CADオペレーターの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
CADオペレーターとして活躍したいと思っているのであれば、関係する資格を取得することをお勧めします。CADに関係する資格はいくつかあり、試験の内容によって合格率や難易度は異なります。専門学校や職業訓練学校に通うなら資格取得のためのサポートを受けることができますし、大学では幅広い知識を習得することが可能です。本記事では、CADオペレーターに役立つ資格などについてご紹介します。
CADオペレーターの資格とは?
CADオペレーターに役立つ可能性が高い資格の種類
CADオペレーターになるために絶対に必要な資格というものはありませんが、役立つ資格はあります。CADオペレーターに役立つ資格をまとめました。
CAD利用技術者試験
CADの世界では認知度の高い試験。2級と1級に分かれており、建築・トレース・機械の3つに試験項目が分かれている。
建築CAD検定試験
1993年から始まっている日本で最初の建築CADの資格試験。実践型の実技試験が導入されており、CADを使って図面を作成する能力が問われる。準1級~4級まで4つ級があり、自分の実力に合わせて選ぶことが可能。
オートデスク認定資格プログラム
オートデスク社のAutoCAD/AutoCAD LTの操作方法を対象にした試験。実務経験、一年未満のCADオペレーターを対象にしており、基本的な作図方法と知識が問われる。
Vectorworks操作技能ベーシック認定試験
エーアンドエー株式会社が手掛けるVectorworksの操作方法に関する試験。住宅・建築・インテリア業界で広く使用されているCADなので、幅広い業界のCADオペレーターが受検している。
今回は上記の4つの試験に注目したいと思いますが、試験の種類によって、内容も特徴も異なります。それぞれを詳しく解説します。
CADオペレーターに役立つ資格「CAD利用技術者試験」
建築・機械製造の業界で認知度が高い資格試験
CAD利用技術者試験は建築業界や機械部品の世界を中心に認知されている資格です。この資格は一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催しており、CAD検定試験に特化した事業活動の一環として作られました。
この試験は2次元CAD試験が、基礎レベル、2級、1級の3つに分かれており、3次元CAD試験は2級、準1級、1級の3つに分かれています。
合格するためには図面を描く基本的な能力や専門分野における応用力、現場で必要とされる知識や能力が必要になります。基本的にはAutoCAD、AutoCAD LT、JW-CADが使用できますが、どのソフトを使用できるかは事前に確認が必要です。
CAD利用技術者試験は2次元CAD利用者と3次元CAD利用者に分かれており、併願することも可能です。CADオペレーターの業界では認知度の高い資格ですから、是非とも挑戦したい試験です。
CAD利用技術者試験の概要
受験資格
- 2次元CAD利用技術者の1級は3級有資格者のみ
- 3次元CAD利用技術者の準1級は2級有資格者のみ(併願可)。1級は準1級有資格者のみ(併願可)
CAD利用技術者試験には受験資格があり、3次元のCAD利用技術者1級を受けるためには準1級に合格している必要があります。併願受験も可能ですが、基本的には順を追って受験し、合格するのが通例のようです。
受験費用
試験の受験費用は級のランクが上がるにつれて高額になります。しかし、準1級・2級レベルであれば10,000円前後で受験できるので、CADオペレーターとして活躍したいと思っているのであれば、挑戦したい試験です。
■2次元CAD利用技術者
- 1級 15,000円(税別)
- 2級 5,500円(税別)
- 基礎 4,000円(税別)
■3次元CAD利用技術者
- 1級 15,000円(税別)
- 準1級 10,000円(税別)
- 2級 7,000円(税別)
試験内容
CAD利用技術者試験の試験内容は2次元CAD利用者と3次元のCAD利用者によって異なります。
受験する級が上位になるほど難易度が高くなり、1級レベルになると実技試験が導入され、基本的な知識だけでなく、応用力も求められます。
■2次元CAD利用技術者
「基礎」「2級」「1級」に分かれている。基礎と2級は筆記試験でCADの基礎知識や基本機能に関する内容。1級は分野別に「機械」「建築」「トレース」に分かれており、筆記試験と実技試験によって専門知識が問われる。
■3次元CAD利用技術者
「2級」「準1級」「1級」と分かれている。2級は筆記試験のみで、3次元CAD関する基本的な知識が問われる。準1級と1級は実技試験があり、作図能力が必要。実技試験の解答はマークシートで行われる。
CAD利用技術者試験の難易度と合格率
CAD利用技術者試験の内容は大きく分けると2種類あります。
2次元CAD試験 | 基礎レベル・2級・1級の3段階 |
---|---|
3次元CAD試験 | 2級・準1級・1級の3段階 |
合格率と難易度は試験の種類によって異なります。参考としてそれぞれの比率を見ていきましょう。
2次元CAD利用技術者試験 基礎の合格率
年度 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2018年度 | 537 | 494 | 393 | 79.60% |
2017年度 | 715 | 676 | 397 | 58.70% |
2016年度 | 758 | 736 | 476 | 64.70% |
2015年度 | 1085 | 961 | 506 | 52.70% |
2014年度 | 899 | 831 | 502 | 60.40% |
2013年度 | 779 | 730 | 521 | 71.30% |
2次元CAD利用技術者試験の基礎レベルの合格率は60~70%程度になっており、初心者であっても十分に合格できる可能性があります。
ただ、CADオペレーターとして活躍したいと思っているのであれば、このレベルでは有利に自分をアピールすることは難しいでしょう。もうワンランク上のレベルを目指すためのステップと捉えましょう。
2次元CAD利用技術者試験 2級の合格率
2次元CAD利用技術者試験の基礎試験のワンランク上の2級の合格率は以下の通りです。
年度 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2018年度 | 4222 | 4186 | 2103 | 50.20% |
2017年度 | 3704 | 3690 | 1997 | 54.10% |
2016年度 | 3813 | 3778 | 2014 | 53.30% |
2015年度 | 4786 | 4223 | 2224 | 52.70% |
2014年度 | 4870 | 4770 | 2625 | 55.00% |
2013年度 | 5413 | 5233 | 2748 | 52.50% |
基礎レベルよりも合格率は低くなっており、平均で50%程度になっています。ある程度の実務経験や試験対策を行っていないと合格は難しいかもしれません。
ただ、この資格に合格するならCADオペレーターとしてのスキルをアピールすることができます。しっかりと対策を講じて合格を目指しましょう。
2次元CAD利用技術者試験 1級の合格率
2次元CAD利用技術者試験 1級の試験内容は機械、建築、トレース分かれており、分野によって若干合格率が異なります。各分野ごとの合格率をまとめました。
応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2018年度後期(トレース) | 33 | 30 | 18 | 60.00% |
2018年度後期(建築) | 96 | 90 | 56 | 62.22% |
2018年度後期(機械) | 275 | 259 | 161 | 62.16% |
2018年度前期(トレース) | 46 | 42 | 27 | 64.28% |
2018年度前期(建築) | 58 | 54 | 21 | 38.88% |
2018年度前期(機械) | 222 | 210 | 157 | 74.76% |
2017年度後期(トレース) | 60 | 57 | 42 | 73.70% |
2017年度後期(建築) | 84 | 79 | 48 | 60.80% |
2017年度後期(機械) | 304 | 291 | 120 | 41.20% |
2017年度前期(トレース) | 43 | 42 | 25 | 59.52% |
2017年度前期(建築) | 67 | 58 | 13 | 22.41% |
2017年度前期(機械) | 230 | 217 | 114 | 52.53% |
2次元CAD利用技術者試験の1級には多くの女性も受験しており、年度によっては高い合格率を記録しています。
CADオペレーターは男性だけの仕事ではなく女性も活躍できる職業です。CADオペレーターとして活躍したいと思っている女性は、この資格取得を目標にするといいでしょう。
3次元CAD利用技術者試験 2級の合格率
3次元CAD利用技術者試験 2級の合格率は以下の通りです。
応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2018年後期 | 1856 | 1688 | 798 | 47.30% |
2018年前期 | 1321 | 1183 | 423 | 35.75% |
2017年後期 | 1520 | 1404 | 790 | 56.30% |
2017年前期 | 1263 | 1166 | 666 | 57.11% |
2016年後期 | 1225 | 1146 | 485 | 42.32% |
2016年前期 | 888 | 828 | 398 | 48.10% |
2015年後期 | 1113 | 1034 | 564 | 54.50% |
2015年前期 | 998 | 914 | 592 | 64.80% |
年度によって多少の差はありますが、全体的に50~60%程度の合格率になっています。2次元よりも難易度が高いといわれている3次元CADですが、しっかりとした対策をとれば十分に合格できる資格試験です。
3次元CAD利用技術者試験 準1級の合格率
3次元CAD利用技術者試験の準1級の合格率は以下の通りです。
応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2018年後期 | 573 | 527 | 276 | 52.40% |
2018年前期 | 463 | 420 | 177 | 42.14% |
2017年後期 | 568 | 535 | 239 | 44.70% |
2017年前期 | 352 | 317 | 146 | 46.05% |
2016年後期 | 447 | 427 | 220 | 51.52% |
2016年前期 | 277 | 265 | 96 | 36.20% |
2015年後期 | 406 | 381 | 154 | 40.40% |
2015年前期 | 281 | 262 | 127 | 48.50% |
3次元CAD利用技術者試験、2級と比べると合格率が低くなっており、難易度も上がっていることが分かります。このレベルに合格するなら就職や転職の際にも有利になります。
3次元CAD利用技術者試験 1級の合格率
応募者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2018年後期 | 354 | 317 | 77 | 24.30% |
2018年前期 | 301 | 277 | 110 | 39.71% |
2017年後期 | 315 | 291 | 78 | 26.80% |
2017年前期 | 287 | 271 | 115 | 42.43% |
2016年後期 | 312 | 299 | 129 | 43.14% |
2016年前期 | 233 | 222 | 48 | 21.60% |
3次元CAD利用技術者試験の1級になると合格率はグッと低くなり、20~40%程度までになります。現場でのCADの使用経験だけでなく、資格取得に向けた十分な対策が必要になります。
参考書を購入したり、場合によってはスクールに通う必要もあるでしょう。CADオペレーターとして自分のスキルを最大限に向上させたいという人におすすめです。
CADオペレーターに役立つ資格「建築CAD検定試験」
日本で最初のCADの実技試験で受験者数も多い
建築CAD検定試験は一般社団法人である全国建築CAD連盟が認定している資格であり、建築用の図面をCADを使って作図します。1993年に日本で初めての建築CAD実技試験として導入され、それ以来10万人以上が受験しているといわれています。
この試験では、基本的な建築の知識に加えて、CADの使った作図能力と応用力が問われ、合格するためには十分な対策が必要です。試験では、AutoCADなどの汎用CADソフトが使用されるので、建築業界専用で使われているような特殊なCADは利用できません。
建築CAD検定試験は建築CADに特化した資格試験なので、CADオペレーターとして建築業界で活躍したいと思っている人は要チェックです。
建築CAD検定試験の試験概要
試験内容
建築CAD検定試験は4級から準1級まで4段階に分かれており、特に受験資格はありません。4級試験は高校などでの団体受験のみとなっており、基本的には3級からの受験となります。
2級以上になると、建築製図に関係する知識も必要になり、CADに関係したスキルだけでなく、構造力学などの建築に関するノウハウも問われます。CADと建築業界での知識を幅広く習得できるので、CADオペレーターを目指している人にはおすすめです。
受験料
建築CAD検定試験の受験料は以下の通りです。
■建築CAD検定試験準1級
14,400円(税込)
■建築CAD検定試験 2級と3級
10,300円(税込)
試験は4月と10月の年2回、実施されています。試験会場は毎年異なるため、事前に確認が必要です。
建築CAD検定試験の難易度
建築CAD検定試験資格の難易度は取得する級によって変わり、自分の実力に合わせて受検することが重要です。
建築CAD検定試験2級までは難易度が低く、独学や実務経験のない初心者でも合格できる可能性があります。しかし、それ以上の級になると難易度が高くなり、参考を使った学習やスクールに通うなどの対策が必要になります。
建築CAD検定試験には4級試験もありますが、これは団体受験しか受け付けていないので、基本的には3級から順番に受験することになります。建築CAD検定試験の合格率は以下の通りです。
等級 | 合格率 |
---|---|
準1級 | 約25% |
2級 | 約56% |
3級 | 約76% |
4級 | 約90% |
2級までは50%程度の合格率になっていますが、準1級になると25%程度までに低くなります。つまり、CADオペレーターとして準1級に合格するなら周りから注目されることになりますし、自分の実力を認めてもらうことができます。
CADオペレーターに役立つ資格「オートデスク認定資格プログラム」
AutoCADに特化した資格で、2次元・3次元のCADの知識が必要
オートデスク認定資格プログラムとは、オートデスク(Autodesk)社が開発したAutoCADの操作方法を問う認定試験です。
試験はオートデスク認定ユーザーとオートデスク認定プロフェッショナルに分かれており、初心者であればオートデスク認定ユーザーを受験するのがおすすめです。
オートデスク認定資格プログラムでは2次元と3次元CADの使用が必須になっており、初心者から上級者までCADオペレーターとしてスキルを磨きたい人に注目されています。
実際、建築業界ではAutoCADが多く普及しており、オートデスク認定資格プログラムを取得しておくなら、実務経験がなくても面接に合格する可能性があります。建築業界に進みたい人であれば、抑えておきたい資格試験です。
オートデスク認定資格プログラムの試験概要
試験内容はオートデスク認定ユーザーとオートデスク認定プロフェッショナルに分かれており、初級から中級、上級クラスまでの試験内容になっています。
オートデスク認定ユーザー試験の場合、以下の3つに試験内容が分かれています。
- AutoCADユーザー試験
- Autodesk Revit Architectureユーザー試験
- Autodesk Fusion 360ユーザー試験
上記の試験は選択式と実技形式になっており、製品の基礎知識と応力が重視されます。どの試験を選択するにしても、受験する際は1つずつになります。
オートデスク認定プロフェッショナルの試験内容
オートデスク認定プロフェッショナルは2つの項目に分かれています。
- AutoCAD プロフェッショナル試験
- Autodesk Inventor プロフェッショナル試験
どちらもオートデスク社のCAD製品を400時間程度、使用した経験がある人を対象にしています。この試験に合格したいと思っているのであれば、先にオートデスク認定ユーザー試験に合格しておくといいでしょう。
オートデスク認定資格プログラムの難易度
オートデスク認定資格プログラムは、初級者向けのオートデスク認定ユーザーとプロフェッショナルに分かれており、初心者向けのオートデスク試験の場合は難易度は低く、実務経験のない人でも合格できる可能性があります。
オートデスク認定資格プログラムの合格基準は以下の通りです。
オートデスク認定資格プログラム | 資格分類 | 合格に必要な正解率 |
---|---|---|
オートデスク認定プロフェッショナル | AutoCAD | 80%以上 |
Inventor | 71%以上 | |
オートデスク認定ユーザー | AutoCAD | 70 % 以上 |
Revit Architecture | 73 %以上 | |
Fusion 360 | 70 %以上 |
どの資格試験を受験するにしても70%以上の正解率が必要なので、決して簡単な資格試験ではありません。しかし、しっかりとした対策を講じればCADオペレーターとしての経験がなくても合格できる可能性があります。
オートデスク認定資格プログラムは世界中で認知されている資格であり、世界各国に20万人以上の認定者がいると言われています。CADオペレーターとしてのキャリアを高めるために、挑戦することをおすすめします。
CADオペレーターに役立つ資格「Vectorworks操作技能ベーシック認定試験」
住宅やインテリア業界で認知度の高い資格
Vectorworks(ビクターワークス)操作技能ベーシック認定試験とは、エーアンドエー株式会社が実施している操作技能認定試験で、住宅や建築設計、インテリア業界で認知度の高い資格です。
Vectorworksはインテリアデザイナーがイメージした内容を表現しやすいように工夫されており、2次元、3次元CADの使用が必要になります。
試験に合格するためにはVectorworks製品の基本的な知識に加えて、データベースなどの基本的な作図方法に関するスキルが必要になります。
大きな特徴として、自宅でも受験可能になっており、場所や時間を問わずに、自分の実力を試すことができます。忙しくて、資格試験を受けに行く時間がない!という方におすすめです。
Vectorworks操作技能ベーシック認定試験の概要
Vectorworks操作技能ベーシック認定試験の内容はVectorworks製品の操作方法や基本的な作図方法を問うものになっています。
受験料は3,240円となっており、2次元CADだけでなく、3次元CADの使用方法も把握する必要があります。インテリア業界や機械、電機業界でも活躍できるCADオペレーターになりたい人におすすめです。
CADオペレーターの資格が取れる学校や講座
大学ではCADオペレーターに関する資格取得の斡旋は難しい
将来、建築系のCADオペレーターになりたいと思っているのであれば、工学系か建築系の大学がいいでしょう。建築系の学部であれば、カリキュラムの中にCAD操作に関する授業が組み込まれており、基本的な操作方法や建築力学などを学ぶことができます。
ただし、CADオペレーターに関係する資格の取得を斡旋してくれる可能性は低く、資格を取りたい場合は自分で勉強して取得を目指す必要があるでしょう。
また、大学進学の場合、CADの授業を受けても、実際の設計現場で使用されているCADとはソフトが異なっていることもあり、就職した時に即戦力として活躍できない可能性もあります。
しかし、大学ではCAD操作に関する学習だけでなく一般教養も深く学ぶことができます。基本的にCADオペレーターには学歴は関係ありませんが、一部の有名企業では高学歴のCADオペレーターを募集していることもあります。
また、大卒の方が専門学校よりも平均収入が高い傾向があります。全体のメリットとデメリットを判断して、進学する道を決定しましょう。
専門学校ではCADに関係する資格取得をサポートしてくれる
就職した後、CADオペレーターの即戦力として活躍したいと思っているのであれば、専門学校がおすすめです。学校に通っている間に多くの資格を取得できるようにサポートしてくれるので、就職面接の時に他者よりも有利に自分をアピールすることができます。
CAD関係に特化している専門学校では授業内容も充実しています。CADオペレーターになることに特化しているので、3次元CADの操作方法はもちろんのこと、実際の現場で使用されている特殊なCADも導入されており、幅広い業界でCADオペレーターになるための準備を進めることができます。
基本的に専門学校は2年~3年制になりますが、大手の専門学校であれば、大学院の受験資格が取得できる4年制の学校もあるので、将来の設計プランを明確にしてから入校しましょう。
職業訓練学校で資格取得を目指す
時間もお金もないけど、短期間でCADのスキルを身に着けたいという人には職業訓練学校に通うという選択肢があります。カリキュラムの中ではCADの操作方法に関する授業が組み込まれており、機械系と建築系に分かれて授業が行われます。
また、学校に通っている間に資格を取得できるように、試験対策やサポート授業を行ってくれるので、短期間の通学でも実際的なスキルと資格を身に着けることができます。
大学や専門学校と比べると費用も安くすむので、経済的に苦しくても資格取得を目指すことが可能です。
CADオペレーターの資格・試験まとめ
CADオペレーターの資格として認知度の高いCAD利用技術者試験を取得しよう
CADオペレーターに関係する資格について取り上げました。CADオペレーターに役立つ資格はいくつかあり、難易度と合格率は試験の種類によって大きく異なります。
合格を目指すためには自分の実力に合った試験レベルを選ぶことが重要になり、試験対策をしっかりと行うことも大切です。CADオペレーターの資格を取りたいと思っているのであれば専門学校や職業訓練学校に通うという選択肢もあります。
自分に合った方法でCADに関する資格を取得して、就職活動を有利に進めましょう。
CADオペレーターの参考情報
平均年収 | 300万円~500万円 |
---|---|
必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | コンピューター |
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