テレビ局社員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計
テレビ局社員は、所属部署にもよりますが一般企業に比べて給与が高いと言われています。それでは、テレビ局社員になると、どのように給与や年収が変化していくのでしょうか。本記事では、テレビ局社員の初任給、平均給与、平均年収など、収入面についてご紹介します。
テレビ局社員の初任給
テレビ局社員の初任給はどの程度もらうことができるのでしょうか。テレビ局社員の初任給について紹介していきましょう。
初任給は一般企業と同じ
テレビ局社員として働くと、初任給は20万円〜24万円前後もらうことができます。これは、全国ネットを展開するキー局の例ですが、一般企業の初任給と同程度受け取ることができます。テレビ局によっては初任給が高いテレビ局もあります。
地方局になると、18〜22万円前後度受け取ることが可能です。キー局と比較をすると安いという印象を受けますが、その地域の会社の初任給に比べて高めの金額が設定されていることが多いので、待遇としては悪くないと言えます。
20代テレビ局社員が行うこと
20代はテレビ局社員としても学びの期間です。この期間で30代までに必要な知識やスキルを身につける必要があります。スキルが備わっていなければ、テレビ局社員として働いても貴重な戦力とは言えないので、色々な経験を積むことで社会経験を積むようにしましょう。
テレビの制作現場に慣れる
20代のテレビ局社員は、「テレビがどのようにして作られていくか」ということを積極的に学ぶようにしてください。現場でAD業務をすることで、テレビ番組がどのようにして作られていくかを肌で感じることができます。
制作現場は体力を使う仕事なので、体力がある20代のうちに現場で必要なスキルやノウハウを身につけるようにしましょう。
人脈を作る
テレビ番組を作る上で大切なのは、人脈です。番組で取り上げたい人物がいても、人脈がなければ出演オファーを受けてくれないということがあります。有名なテレビ番組の中には人脈があるからこそ成立することができたという番組もあります。
人脈を作っておけば、自分がプロデューサーとして番組を仕切ることになった時に役立つので、20代の頃から少しずつ人脈を作るようにしましょう。この時、縦のつながりだけでなく横のつながりも大切にするようにしてください。
アイデアを多く出す
20代のテレビ局社員は忙しい仕事の合間に番組のアイデアを出すことを求められます。特に新番組を提案することを若手のテレビ局社員が行う必要があるので、時間の合間をぬって企画を考えるようにしましょう。
企画書を作る上で大切なことはアイデアを絞り出すという作業です。アイデアが出なければ優秀なテレビマンであるとは言えません。時間があればアイデアを練るように心がけましょう。
テレビ局の平均給与
テレビ局の社員の平均給与はどの程度なのでしょうか。テレビ局によって異なりますが、平均給与は60〜100万円前後になると言われています。地方局でも給与が高い局もあり、月収100万円に到達することが難しくない業界であることがわかります。
給与が上がるタイミングは
テレビ局社員の給与が上がるタイミングは人それぞれです。年功序列で給与が上がることもあれば、有名テレビ番組を担当し高い視聴率を記録した番組の制作者であれば、ご祝儀として給与が高くなることもあります。
確実に給与を上げたいというのであれば、実績を残すようにしましょう。実績を残していれば、給与が上がるだけでなく自分のやりたい番組を作ることができるので、20代の頃からテレビ番組のアイデアを考えテレビ局に評価をしてもらうようにしましょう。
30代テレビ局社員は転職をすべきか
テレビ局社員は給与が高いため転職をする必要がないと考えられますが、キャリアアップをすると現場から離れてしまい、日常的な仕事に不満を感じることもあります。
そのようなテレビ局社員は自分のやりたいことを求めるために、転職を考えるケースもあります。給与待遇で考えればテレビ局で働くことも可能ですが、転職をすべきなのでしょうか。
転職すべきメリット1 ネット業界でも活躍できる
テレビ局社員として実績があれば、ネット業界で活躍することができる可能性があります。ネットで良いと評価されている番組の多くに元テレビ局社員が関わっているケースがあります。
テレビで培ったノウハウをネット業界で活用することができるので、将来的なことを考えてネット業界に進出する手段を検討しても良いでしょう。
転職すべきメリット2 独立できる
元テレビ局社員の多くは、そのノウハウを活用して独立をしているケースが多くあります。テレビ局で構築された人脈は別の仕事でも応用することができるので、テレビ局社員時代に作った人間関係で新たなプロジェクトを起こすこともあります。
テレビ局社員として働くと、仕事の幅が限定されます。しかし、独立をすればさまざまなメディアコンテンツ事業に携わることができるので、幅広い活躍をすることができます。
転職するデメリット
転職にはデメリットも存在します。デメリットとして考えられるものは、収入が下がるという問題です。
どのような会社に転職しても、テレビ局のような高額な給与を期待することはできないので、給与面で仕事を考えているのであれば、テレビ局社員として働き続けるのが良いと言えます。
テレビ局社員の平均年収
テレビ局社員の年収はどのように変化していくのでしょうか。年収を統計すると次のようになります。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代前半 | 240万円前後 |
30代前半 | 600~700万円 |
30代後半 | 800~1,000万円 |
40代以降 | 1,000万円以上 |
年齢があがるにつれて年収が高くなっていきます。視聴率が高いテレビ局になればさらに年収も高くなるので、安定的であることがわかります。
年収1000万円以上は可能
年収1,000万円以上はキー局であればどのテレビ局でも難しいことではありません。全国ネットで展開しているテレビ局になれば、間違いなく年収は1,000万円超えることが考えられます。
地方でも財政状況が悪くないテレビ局であれば、1,000万円以上は難しいことではないので、収入が原因で転職を考えなければいけないということはありません。
年収よりもキャリアプランが大切
テレビ局社員として年収1,000万円を目指すことは難しくなく簡単に達成されるので、テレビ局社員になったら別の目線で物事を考える必要があります。最近では、ネット番組が登場した関係でテレビのあり方が見直される可能性があります。
テレビがネットに負けてしまうと広告収入が減り、結果として社員の給料にも影響する可能性があるので、業界の動向を注目しながら働くようにしましょう。
ネットコンテンツにも視野を入れる
テレビ局社員としてしがみついていると、ネットでテレビに打ち勝つようなコンテンツが登場した時に、波に乗れず取り残されてしまうこともあります。時代の並みに乗り切ることができず、転職に失敗してしまう可能性があります。
ネットでテレビが参入するためにはどのようなことを行えばよいかを考えながら、日々番組づくりに力を入れるようにしましょう。
テレビ局社員の将来性は
最近のテレビは終わったコンテンツと認識している方も少なくありません。テレビを見ずネット動画に夢中になっている人も多くいます。
将来的に見るとテレビが無くなるとは考えられません。しかし、ラジオ局のようにガラパコス化する必要があるので、これからテレビ局社員として入社する方は、将来的な動きを考えながらキャリアプランを設定するようにしましょう。
テレビ局社員の給与・年収まとめ
一般企業よりも待遇が良い仕事
テレビ局社員の給与や年収は一般企業に比べると待遇が良いので、誰もが憧れる仕事には変わりありません。しかし、この先テレビ業界がネットの影響で大きく変化していく可能性があります。
時代の変化とともに、現在の給与、年収形態が大きく変化していく可能性があるので、これからテレビ局社員を志そうとしている方は、テレビ以外のコンテンツにも目を向けるようにしてください。
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テレビ局社員の参考情報
平均年収 | 600万円~1000万円 |
---|---|
必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 企業 |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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