ホワイトハッカーになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを解説
ITエンジニアを目指す方の中にはホワイトハッカーに興味がある方もいるでしょう。実際にホワイトハッカーとして活躍する方もおり、インターネットの世界の秩序を保つ働きをしています。今回は、ホワイトハッカーになるために必要なスキルや適性について詳しく解説します。
ホワイトハッカーには誰でもなれる?
ホワイトハッカーになるために特別な学歴や資格は必要ない
ホワイトハッカーになるために特別な資格や学歴などは必要ありません。誰でも目指せる職業であり、チャレンジしたいと思った方に可能性のある仕事です。
一定のプログラミングスキルやコンピューター関連の知識などは求められますが、学歴や資格の有無などは気にしなくて大丈夫です。
ホワイトハッカーとは?
ハッカーとは、コンピューターやシステム関連の知識やスキルが豊富にある人のことを指す言葉です。その中でホワイトハッカーとは、コンピューター関連の豊富な知識やスキルをポジティブな目的で活用する人たちのことを言います。
ホワイトハッカーの反意語は「ブラックハッカー」で、ブラックハッカーの場合は悪意を持ってサイバー攻撃やセキュリティ破壊などを行います。
そうしたブラックハッカーの不正を許さないのがホワイトハッカーでもあり、インターネットの世界を守る存在です。
セキュリティやコンピューターに関する幅広い知識が必要
ホワイトハッカーになるためにはセキュリティやコンピューターに関する幅広い知識が求められます。
コンピューターやシステムにはさまざまな仕組みがあり、セキュリティ面も含めて幅広い知見の中から最適なプログラムを選択する必要があります。
ウィルスの種類や対策方法などもそうですが、自身の中で選択肢を多く持っておかなければホワイトハッカーとして活躍することはできません。サイバー攻撃の種類も多様化する中で、それらに対応するだけの知識やスキルが必要な仕事です。
IT系の専門学校や大学などで専門知識を身につける
ホワイトハッカーになるためにIT系の専門学校や大学などで専門知識を身につけることも有効です。ホワイトハッカーとして活躍するためには前提となるプログラミングの知識やスキル、コンピューターやシステム、セキュリティに関する知見が必要です。
IT系の専門学校や大学などで、プログラマーやエンジニアを目指す方たちと学ぶことで専門知識を身につけられます。
最初からホワイトハッカーを目指していない場合、プログラマーやエンジニアからの転身を目指すことも可能です。自らの可能性を広げるためにも、ITエンジニアとして求められるスキルを身につけることを意識しましょう。
CEH認定ホワイトハッカー資格の取得もおすすめ
資格取得を目指す場合は、CEH認定ホワイトハッカー資格がおすすめです。CEH認定ホワイトハッカー資格を取得することで、ホワイトハッカーとしての知識やスキルを客観的に証明できます。
セキュリティ脅威や攻撃手法、攻撃ツールの使い方などの攻撃者視点の知識を身につけた上で、どのように対応すれば良いのかを問われます。
国際的にも知名度の高い資格であり、ホワイトハッカーとして必要なスキルや知識を体系的に習得できる資格としておすすめです。
その他の関連資格一覧
CEH認定ホワイトハッカー資格以外にも、さまざまな関連資格があります。1つずつでも取得を目指すことで、ホワイトハッカーとしての器量を大きくすることができます。
具体的には以下のような資格が挙げられます。
- シスコ技術者認定
- CompTIA認定資格
- 情報処理安全確保支援士技術者試験
- 公認情報セキュリティマネージャー
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
- ネットワーク情報セキュリティマネージャー
- ITストラテジスト
- システムアーキテクト
- データベーススペシャリスト
- GIAC
- CISSP など
興味がある方は実際に資格の内容や試験範囲などを調べて取得に向けた勉強を開始すると良いでしょう。
コンテストに出場して実力をアピールする
ホワイトハッカーになるためにコンテストに出場して実力をアピールするという方法もあります。実際に「SECCON」と呼ばれるセキュリティ技術を競う大会が開催されており、全国的に自身のスキルをアピールできます。
SECONは2013年から毎年開催されており、ホワイトハッカー人材の発掘や育成などを目的として開催されています。大会で優秀な成績を残せば、企業からも声がかかりやすくなるでしょう。
IT企業に就職して経験を積む
ホワイトハッカーを目指す手段は複数ありますが、IT企業に就職して経験を積むことも選択肢の1つです。IT企業でもセキュリティ対策やサイバー対策などを行うケースが多く、専門の部署が用意されていることもあります。
そうした専門の部署やサイバーセキュリティ関連の仕事を行うことで、徐々にスキルを高めることができます。働きながら経験を積むことで、より実践的なスキルが身につきやすくなります。
一定の実務経験を積んだところで、専門のホワイトハッカーとして働くこともできるでしょう。
内閣サイバーセキュリティ対策専門官になることも可能
IT企業で一定の経験を積んだ後で、内閣サイバーセキュリティ対策専門官を目指すこともできます。内閣サイバーセキュリティ対策専門官は内閣サイバーセキュリティセンターの一員として働く仕事で、国家公務員です。
大卒であることやサイバーセキュリティに関する仕事を3年以上行っていることが必要とされるので、未経験で目指すことはできません。スキルアップすることで、こうした道があることも視野に入れておきましょう。
セキュリティ関連の本を読んで勉強する
セキュリティ関連の本を読んで勉強することも有効な手段です。
- 「図解まるわかり セキュリティのしくみ」 増井敏克 著
- 「情報セキュリティ読本 五訂版 IT時代の危機管理入門」 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
上記の本は未経験の方や初心者の方でも読みやすい内容となっており、情報セキュリティに関する知識を体系的に習得できます。基本的な知識を習得した上で業務に当たった方が、その後の成長曲線を上昇させやすくなります。
余裕があれば、サーバー関連やハッカー関連の本なども読みこんで基本的な知識を習得すると良いでしょう。
ホワイトハッカーとして知っておきたいプログラミング言語
ホワイトハッカーになるには、最低限知っておきたいプログラミング言語があります。実際に扱えるレベルになることでホワイトハッカーとしての道が拓けます。
具体的には以下のプログラミング言語です。
- Python
- Java
- PHP
- C言語
- SQL
- DNS
- XHTML など
これらの言語を扱えるようになることが重要です。業務内容やOSによって使用する言語は異なりますが、複数の言語を扱えた方が仕事の幅も広がります。特にC言語やXHTMLは汎用性も高いので、優先的に習得することがポイントです。
実際にホワイトハッカーになれるのは限られた一流エンジニアのみ
ホワイトハッカーを目指す上ではさまざまな方法がありますが、実際にホワイトハッカーになれるのは限られた優秀な人材のみです。コンピューターやシステム、セキュリティを中心に深い造詣や優れた技術があることが求められます。
ハッキング技術は日々進歩しており、ブラックハッカーに対応するために新しい知識やスキルを習得し続けなければなりません。実際の業務は緻密な作業の繰り返しであり、精神的にもタフさが求められます。
ホワイトハッカーに向いている人、適性がある人
ホワイトハッカーを目指す上では、向いている人や適性がある人の特徴について知っておくことも重要です。性格的な部分も含めて適性を知ることで、改めて本当にホワイトハッカーになりたいのかどうか確認する機会にもなります。
簡単に務まる仕事ではないからこそ、内面的な部分を見つめ直すことがポイントです。技術的な部分はもちろんですが、内面的な部分を含めて適性について確認しましょう。
プログラミングスキルやセキュリティに関する知見がある人
ホワイトハッカーになるにはプログラミングスキルやセキュリティに関する知見が欠かせません。ホワイトハッカーになってから学ぶことも数多くありますが、前提となる基本的な知識やスキルがなければなかなか採用されることはないでしょう。
プログラミングは奥深いものであり、プログラミングに興味があることも重要です。嫌々覚えようとしてもなかなか継続することは難しいでしょう。趣味でアプリを作ったり、プログラムを作成したりするぐらいの感覚がある人の方がホワイトハッカーには向いています。
ウィルスに関する知見がある人
ウィルスに関する知見がある人も適性があります。インターネットの世界ではブラックハッカーからのサイバー攻撃の他、ウィルスによる被害も多く散見されます。
既存のウィルス対策ソフトやアプリで対応できれば問題ありませんが、これまでとは異なるタイプのウィルスが登場することもあります。そうしたウィルスに対してどういった対策を講じれば良いか検討して実践するのもホワイトハッカーの役割です。
新規の分野にも臆せずチャレンジできる人は向いているでしょう。
想像力がある人
ホワイトハッカーとして働くためには想像力も欠かせません。サイバー攻撃やウィルスの被害は多様化しており、日々変化が起こり得るものです。
そうした攻撃や被害に対応するために常に先回りをして準備をしなければなりません。これまでの経験や知見を活かしながら先見の明のようなものを発揮できるとホワイトハッカーとしても頼りにされます。
正義感がある人
正義感がある人もホワイトハッカーの適性があります。インターネットの世界ではありますが、悪事を働くものをやっつける存在がホワイトハッカーです。日常生活に置き換えれば警察官のような存在であり、悪を許さないという正義感や責任感が問われます。
人々が安心してインターネットを利用できるシステムを作ろうという気概が立派な仕事につながります。
コミュニケーション能力がある人
ホワイトハッカーとして活躍するためにはコミュニケーション能力があることも重要です。実際の作業はパソコンに向かって行うことが多いですが、クライアントや社内のセキュリティ担当者などとコミュニケーションを取ることも少なくありません。
相手によってはウィルスやセキュリティに関する専門知識がないこともあります。そうした方に対しても、必要な情報をわかりやすく伝える必要があります。
相手が困っていることを聞き出して正確な情報を届けつつ、解決に向けた提案を行うスキルが求められる仕事です。
英語力がある人
ホワイトハッカーとして活躍するためには一定の英語力も求められます。コード自体が英語であり、ハッカー同士のやり取りに用いられる言語も英語であることが多いからです。
また、最新技術に関する情報は英語で公開されることが多いため、英語を理解できないと最新情報を入手しにくくなります。英語力があることによって業務がスムーズに進むことも多いので、頭に入れておくと良いでしょう。
問題解決能力がある人
問題解決能力がある人もホワイトハッカーの適性があります。ホワイトハッカーの仕事は端的に言えばインターネット上にある問題を解決することです。つまり、どんな知識やスキルがあっても問題や課題を解決できなければホワイトハッカーとしての役割を果たしていないと考えられます。
その点において、自らの頭で考えて問題解決に向けて実践的に行動できる人が向いている仕事です。常日頃から問題やトラブルが発生した際に、どのように解決すれば良いか考えて行動する習慣を身につけておくと良いでしょう。
飽くなき探求心がある人
飽くなき探求心があることもホワイトハッカーには欠かせない適性です。サイバー攻撃への対応やウィルス対策は一筋縄ではいかないことも多く、すぐに答えが見つかるとは限りません。
答えを見つけるまでに多くの時間がかかることも珍しくなく、すぐに投げ出してしまうような方は厳しいでしょう。そうではなく、1つのことにこだわり続けて、何とかしてより良い道を模索できないかという探求心がある方は向いています。
性格的に言えば凝り性の方が向いている仕事であり、こだわりを持って働き続けることが重要です。
自身の感情をコントロールできる人
自身の感情をコントロールできることも重要な適性です。ホワイトハッカーとして働いていると、物事が上手く進まずにいらいらしたり、悪事を働こうとする人に対して感情的になったりしてしまうこともあります。
そうした時に自身の感情に任せて仕事をすると解決にはつながらず、ブラックハッカーたちの思うつぼになってしまいます。
そうではなく、常に冷静な気持ちを持ちながら相手の裏をかくような対応を取ることが求められる仕事です。
法律の勉強を厭わない人
ホワイトハッカーとして活躍するために法律の勉強を厭わないこともポイントです。ハッキングに関しても、どこからが犯罪でどこまでは犯罪ではないかといった基準があります。犯罪ではないものに手を出してしまうと時間も無駄になりますし、本来対応するべき事案が後回しになってしまいます。
また、ホワイトハッカー自身の身を守るためにも法律の知識は欠かせません。ホワイトハッカーになると、企業のデータベースや個人情報を閲覧する機会も多くなります。そうした際にどこまでデータを取り出したり閲覧したりして良いのか、境界線を意識しながら働くことが重要です。
総じて法律の知識が欠かせない仕事であり、日々の業務と並行しながら勉強することが重要です。
ホワイトハッカーになるための学校や講座
実際にホワイトハッカーになるためにどういった学校や講座で学べば良いのでしょうか。学生時代から意識を持って学ぶことも重要ですし、社会人になってから学び直すこともできます。
自分自身の年齢やキャリア、学歴などを踏まえた上で最善の選択をすることが重要です。さまざまな学校で学びの場が用意されているので自分に合った場所を選択すると良いでしょう。
東京デザインテクノロジーセンター専門学校
東京デザインテクノロジーセンター専門学校には「スーパーホワイトハッカー専攻」が用意されており、ホワイトハッカーを目指す学生が共に学べる環境があります。ネットワークセキュリティや情報セキュリティなどを中心にAIプログラムなども学べる専攻で、ホワイトハッカーとして必要なスキルを体系的に学ぶことができます。
東京デザインテクノロジー専門学校で学べばITエンジニアとして活躍することも十分可能であり、将来的な選択肢の幅が広がります。
スーパーホワイトハッカー専攻の基礎カリキュラム
- コンピューター基礎
- ネットワーク基礎
- サーバー基礎
- クラウド・仮想化技術習得 など
スーパーホワイトハッカー専攻の専門カリキュラム
- 暗号技術
- 電子認証技術
- ログ解析
- セキュリティ演習
- 総合演習 など
情報セキュリティ大学院大学
情報セキュリティ大学院大学では、セキュリティ面などを学習できる以下の4つのコースがあります。
- 数理科学コース
- サイバーセキュリティとガバナンスコース
- システムデザインコース
- セキュリティ/リスクマネジメントコース
いずれのコースを選択しても、ホワイトハッカーとして必要な知識やスキルを習得できます。
数理科学コース
数理科学コースでは、情報セキュリティに関わる数理的な諸問題を理解するためのカリキュラムが用意されています。マイニング技術の向上やクラスタリング、形式検証といった実践的なスキルも身につけられます。
主な研究対象は以下の通りです。
- 数論アルゴリズム
- 公開鍵暗号
- 準同型暗号
- デジタル署名
- 認証
- ゼロ知識証明
- 暗号プロトコル
- 秘密分散
- 形式検証
- 匿名化
- 差分プライバシー
- 人工知能基礎
- ビッグデータセキュリティ基礎
- クラスタリング
- マイニング など
サイバーセキュリティとガバナンスコース
サイバーセキュリティとガバナンスコースでは、サイバー攻撃の検知や分析、防御技術などを中心に学びます。サイバーセキュリティの先端技術を習得して、実社会においてサイバー攻撃に対応できる人材の育成を目指しています。
主な研究対象は以下の通りです。
- SOC/CSIRT運用
- インシデント対応
- フォレンジックとマルウェア分析
- 攻撃検知と防御
- サイバースレットインテリジェンス(CTI)
- サイバーセキュリティ基本法
- 不正アクセスと営業秘密
- 脆弱性情報・脅威情報の共有技術とフレームワーク(ISAC)
システムデザインコース
システムデザインコースでは、ソフトウェアやネットワーク、システム設計や運用管理などのセキュアな構成法に関する幅広い知識や技術の習得を目指します。経営管理や法制度などの知識を身につけることも可能であり、セーフティ&セキュリティビジネスの分野で活躍できるチャンスが広がります。
主な研究対象は以下の通りです。
- セキュリティ・バイ・デザイン
- 脅威分析
- ビッグデータ分析
- 脆弱性評価
- セキュリティテスト
- フォレンジック
- プライバシー保護
- 知的財産権管理
- セキュアシステム
- マルウェア対策
- セキュアOS
- センサーネットワーク
- ディベンダブルシステム
- ソフトウェア工学
- 人工知能
- 仮想化環境
- 組み込みソフト
- 制御システム
- セイフティ設計 など
セキュリティ/リスクマネジメントコース
セキュリティ/リスクマネジメントコースでは、サイバー攻撃や情報漏洩などに備えるリスクマネジメントについて学ぶことができます。
企業や組織のガバナンス、リスク戦略なども学習できるのでおすすめです。
主な研究対象は以下の通りです。
- リスクマネジメント
- ガバナンス
- セキュリティ行動と心理
- リスク学習プログラム
- リスク分析
- リスク評価
- リスク戦略
- BCP/BCM
- 組織行動
- レビュテーションコントロール
- セキュリティ教育 など
サイバー大学
サイバー大学には、テクノロジーコースの中でセキュリティやソフトウェア、AIテクノロジーに関して学べるプログラムが用意されています。ITエンジニアとして必要な基礎知識を身につけつつ、ホワイトハッカーとして求められる実践的なスキルも身につけることができます。
その他、テクノロジー系やクラウドサービスなどのコースもあるので、起業や経営戦略に興味がある方にもおすすめです。
セキュリティ系エンジニアを目指す方の主なカリキュラムは以下の通りです。
- プログラミング
- 人工知能(AI)
- ネットワーク技術
- 情報セキュリティ技術
- データベース
- データマイニング など
セキュ塾
セキュ塾はホワイトハッカー育成に特化したスクールとして展開しています。サイバーセキュリティ技術者育成コースやマルウェア解析コース、ホワイトハッカー育成コースや情報セキュリティリテラシーコースなど、ホワイトハッカーを目指す方が必要なスキルを身につけられるコースが整っています。
ホワイトハッカー育成コースの主なカリキュラムは以下の通りです。
- ネットワーク基礎・実践
- Web/SQL基礎・実践
- フォレンジック基礎・実践
- バイナリ基礎・実践
- Pwn/Crypt基礎・実践
- 攻防戦基礎・実践
東京電機大学 未来科学部
東京電機大学未来科学部情報メディア学科でもホワイトハッカーになるための知識やスキルを身につけることができます。
具体的には以下のような内容について学べます。
- セキュリティとネットワーク
- 情報セキュリティの基礎と暗号技術
- ネットワークプログラミング
- ネットワークセキュリティおよび演習
- インターネットを支える基礎技術
- ネットワークを高度に活用するソフトウェアの設計手法
- 最新のソフトウェア開発
- ソフトウェア設計
- サーバー設計論
- プログラミングの基礎的思考
- 大規模なソフトウェアを構築する技術 など
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスには環境情報学部があります。環境情報学部ではセキュリティに関する知識やスキルを習得できます。
基盤ソフトウェアシステムについて学ぶコースもあり、そこでセキュリティに関する先端技術や先端情報について学びます。
その他、環境情報学部では以下の内容について詳しく学べます。
- インターネットシステム
- ユビキタス情報システム
- 基礎ソフトウェアシステム
- 知識情報システム
- 音響・映像デザイン など
立命館大学 情報理工学部
立命館大学情報理工学部には「セキュリティネットワークコース」があります。このコースで学べることは主に以下の内容です。
- セキュリティ・暗号技術全般の習得
- インターネットや携帯電話の仕組み
- 情報通信ネットワーク技術全般の習得
- コンピューターの仕組みの基礎
- ネットワークセキュリティ技術
- システムセキュリティ技術
- 脆弱性のないソフトウェアの作成方法
- サイバー攻撃が見つかった場合の対処方法
- サイバー攻撃から情報システムを守るための方法
- コンピュータセキュリティ
- 仮想化技術 など
立命館大学情報理工学部では上記の内容を中心に、ホワイトハッカーに必要とされる知識やスキルについて体系的に学ぶことができます。
会津大学
会津大学では2013年から「サイバー攻撃対策演習・情報セキュリティ講座」を開設して、ホワイトハッカーを目指す学生たちの指導を行っています。講義では実際に発生した事例の紹介やデモンストレーションなどを交えて、より実践に即した形での指導が行われています。
情報セキュリティの基礎を学べる講座として定評があります。講座の主な内容は以下の通りです。
- サイバー攻撃防御演習システムを用いた演習
- サイバーセキュリティに関する講義と演習
- 情報セキュリティ全般
- サイバー攻撃・防御の手法
- ネットワークセキュリティ
- アクセス制御
- デジタルフォレンジック など
この講座は一定の知識や経験がある方を対象に開催されています。情報セキュリティやサイバー対策などに関する知識が全くない方は受講できないので注意が必要です。
ホワイトハッカーになるには?まとめ
ホワイトハッカーになるには圧倒的な知識と技術力で情報インフラを守る気概が必要
ホワイトハッカーになるために特別な資格や学歴は必要ありませんが、簡単に就ける仕事ではありません。ITエンジニアの中でも特に優秀な人材が就く職業であり、圧倒的な知識量やスキルが求められる仕事です。
強い責任感や正義感も求められる仕事であり、インターネット上の番人として情報インフラを守る気概が必要です。ホワイトハッカーとして活躍するためには性格的な部分も含めてさまざまな素養が求められます。自分自身の特徴や強みを改めて見つめ直した上で、可能性を感じる方は積極的にチャレンジしてみましょう。
ホワイトハッカーの参考情報
平均年収 | 600万円~800万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | コンピューター |
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