葬儀屋の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

葬儀屋の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

誰もが生涯の最後にお世話になる仕事、葬儀屋。具体的にはどんな流れで葬儀を進行するのでしょうか。また、葬儀屋になるために必要な資質はなにか、仕事内容や仕事をするにあたってどんなやりがいがあるのかについてご紹介します。

葬儀屋とはどんな仕事?

家族を亡くした遺族に代わってお葬式を執り行う

葬儀屋は家族を亡くした遺族に代わって、お葬式に関わる手続きや葬儀の準備と進行を行う仕事です。大切な家族の「死」という重大な出来事に直面した遺族の立場に立って、その気持ちに寄り添い、心の整理をつけるお手伝いをするのがその役目といえるでしょう。

社会の中で花形と呼べる仕事ではありませんが、あらゆる人に訪れる人生の終わりを整えるというやりがいもあれば意義もある大切な職業です。

葬儀屋に求められる資質

不定期な仕事や力仕事をこなせる体力

人が亡くなるのは日中に限らず深夜・早朝のこともあります。いつ連絡が入るかわからず、いざ連絡が入ったすぐに仕事に取り掛からなければいけないので、規則正しい労働時間を望むのは難しいでしょう。また、何件も立て続けに依頼が入り、ほぼ同時に複数の葬儀を進行しなくてはいけなくなることもあります。

また葬儀屋の仕事内容の中には遺体を搬送する、棺を動かす、会場設営のために様々な資材を運ぶなど、力仕事が要求されるものが多いです。体力は葬儀屋に欠かせない資質のひとつと言えるでしょう。

人の死に接し続けても耐えられる精神力

様々な人の死に携わる葬儀屋には精神力も求められます。亡くなった方は大往生したとは限りません。何かの事故で亡くなった方や自殺した方、事件に巻き込まれてしまった方など、様々な遺体や遺族と葬儀屋は関わることになります。ときには子供を亡くした両親のために葬儀を行うこともあります。

そうした沈痛なケースに直面しても葬儀屋はきちんと仕事をこなさなければいけません。精神的にタフでなければ務まらないでしょう。

第一印象で好感を与えられる人品の正しさ

葬儀を決める商談では、初めて遺族の方と会ってからすぐに何百万のお金が動く商談になることもあります。そんなとき第一印象が悪い葬儀屋に大切な行事であり、お金もかかる葬儀を任せようとするでしょうか?

日常から身なりを整えることに注意をはらい、「この人になら葬儀を任せて大丈夫だろう」と思わせるような立ち居振る舞いができるようにならなくてはいけません。

故人の要望を把握し、相手が本当に望んでいるものを引き出すコミュニケーション力

大切な家族を亡くしたばかりの遺族は動揺していることが多いです。葬儀屋に求められるコミュニケーション力は、ある種異常な状態にある遺族から、彼らが望んでいるもの、大切にしたいことを引き出して、対応する能力です。一般的な会話がすらすらとできるというコミュニケーション力とはまた違った力が求められます。

葬儀屋の仕事の具体的な内容

  1. 連絡を受け病院に向かう
  2. 遺族と葬儀の計画について打ち合わせする
  3. 通夜を進行する
  4. 告別式を執り行う
  5. 火葬式と初七日を済ませる

葬儀屋が依頼を受けて行う業務の流れ

連絡を受け病院に向かう

家族のだれかが亡くなったという連絡を遺族の方から受けます。人はいつ亡くなるかわからないため、ほとんどの葬儀屋ではいつでも受け入れられるよう24時間待機しています。病院に向かい、遺体を引き取り、防腐処理をして故人の自宅などへ搬送し、安置します。

遺族と葬儀の計画について打ち合わせをする

遺族と葬儀の計画について打ち合わせをします。予算や遺族の気持ちを元にプランを決めていきます。また、死亡届や火葬許可の代行なども依頼されれば行います。遺体に湯灌や身づくろいなどをして、状態良くきれいにした上で納棺します。納棺の際は、故人に着せたい服や棺に収めたいものなど遺族の希望を叶えていきます。

通夜を進行する

遺体を、通夜を行う会場へ搬送し、通夜の会場を設営します。僧侶を手配し、参列者の対応と通夜式の司会進行を行います。また通夜振る舞いのためのお酒や料理の用意も整えます。通夜が終わった後、弔問客を別室に案内し、会場の片付けと告別式の準備をします。

告別式を執り行う

通夜に引き続き、参列者の誘導・告別式の司会進行を行います。式で読む弔電の整理、関係者から送られた御供花を並べる、参列者が棺に入れる別れ花を用意・配布するなどとその仕事内容は多岐に渡ります。出棺をした後は会場の片付けも行います。

火葬式と初七日を済ませる

火葬場へ遺体と遺族を運び、火葬式を行います。本来は亡くなった日から7日目に行う初七日ですが、現在では葬式の当日に行うようになっており、火葬が終わったタイミングで行うのが一般的です。

その後、精進落としとして会食をするのでその準備も行います。遺族と参列者が会食をしている間に遺骨や遺影を持ち帰れるように整理し、会食後、遺族に渡します。

葬儀についてはこれで終了ですが、プランによっては仏壇の設置や喪中はがきなどの書類作成など遺族のアフターフォローを行うこともあります。

葬儀屋に関係する専門職

納棺師

遺体をきれいにし、意匠を着替えさせて化粧をほどこし、遺族や参列者が最後の挨拶をする際に見た目をよくする仕事です。遺体を洗う作業から「湯灌師」と呼ばれることもあります。防腐剤を使って遺体の腐敗を防いだり、損傷の激しい遺体を整えたりするのも仕事のうちです。

故人と遺族や参列者が最後の挨拶をするときの状態を整える大切な仕事ですが、遺体と直接向かい合うため、技術だけではなく葬儀屋の中でも特に精神力が求められる仕事です。

葬儀司会者

通夜から告別式まで、葬儀の司会を務め、進行を行う仕事です。遺族や僧侶との打ち合わせによって要望を聞き、葬儀に反映させるのも役目です。葬儀全体を滞りなく進めるためにはその段取りについて把握していなければいけません。決められた原稿を読むアナウンス能力だけではなく、遺族や僧侶との調整能力も問われる仕事です。

生花スタッフ

葬儀の会場に設営する花祭壇を作成したり、親族から送られた供花を会場に設営したり、遺族や参列者が棺に入れる別れ花の準備をするなどと花に関係する仕事は葬儀では欠かせない仕事です。

ドライバー

病院から遺体を引き取り自宅へ搬送することから、霊柩車の運転、遺族や参列者の送迎など、葬儀を行うにあたって車の出番はかなり多いため、葬儀屋にはドライバーもかかせない要員の一人でいえるでしょう。

時間は短いながらも遺族の方と狭い空間の中で乗り合わせる役職ですから、遺族の方への丁寧な思いやりある対応が求められる仕事です。そこが一般的なドライバーに求められる要素と違うところではないでしょうか。

葬儀屋の仕事のやりがい

悲しい思いをしている遺族の力になれる

家族を亡くし、辛い思いをしている遺族の力になるのは葬儀屋の仕事をやる上で大きなやりがいになります。悲しんだり苦しんだりしている人を助けたいと思っている人にとっては天職でしょう。

遺族の気持ちに寄り添って葬儀を進めた結果、遺族の方から感謝の言葉を貰えた瞬間が、一番この仕事をやっていて良かったと感じられるときかもしれません。

葬儀を無事すべて終えられたとき

故人が亡くなったと連絡を受けてから数日にわたって葬儀屋の仕事は続きます。

遺体の収容と保全、遺族との打ち合わせ、書類の手続き、会場の準備と複数の仕事をスピーディーに進行し、滞りなく終わらせなければなりません。大変忙しい仕事ですが、無事葬儀のすべてを終わらせ、故人を見送ったときの達成感は葬儀屋ならではのものです。

葬儀屋の仕事内容まとめ

葬儀屋は大変だが、やりがいもある仕事

お葬式に関わる手続きや葬儀の準備と進行を行う葬儀屋は、人間の死に携わる大切な仕事です。家族を亡くして動揺している遺族と接する職業のため、務めるには体力や精神力、身なりの正しさなどが求められます。

忙しいことや精神的に負担がかかることもありますが、故人を送り出すという社会ではなくてはならない仕事です。悲しむ遺族を手助けするやりがいのある職業であり、葬儀を終えた後には達成感もあります。ただ辛いだけの仕事ではありません。

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