スポーツライターの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

スポーツライターの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説

スポーツライターは、会社に所属せずフリーランスで働いている方が多いため、収入は不安定になることが多くなっています。しかし年収は不安定ながら、実力があればサラリーマンでは得られない収入を得ることも可能です。本記事では、スポーツライターの給与・年収についてご紹介します。

スポーツライターの初任給

スポーツライターは、記者とは違い基本的に、会社に所属しない人が多くなっています。そのため、フリーランスで活動している人が多く、なかなか安定した収入を得られないということも多いのです。

では、スポーツライターの方はいったいどのくらいの収入を得ているのでしょうか。今回はそんなスポーツライターの給料について紹介をしていきます。

基本的にはフリーランスのため初任給は存在しない

スポーツライターは、基本的にフリーランスの人が多い傾向にあります。そのため、初任給という概念は無く、また固定給も無い人が多いというのが特徴です。もちろん、初任給も存在はしません。

強いて言うのであれば、自分が原稿を執筆して1円でも給料を頂けば、それが初任給という形になります。因みに、平成30年度の大学卒業程度初任給の平均は、厚生労働省賃金構造基本統計調査によると、20万6千円となっています。

大学を卒業してすぐにスポーツライターを目指してみたいという方は、まずは、月20万円の賃金を目指すのが目標となりそうです。

スポーツライターの平均給与

フリーランスのため平均値は存在しない

先ほどから申し上げている通り、スポーツライターはフリーランスとして活動することが多いです。そのため、平均的な月給を割り出せないというのが正直なところです。自分たちの活動量、それが月給にも直結をしてきます。

また一記事の単価ですが、多いもので1記事1万円~を越えるような案件もあります。しかしながら、初心者ではそこまで高い案件が回ってくることはほとんどないでしょう。1記事2,500円から高くとも5,000円前後が相場となっています。

安定して、大学卒業程度の人並みに稼げるようになるには、まずはコツコツと記事を書き続け、経験と記事数を積み上げていく必要がありそうです。特に最初のうちは時給換算をすると、都道府県の最低賃金に満たないという場合もあります。そんなときには、心折れるころなくきっちりと仕事をしていくことも大事です。

アルバイト感覚の人も多い

このように、最初はあまり稼ぐことができないスポーツライター。そのため、初心者のうちはアルバイト感覚で業務を行うことも多いようです。また正社員の中でも、副業としてライター活動を行っている方も多数いるようです。

もし大学生や高校生でスポーツライターを目指したいと考えている方は、アルバイト代わりにライター活動をしてみるのも良いかもしれません。学生時代に経験を積んでおくことによって、いざ社会人となり、ライター業務をする際に、高単価な案件を受注できる可能性が高まりますので、おすすめの方法です。

また社会人の方でも、まずは副業として始めて経験を積み、しっかりと結果が出て受注数が安定を見せるようになってからライターとして独立するのも、一つの手かもしれません。

自分自身で年収を延ばすことも可能

基本的にスポーツライターは会社に属さないで働く関係上、収入額は非常に不安定になります。

例えば、野球を専門に扱うライターであった場合には、11月に日本シリーズが終わると、記事の需要も落ち込みますので、出版社や新聞社からの依頼も比例するように、減ります。そうなりますと、原稿が書けないわけですから、自身の収入をもガクンと落ちてしまうのです。

しかしながら、その反面自分の実力次第では、収入を大きくアップすることも可能です。先ほどの、野球を例に挙げますと、もし野球がオフシーズンのときに、サッカーの記事を執筆できるようであれば、そこで同じように収入を得ることもできます。またフットワークが軽ければ、サッカー、野球が同時開催されているときに活動ができます。

そうすると自身の収入も2倍、3倍とどんどん増えていくことでしょう。不安定な収入というリスクもありますが、その分収入を自分自身の手で大きく増やしていける職業でもあります。

スポーツライターの平均年収

安定感のないように見られるスポーツライターですが、年収の方も、もちろん決まった額が支給されるわけではありません。

では、年にどのくらいの給料を貰うことができるのでしょうか。

年収もその人の実力次第

スポーツライターの年収として多い人であれば、数千万円以上稼ぐという人もいます。

条件としては、多くの会社に記事を提供できるパイプがある、本を多く出版していて印税収入が多い。さらには講演会を行い、出演料を貰うなどの多方面からの仕事を多く受注している人が数千万円レベルに達するのです。

それ以外の原稿料だけで稼いでいる人たちは、年収は200万円から500万円ほどに収まることが多いようです。国税庁の調査によると、20代のサラリーマンの平均年収が243万円から278万円ほど。50歳のサラリーマンの平均年収が510万円から670万円ほどです。

新卒時点では、サラリーマンに負けないくらいの給料水準ですが、50代まで停滞を続けてしまうと同年代の人たちとの収入差も大きくなっていきそうです。

ボーナスや福利厚生はほとんど無い

多くの原稿料を稼ぐために、他のジャンルのライター業を行う人も多いようです。また、掛け持ちでアルバイトをしたり、正社員の副業として行う人もいます。

いずれの場合も、かなり著名なスポーツライターになれなければ、それだけで生計を立てていくのは難しい職業であると言えるでしょう。

中には年収が1,000万円を超える人も

また会社に所属している正社員とは違い、ボーナスや福利厚生が無いことも特徴となります。サラリーマンの多くは夏と冬にボーナスが出るため、それが年収の上乗せにもなります。しかしフリーランスのスポーツライターは、その分も自分の腕で稼ぐことが前提です。

また、福利厚生を受けられないという点も特徴です。サラリーマンであれば、社会保険や厚生年金と言った各種保険や地方の保養所などを利用できるなどの、さまざまな福利厚生がついている場合があります。

しかし、スポーツライターとして活動すると、そのような福利厚生はありません。年金も国民年金であるため、将来的にもらえる年金にも差が出てきます。このあたりも考慮してスポーツライターという仕事を考えてみるのも良いかもしれません。

スポーツライターの給与・年収まとめ

給料は安定しないが自分で伸ばしていける

スポーツライターという職業は、弱肉強食の世界です。自分が生き残っていくためには、己の能力を高めて、そして相手よりも良い記事を書く、この心意気を持たないと自分が生きて行けなくなるというなんとも厳しい世界です。

特に、普通のサラリーマンと比べて給料も安定しません。さらには、福利厚生なども無いので、何か自分の身に起きた際には、負担量が大きくなるかもしれません。それでも大好きなスポーツを生業にし、努力次第では収入を大きくすることも可能な仕事です。

職業としてスポーツライターに挑戦してみることは、決して無駄ではないでしょう。

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スポーツライターの参考情報

平均年収200万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種出版・報道

統計情報 出典元:

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