績のあるイベントプランナーであれば、このような検定を受けなくても判断材料になるものがありますが、そうでなければどのようなもので判断すれば良いかわからないので、知名度や実績がまだまだという方やこれからプランナーを目指すのであれば、ぜひ取得しておくようにしましょう。
イベント検定には、一般的なイベントに関する知識があるイベント検定、スポーツに特化した知識があるスポーツイベント検定、世界的なイベントを手がけることができるユニバーサルイベント検定があります。資格が3種類あるので、自分の取り組みたいイベントと合致した資格を取得するようにしましょう。
試験日程
イベント検定試験の日程は、毎年7月に実施されます。7月中に結果が出ます。申し込みは3月〜6月に行われるので、この時期に必ず応募するようにしましょう。
イベント検定の資格の難易度・合格率
イベント検定の資格はどの程度の難易度なのでしょうか。イベント検定の資格の難易度について紹介していきます。
合格率は明確に発表されていませんが、イベント検定向けのセミナーに参加すると、出題される問題や対策をしっかり学ぶことができるので、確実に合格したい方は、セミナーを受けることをオススメします。セミナーは毎年10月頃に行われるので、翌年の試験を視野に入れて応募するようにしましょう。
また、3つの検定は同日に開催されるため、全てを受講することは難しいのでどの検定を受けるかを検討してから試験に臨むようにしましょう。
イベント検定の問題は、問題集やセミナーを受けてしっかり学習すれば合格することが可能です。また、試験を受ける資格が誰でも受けることができるので、イベントスタッフとして現場を学びながら取得するという方法も可能です。
その他のイベントプランナーに関連する資格
イベントプランナーが取得しておいた方が良い資格は、イベント検定の他にどのようなものがあるのでしょうか。次のような資格を取得しておくと、イベントプランナーの仕事を効率化することが可能になる、営業をかけるときに有利に進めることができるので、ぜひ取得するようにしましょう。
簿記
イベントプランナーは、予算がどの程度かかるのかイベント毎に算出しなければなりません。参加者の満足度をあげることが求められますが、それだけではなく運営者側の利益も考えなければなりません。
予算を作る上で不透明な計算をすると、大きなイベントになればなるほど不正が起きてしまう可能性があるので、簿記などのスキルを活用すれば、クリアな予算案を作ることができます。
英語
イベントは国内で行うものだけでなく、海外のイベントを手がける機会もあります。海外でイベントを行う場合、通訳を入れて交渉することも可能ですが英語が話せると直接自分の思いを伝えることができるので、海外進出を考えている方は英語を学んでおきましょう。
もちろん、英語のスキルは国内のイベントでも活用できます。国内の外国人向けイベントを企画する際、スタッフが日本人ではなく外国人になる可能性が高いので覚えておいて損はないと言えます。
危険物取扱免許
イベントによっては、花火をあげる、火を使って演出効果を高めるといった試みを行うイベントもあります。このような特別な演出を行う際は、危険物取扱免許が必要になることもあります。
スタッフの中でこの免許を持っていればイベントプランナーが持っていなくても実施することができますが、免許を持っていないとスタッフを新規で確保しなければいけません。
イベントの幅が広がるので、取得しておくと何かのイベントの時に役に可能性があると認識しておきましょう。
イベントプランナーに役立つ資格が取れる学校
イベントプランナーの資格が取れる学校は、資格がいらない仕事なので残念ながらありません。その代わり、イベントプランナーのスキルや役立つ資格を学ぶことができる学校はあるのでしょうか。
学校は特になし!現場で覚える
イベントプランナーを学ぶことができる学校は特にありません。唯一イベント検定で受けるセミナーがそれに該当すると言えます。しかし、あくまで試験向けのセミナーなので学んだことが全て自分のイベントに役立つかは微妙であると言えます。
イベントプランナーとして学ぶのであれば、現場で仕事を覚えることが最も仕事を覚えるために効果的な手段であると言えます。音楽、演劇、お笑い、スポーツなどさまざまジャンルのイベントには、それぞれの特性や学ばなければならないことがあります。
基礎を学ぶためにも、自分の興味あるイベントに実際にスタッフとして参加することでノウハウを学ぶことができます。1から学びたい方は、アルバイトから勉強するようにしましょう。
イベントプランナーの資格・試験まとめ
熱意があれば実現可能な仕事
イベントプランナーの仕事は資格が必要な仕事ではありません。どちらかというと人間関係、実績が仕事をする上でとても大切になります。
これからイベントプランナーを心がけている方は、イベントスタッフとして参加し、イベントのノウハウを学びながら、イベントプランナーとしてどのような仕事を手がけるか常に考えて行動するようにしましょう。
イベントプランナーの参考情報
平均年収 | 300万円〜600万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 広告・デザイン・アート |
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