納棺師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

納棺師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

亡くなった人を送り出すために着付けやメイクを施す納棺師になるには、強い精神力や思いやりの心を持つことが大切です。遺体を運ぶための体力も必要ですが、その一方で美的感覚を持つことも重要です。今回の記事では、納棺師に必要なスキルや向いている人の性格的特徴をご紹介します。

納棺師になるには何が必要?

死と向き合う精神力が重要

納棺師として働くためには死と向き合う精神力が必要です。おもな仕事としては、遺体が安置されている自宅や葬儀会館へ訪れて遺体の処理や着付けやメイクなどを施して納棺することです。毎回の現場で遺体に遭遇するため強い精神力が求められます。

納棺師を目指す人の中には友人や家族の死をきっかけで志す人もいますが、実際の現場を目の当たりにすると精神力をかなり消耗してしまい、仕事を続けるのが難しく感じてしまう人もいるようです。

立ち会う現場の中には大人だけではなく、子供の遺体に遭遇することもあります。そのためどんな状況でもちゃんとした仕事ができる強い精神力を持ち続けることが重要です。

仕事に誇りを持つことは大切

遺体に触れるという仕事のため、人によっては納棺師の仕事に偏見を持っていることもあります。場合によっては、友人や家族に理解してもらえないこともあります。そのため、常に愛する人との別れをお手伝いするという誇りを持つことも必要です。

思いやりもの大事な要素の一つ

納棺師には思いやりの心を持つことも重要な要素です。愛する人の最後のお別れの時間に立ち会うため、見守る人への細やかな配慮や思いやりが必要です。悲しみに沈んだ家族に対して温かな声をかけながらも遺体に対しては敬意を持って丁寧に扱わなければなりません。

納棺師の仕事は体力勝負

納棺師の仕事は体力勝負です。重要な仕事として遺体を洗って綺麗にする湯灌があります。

洗うときには遺体を丁寧に持ち上げて運ぶ必要がありますが、体格の大きい遺体については80~100kgになることもあります。通常は2人で運びますが、かなりの重さのため腰や肩に負担がかかります。その上、遺体の場合は死後硬直しているため、遺体の関節を動かそうとしても力を加えないとできないこともあります。

さらに遺体の着付けや化粧を施す際には、常に正座をして前かがみの姿勢で行います。長時間になれば体にかなりの負担が生じます。そのため、ある程度の体力がなければ仕事を続けることができません。

時間通りに作業をする志も大切

状況にもよりますが、納棺師は1日で3~4件の現場へ向かいます。1件の現場で作業することのできる時間は30分から1時間ほどです。

作業できる時間はかなり限られているため、段取り良く行わなければなりません。しかし、現場によっては残された家族が死の別れに立ち会うという状況を受け入れることができないため、なかなか着付けや化粧を施すことのできない現場もあります。そういった状況でも家族に配慮を示しつつ、時間通りに素早く行わなければなりません。

納棺師に向いている人、適性がある人

向上心が仕事を支える

納棺師の仕事に向いている人のスキルとして向上心があげられます。他の職業と違って納棺の仕事には遺体に処理を施すという仕事柄、練習して覚えるという機会がありません。一つ一つの作業については、先輩の仕事を見て学ぶ必要があります。その上、最後の別れという特別な環境で仕事をするため失敗が許されません。

納棺師になりたての頃は慣れないかもしれませんが、研究を重ねることによって、いつかは「この人にお願いしてよかった」と言われる納棺師になることができるように向上心を持ちつづけることができる人が向いています。

死に対するトラウマのない人

納棺師の仕事をはじめたものの、すぐに辞めてしまう人もかなりいます。辞めてしまう人の多くは、頑張ってはみたもののどうしても死に対するショックに耐えられなかったというのが理由のようです。

納棺師の扱う遺体はすべてが綺麗な状態のものではありません。遺体の中には変死や事故死の場合もあり、中には自殺された人の遺体を扱うこともあります。原型をとどめていないものもあり、ベテランの納棺師でも思わず目を背けたくなるような時もあります。さらにしばらく放置された遺体については死臭を放っているものもあります。

納棺師として働くためには、どのような死でも向き合うことのできる人が向いています。

手先の器用さも大切なスキル

納棺師に必要なスキルとして手先が器用であることがあげられます。納棺師は生前の写真を参考にして死化粧を施しますが、上手に施すためにはある程度のメイクに関する知識も必要です。

女性の遺体については美しく仕上げることが求められますので、ある程度の美的センスも必要です。実際に納棺師になる人の半数以上は女性であるというデータもあります。

運転能力も重要

通常の納棺師の仕事以外で求められる能力として運転技術があげられます。納棺師は、仕事現場に向かうために常に車で移動します。場所によっては数百キロ離れたところもあり、数時間かけて移動することもあります。そのため、どんな状況でも安全運転ができる能力も重要なスキルの一つといえます。

納棺師になるための学校・教室

専門学校で学ぶ

納棺師を目指す人の中には、専門学校や専修学校で基礎を身に着けてから就職を目指す人もいます。日本には葬祭業への就職を希望する人のための学校があります。授業では以下の内容について学ぶことができます。

  • 葬祭業の基礎知識
  • 葬儀において関連する法律
  • 葬儀でのビジネスマナー
  • 遺族の心のケアをサポートするための授業
  • 宗教別の対応
  • 着付けや死化粧の施し方
  • 遺体処理

学校によっては模擬葬儀や実習授業が行われているところや、ペットの葬式についての授業を受けるところもあります。希望に合った学校を選ぶことで、納棺師についての基礎的な知識を習得できます。

検定試験を設けている学校もある

授業機関は学校によって異なります。納棺についての専門的な知識のみを学ぶところでは半年、葬儀についての全般的な知識を教わる学校では3年の期間をかけて学ぶところもあります。

学校によっては納棺のための検定試験を設けているところもあります。資格を取得することによって自分のレベルについて把握できるため、さらなるスキルアップを目指すこともできます。

納棺師になるために学歴は不要

納棺師になるための特別な資格や学歴などはありません。ただし厳粛な場所で仕事をするという性質上、ある程度のマナーを理解した人でなければ納棺師として働くことはできません。そのため、葬儀屋によっては新卒ではなく中途採用を専門に受け入れているところもあります。

研修期間中にスキルを身につける

納棺作業ではかなり高いレベルの知識や技術を必要とします。研修期間を設けている葬儀屋も多く、試験に合格しなければ納棺師としてデビューできません。納棺師になるには、納棺師を募集している会社への就職を目指すだけでなく、一人前の納棺師になるための知識やスキルを習得することが重要です。

納棺師になるには?まとめ

死と向かい合う仕事のため精神力や向上心は大切

納棺師の仕事は、亡くなった人を送り出すためのサポートをする仕事です。毎回の現場で死と向き合う必要があるため、どんな状況でも冷静に仕事ができる強い精神力が必要です。

納棺師として働く場合に、向上心や手先の器用さがあれば仕事に役立てることができます。さらに車を運転する機会も多いため、安全に運転できる能力も重要です。

納棺師になるための学校もありますが、納棺師には特別な資格や学歴を必要としないため、葬儀屋へ就職してから納棺について学ぶ人がほとんどです。研修期間を設けている葬儀屋もあるため、先輩の作業を見ながらスキルを身につけることが重要です。

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納棺師の参考情報

平均年収300万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種葬祭・宗教

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