Webメディア企業社員の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
Webメディア企業社員として働く上で試験や資格を取得していれば、転職や就職の際に有利に働く可能性があります。必ずしも試験を受けないと業務に就けない訳ではありませんが、資格によっては自身のキャリアアップにつながるものもあります。本記事では、Webメディア企業社員に役立つ資格などについてご紹介します。
Webメディア企業社員に役立つ資格「ウェブデザイン技能検定」
Web業界唯一の国家資格
ウェブデザイン技能検定は、インターネットスキル認定普及協会によって行われているWebサイト制作に必要な知識やスキルを問う試験で国家資格になっています。Web業界唯一の国家資格として注目度が高い資格の一つです。
Webサイト作成に直結した試験
ウェブデザイン技能検定は、Webデザイナーに就職する際にスキルをアピールできるメリットが挙げられます。Webサイト制作に直結した試験という事もあり、Webメディア企業社員として取得しておくと有利であり大きな自信にも繋がるでしょう。
ウェブデザイン技能検定の概要
ウェブデザイン技能検定は、1級から3級までありそれぞれ難易度は高めに設定されています。筆記試験と実技試験のどちらもクリアしないといけないボリュームもあります。
合格率
合格率は毎年異なりますが、1級で81.8%、2級が37.2%、3級は59.3%になっています。全体的に合格率は高くなっていますが、級によっての学習が必要になるでしょう。
受験資格
次のうちいずれかに該当すること
■1級
- 7年以上の実務経験を有する者
- 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験を有する者
- 大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者
- 高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者
- 2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者
■1級実技
- 1級の技能検定において、学科試験に合格した者
■2級
- 2年以上の実務経験を有する者
- 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者
- 大学を卒業した者
- 高度職業訓練を修了した者
- 3級の技能検定に合格した者
■3級
ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者
受験費用
- 1級 学科試験7,000円、実技試験25,000円
- 2級 学科試験6,000円、実技試験12,500円
- 3級 学科試験5,000円、実技試験5,000円
出題範囲
■1級学科
インターネット概論、ワールドワイドウェブ(WWW)法務、ウェブデザイン技術、ウェブ標準、ウェブビジュアルデザイン、ウェブインフォメーションデザイン、アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン、ウェブサイト設計・構築技術、ウェブサイト運用・管理技術、安全衛生・作業環境構築
■1級実技
ウェブサイト設計・計画およびウェブサイトデザイン作業、ウェブグラフィックデザイン作業、マルチメディアデータの作成作業、ウェブサイト構築、サーバサイドアプリケーションの作成
効率よくスクールで学習する事も可能
ウェブデザイン技能検定は、テキストなどを使用して独学で学ぶ事が出来ます。効率よく学習したい場合にはスクールに通う事が良いでしょう。
ウェブデザイン技能検定合格のためにスクールに通うことは、Webに関する最新情報を得やすくポイントを押さえた学習が可能です。学習する上での疑問点もその場で質問できる事は大きな魅力。
同じ目標を持つスクールの受講生と切磋琢磨しながら学習出来るのもメリットと言えます。
Webメディア企業社員に役立つ資格「マーケティング検定」
マーケティング技術を身につけるための資格試験
ネットマーケティング検定は、インターネットマーケティングの基本的な知識を認定する検定試験です。Webメディア企業社員のウェブ担当者にとっては欠かせない知識と言えるでしょう。
ネットマーケティング検定の概要
ネットマーケティング検定は四択の基本問題と事例問題に分かれています。合格基準は満点中70%以上の得点率で合格になります。合格率は毎年異なりますが、約62.9%と比較的高い傾向があります。
合格率
62.9%
受験資格
■一般
制限なし
■団体
教育機関(大学・短期大学・専門学校・高校・職業訓練校・スクール等)、各種法人、企業等の団体
受験費用
- 学科試験 5800円
出題範囲
■インターネットマーケティング総論
インターネットマーケティングの基礎理論、媒体別理論、地域別理論、Webサイト理論、インターネット技術知識の必要性、インターネットの構造、検索エンジンの構造、プログラミング、情報セキュリティ対策
■インターネットマーケティング各論
インターネットマーケティングの考え方、インターネットを利用したリサーチと分析、インターネット以外のリサーチと分析、検索エンジン対策、イメージ戦略、サイトにおけるユーザビリティとデザイン理論、インターネットとマスメディア、インターネット広告概論、インターネット広告の種類と特徴、各種技術の発達に伴う特殊な広告手法、インターネット販売における基礎理論など
参考書と問題集で学習しよう
ネットマーケティング検定は、参考書と問題集で学習する事で合格率を高めることが出来るため、うまく活用して効率的に勉強していきましょう。
公式サイトではサンプル問題が乗っているので、問題集だけの対策だと足りない人は利用して学習してください。また、有料ではありますが、公式サイトでは過去問も挑戦できるので、過去問を解いておくと実際の試験にも役立つになるでしょう。
その他のWebメディア企業社員に関する資格
Webメディア企業社員に関する資格はさまざま
ウェブデザイン技能検定やネットマーケティング検定の資格以外にもWebメディア企業社員に関連する資格はいくつかあります。
- Webディレクター試験
- Webリテラシー試験
- Webアナリスト検定
- Google広告認定資格
- ITパスポート試験
- Webライター技能士検定
一覧にあるITパスポート試験は、情報処理技術試験のうち最も簡単なエントリーレベルの資格です。IT業界として働く場合には取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。
Webメディア企業社員に役立つ資格が取れる学校
東京マルチメディア専門学校
東京マルチメディア専門学校では、Webメディア企業社員を目指す人のために、情報処理科が設けられています。就職の幅がとても広く資格対策も充実しているので、2年間で様々な資格の取得が出来ます。
就職内定率100%、就職への強さが魅力
東京マルチメディア専門学校では就職に強い特徴があり、2018年度では就職内定率が100%という実績があります。IT系として専門的な分野ではありながら新入生の殆どが初心者。2年間で論理的な思考や基礎知識を身につけることが出来ます。
東京工学院専門学校
東京工学院専門学校では、Webメディア企業社員を目指す人のためにWebデザイン科が設けられています。Webサイト制作の基本を学ぶ事が出来るので、Webメディア企業社員として必要なスキルを身に付ける事ができるでしょう。
奨学金制度など支援が充実
東京工学院専門学校では、学びたいことや言ってみたいことなど意欲と可能性を支援しています、公的な奨学金制度に加えて独自の奨学金制度、田中育英会奨学金制度(無利子貸与の奨学金)などを用意しています。
学費全額免除の可能性もある特待生奨学金制度など、学生のバックアップもしっかりしています。在学中には、特定の資格や検定に合格した場合に奨学金を支給する制度もあります。
Webメディア企業社員の資格・試験まとめ
Webメディア企業社員として働くなら実務レベルで役立つ資格の取得を目指そう
Webメディア企業社員の仕事自体は、特別な資格や試験に合格していなくても業務に就く事は可能です。
ですが、転職や就職を検討している場合には、資格を取得しておくと良いでしょう。ウェブデザイン技能検定やネットマーケティング検定に合格すれば、一定のスキルを証明することができます。
Webメディア企業社員に関する資格試験は、他にも様々な試験が行われています。まずは、ウェブデザイン技能検定やネットマーケティング検定の資格取得を目指しつつ、自分のやりたい業務に役立つ資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
Webメディア企業社員の参考情報
平均年収 | 300万円~800万円 |
---|---|
必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 企業 |
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