バレーボール選手の資格・試験とは?バレーボールに関連する資格などを解説

バレーボール選手の資格・試験とは?バレーボールに関連する資格などを解説

バレーボール選手は、子どもから憧れられ、世界的なプレーヤーになれば日本の顔となることができる夢のある仕事です。バレーボール選手に資格や試験はあるのでしょうか?また選手として評価をあげるためには、引退後に必要な資格などはどのようなものがあるのでしょうか。今回はバレーボール選手の資格や試験について解説します。

バレーボール選手の資格とは?

バレーボール選手はどのような資格が必要なのでしょうか。

現役時代は資格が必要ない

現役時代はバレーボール選手として必要な資格はありません。プロに認められさえすれば、誰でもバレーボール選手として活躍することができます。もちろん、プロ選手に求められるスキルを身につけるためには、バレーボール選手として学生時代に活躍をする必要があります。

全国大会でアピールをする

学生時代にプロ選手としてアピールをするために最も効果的な方法は全国大会で活躍をすることです。

バレーボールの世界では、「夏のインターハイ」と「春の全国大会」があります。特に3月に開催される春の全国大会はプロバレーボール選手になるための登竜門でもあるため、ここで活躍をすることで、プロ選手として声がかかることもあります。

学生時代に日本代表選手として声がかかれば、一気にスター選手として各チームからオファーが殺到する可能性が高いので、全国大会で活躍することを目標にバレーボールに力をいれましょう。

プロテストを受ける

大会で活躍することができなくても、プロテストを受けることでプロチームに入団できる可能性があります。

自分の所属する学校が全国大会に出場することができない学校であっても、プロテストを受けることで、プロになることが可能になるので、全国大会に出られないからという理由でプロの道を諦めるのではなく、可能性がある道があるのであれば挑戦をするようにしてください。

資格が必要になるのはコーチから

現役時代は、資格よりもアピールでバレーボール選手になることができました。しかし、現役を引退しコーチの道を目指そうとする方は、コーチの資格が必要になります。

コーチには資格が必要

バレーボールのコーチは誰でもなれるわけではありません。日本体育協会公認の資格が必要になります。コーチの資格は、ランクによって指導できる範囲があります。地域のチームを指導するのであれば、公認バレーボール指導員、公認バレーボール上級指導員で指導を行うことができます。

Vリーグクラスの指導者を目指すのであれば、公認バレーボール上級コーチ、国際バレーボール公認コーチの資格が必要です。上級クラスの資格になると、バレーボール協会からの推薦が必要になるケースもあるので、指導者を目指す場合は長期的な視野でステップアップをしていきましょう。

バレーボールコーチの資格を取得するには?

他の資格とは異なり受験を受けるのではなく、講習会を受けることでコーチになる資格を得ることができます。そのため、アマチュアを指導するレベルのコーチであれば、試験を受ける必要なく、講習会を受けるだけでコーチとしての資格を取得する必要があります。

講習会に参加すればコーチになれる

コーチになる資格を得るためには、日本バレーボール協会が定める講習会のカリキュラムを受講することが必須条件になります。講習会のカリキュラムを受ければ、バレーボール教室などで指導できるコーチとして必要な資格を取得することができます。

しかし、講習会を受けるだけではプロや日本代表のコーチになることができません。コーチとしてプロや日本代表のコーチとして活躍をしたいのであれば、上級階級のコーチになる必要があります。上級階級のコーチは、都道府県バレーボール協会の推薦、日本バレーボール協会の推薦が必要になります。推薦の条件は都道府県によって異なりますが共通していることが、「選手として明確な成績を残している」ということになります。

ここで、推薦の条件として最も強力なものが「プロ選手として活躍をした実績」です。プロ選手として実績を残していれば、間違いなく上級階級のコーチの資格を認定される可能性が高く、日本代表、プロチームでのコーチを行うことが可能になります。

日本代表コーチを将来的にしたいという思いがあるのであれば、まずはプロ選手を目指すようにしましょう。

コーチになる上で必要な試験は

講習会で定められるカリキュラムをこなし、推薦状があれば誰でもコーチになる資格を得ることができます。上位階級の資格を持っていれば、プロ〜アマチュアまでさまざまな場所で指導することができます。試験自体はないものの、コーチになってからは「結果」が求められます。

現役引退後にコーチを志望する選手が多いため、コーチになったとしても優秀な指導力がなければ、他のコーチに仕事を奪われてしまう可能性があります。いくらスター選手でも、指導方法がうまくなければ、コーチとして結果を残すことができず、プロチームからのオファーはないでしょう。

コーチになるまでは簡単ですが、コーチに就任してからは常に結果を出さないと、コーチ失格という烙印を押されてしまう可能性があるので、1試合1試合を大切にこなしていく必要があります。選手からの信頼を得て、コーチとしての評価を上げていくことができればセカンドキャリアも充実したものとなるでしょう。

バレーボールコーチの資格が取れる学校

コーチになる資格を得るための学校はありません。その代わりコーチには次のようなスキルが求められるので、引退後にコーチとしてバレーボールに関わりたいという方は、以下のようなスキルを磨くようにしましょう。

経験を元にしたアドバイス

プロのコーチとして指導をするのであれば、自分の経験を元にしたアドバイスが必要不可欠になります。特に世界を相手にするような日本代表のコーチとして活躍をしたいのであれば、自分が日本代表としての実績がなければ、選手として活躍できない可能性があります。

もちろん、選手として実績がなくてもコーチとして有名な選手を育てることは可能なので、実績がない方はコーチとして必要な人間性を武器に選手の指導を行うように心がけましょう。

リーダーシップ

コーチになりたいのであれば、リーダーシップを磨く必要があります。どんなに辛い練習でも、厳しい要求を言われても、この人についていきたいと思わせることが大切です。

この人についていきたいという気持ちがなければ、選手たちの心に響くような指導をすることが難しいので、コーチング術などを学ぶなどして、リーダーシップ能力を高めるようにしてください。

察知能力

アスリートは精神的に不安定な状態になると、プレイに影響が生じ場合によってはつまらないミスを犯してしまうということもあります。

アスリートは日々プレッシャーとも戦っているため、精神的に様子がおかしい選手をコーチは見抜かなくてはなりません。優秀なコーチになりたければ、選手が何を考えているか察知能力を身につけるようにしましょう。

バレーボール選手の資格・試験まとめ

どのような選手になりたいかを思い浮かべておく

バレーボール選手の資格をまとめると、現役時代は資格について考える必要はありません。引退後コーチになりたい方は講習会に参加してコーチの資格を取得する必要があるということです。

バレーボール選手としての選手生命は長くはないので、選手になってから「どのような選手になりたいか」を意識して活動をするようにしましょう。

バレーボール選手の参考情報

平均年収400万円〜500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種スポーツ

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