スポーツライターの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

スポーツライターの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

スポーツライターは身近な言葉ではありますが、具体的にどのような仕事をしているのか、ということを知っている人は意外と少ないと思います。スポーツライターは、新聞、雑誌などに提供するスポーツ記事を書くのが主な仕事です。本記事では、スポーツライターの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

スポーツライターとはどんな仕事?

スポーツライターとはどんな仕事なのでしょうか。漠然とイメージがわく人はいらっしゃるかもしれませんが、具体的な説明はちょっと、という方も多いでしょう。

今回はそんなスポーツライターについて、どんな仕事なのか詳細な説明をしていきます。

会社には属さずにスポーツの記事を書く人を指す

スポーツライターは主に会社に属さずに、スポーツについての記事を執筆、取材などをする人を指します。

同じようなことを出版社や新聞社などで行っている人たちもいますが、このような人たちは記者と呼ばれており、スポーツライターには分類されないことが多くなっています。

つまり、自分自身で仕事を受注、または会社などから依頼され、記事を執筆する人たちの総称を言います。

そのため、収入は不安定に

基本的に会社に属さないで働くので、フリーランスという形で働くことになります。そうなると毎月会社から給料を貰えるサラリーマンと違い、収入は不安定となります。

ある月は仕事量も多く月収がサラリーマンの2倍だったが、今月は普通のサラリーマンの半分程度しか稼げなかったということも珍しくはありません。

即戦力が重宝される

また素早く丁寧な記事を執筆できるような、即戦力の人材が重宝される業界でもあります。スポーツの記事は鮮度が命です。例えば国内サッカーのスター選手が海外移籍をすることが発表された際に、他よりも早くその人物に関する記事を書かなければなりません。

依頼人からはスピードをせかされ、さらに質の高い記事も要求されます。そのような環境で仕事をする職業でもあるのが、スポーツライターの特徴でもあります。

記事を書くことだけが仕事ではない

スポーツライターの仕事は記事を書くことだけではありません。実際に選手にアポイントメントを取って、取材やインタビューを行うのもライターの仕事です。そのため、コミュニケーション能力も必要となってくる職業でもあります。

さらには、スポーツを見ることも仕事となります。実際にプロ野球の記事を扱う際に、そのチームが勝ったか負けたかを知らないライターなどはお話にはなりません。しかし裏を返すと、スポーツが好きな人のとっては、大好きなスポーツを見ながら仕事ができるという利点にもなります。

スポーツライターの具体的な仕事内容

では、次にスポーツライターの具体的な仕事内容を見ていきましょう。ただ単に記事を書くだけではなく、その他にもたくさんの業務内容があることが分かると思います。

スポーツ選手にインタビューをし、記事を書く

スポーツライターの仕事は、まず案件を受注するところから始まります。これは自分自身のコネを使い、出版社や新聞社に働きかけたりする営業活動から始まります。また、信頼関係を築けば、会社の方から依頼が来ることもあります。

また初心者の場合であれば、インターネット上のクラウドソーシングサイトで案件を受注することもできます。どのような形であれ、仕事を貰うところがスタートラインとなります。

その次の仕事内容ですが、案件によって異なってきます。案件をあまりこなしていない初心者のライターは、すでにインタビューをされたものを渡されたり、骨組みが出来上がっている記事のライティングなどをしたりする場合もあります。

上級のライターであれば、取材から仕事を任されることもあります。そのためスポーツが行われている会場に赴き、実際にスポーツ選手とコミュニケーションを取るという場面も出てくるでしょう。

取材の際には準備を入念に

仕事をする上で事前の準備は非常に重要です。取材をする選手のプロフィールや、その競技についての情報などを入念に調べておかないと、貴重な時間を使って取材を受けてくれる選手に失礼になるからです。

また世の中のトレンドを調べて、今読者が何を求めているのか、どのような情報を聞けばいいのかなどをリサーチするのも仕事となります。

スポーツライターの1日

スポーツライターの1日は、人によってそれぞれ異なります。ライティングに集中する日は自分自身の好きな時間に起きて、時間の許す限り記事を執筆することが仕事となります。

速筆の人であれば、記事をすぐに書くこともできますが、遅筆の人は構成なども練らなくてはならないため、1日の大半を費やして徹夜で作業をする人も多いそうです。

取材のある日は、選手や所属しているチーム、団体のスケジュールに左右されることがほとんどです。野球選手を例にしても、試合前や試合の後と、取材ができる時間はさまざまです。取材に関していえば、時間的な拘束は多いと言えるでしょう。

特に、取材対象のスポーツの大きな大会が行われている期間は繁忙期となります。例を挙げれば、サッカーのワールドカップの期間です。上級なライターであれば、チームの取材をするために現地まで赴く必要も出てきます。

初心者で取材が無いライターでも、試合結果や内容を把握しないといけないので、しっかりと試合を見る必要が出てきます。また、スポーツに関する知識も取り入れないといけないので、スポーツ観戦は必須の作業になります。

上述したライティングに集中したい日でも、取材対象のスポーツが行われる日の場合は、また自由に動ける時間は少なくなるでしょう。

他のフリーランスと違いスケジューリングが難しい

以上の通り、スポーツライターは他のフリーランスの職業よりも、時間的な制約が多い職業です。取材対象者の時間に合わせて、自分自身もそれに合わせて行動をしないといけないので、スケジューリングをしっかりとする能力が求められるでしょう。

加えて、プライベートな時間の確保も少し難しい職業となります。仕事の忙しさが他の団体のスケジュールで決まるので、プライベートな行事が重なっているときが繁忙期ということもあり得ます。

また、海外にいるスポーツ選手を取材する際には、長期で家を空けることもあります。そのため取材に行く際も、家族の了承を得るのが難しい職業でもあるかもしれません。

スポーツライターの仕事のやりがい

このように、大変な部分も多いスポーツライターですが、その分やりがいの大きい仕事です。どの部分がやりがいなのかを実際に見ていきましょう。

好きなスポーツと関連して働ける

まず一番は自分自身が好きなスポーツに関わって仕事を出来るという点です。特にスポーツを経験している人であれば、自分自身が夢の一部を味わっているそんな感動に包まれることも多いようです。

また、その感動を自分の文章で伝えられるという点もやりがいの一つだともいわれています。自分自身が好きなスポーツの魅力を伝えられる、また関われると言った点がやりがいにつながる職業です。

記事を最後まで書ききったとき

これはライター全般に言えることですが、記事が出来上がったときの達成感、これがやりがいにつながることも多いそうです。ときには何回もダメ出しをされ、苦労をして構成を何度もやりなおすというようなこともあるそうです。

そんな過程を経た記事が完成して、公開されるとやはりこみあげてくる達成感、これがやりがいにつながることでしょう。

スポーツライターの仕事内容まとめ

収入面などが不安定ではあるが、やりがいの強い仕事

スポーツライターの収入はどうしても不安定になりがちです。しかしながら、自分が好きなスポーツを題材に仕事をできてやりがいが強い職業でもあります。

自分で一から企画構成を行うこともできるので、クリエイティブな内容でもあります。スポーツが好きで、自由にフットワーク軽く仕事をしたいと思っている方にピッタリの仕事ではないでしょうか。

スポーツライターの参考情報

平均年収200万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種出版・報道

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