速記者の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

速記者の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

速記者の年収は、一般企業で働く場合に比べて、裁判所や国会など重要な場所で働く方が、若干高くなる傾向にあります。この記事では、速記者の初任給や、平均的な給与・平均的な年収、フリーランスで業務を行った場合の年収などについてご紹介します。

速記者の初任給

速記者の初任給は20万円前後

速記者は速記会社のほか、出版社や新聞社に就職することもありますが、だいだいどの企業も初任給は20万円前後となっています。

速記者は速記の経験年数やスキルによって年収が上がっていく傾向にあるので、初任給はそこまで高くありません。

速記経験者は初任給が高くなるかも

独学や学生時代の部活動などで速記の勉強をしたり、過去に速記者として現場で速記経験がある人は優遇してもらえることがあり、未経験者より初任給が高くなることがあります。

実務未経験でも、速記文字を自由に扱えたり、ある程度の速記スピードが習得できていると多少初任給を上げてでも採用したいと思ってくれる企業も多くあります。

未経験でも初任給を上げたいのであれば、少しでも早く確実に速記で発言内容を記録できるようになっておくと良いでしょう。

速記者の平均給与

速記者の平均給与は30万円前後

厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」のデータによると、速記者の平均給与は30万円前後となっています。企業や雇用形態によって給与のばらつきが大きいため、30万円以上貰っている速記者ももちろんたくさんいます。

昇進できれば給与も大幅アップ

速記者としてスキルが身に付いてくると昇進して役職が付くこともありますし、後輩がついて社員育成やマネジメントにかかわるようになることもあります。そうなると給与も大幅に上がってくるでしょう。

速記者として企業に就職し、安定してキャリアを積んでいきたいのであれば昇進を狙うと良いと思います。そのためにも速記者としてスキルを磨いていくことが大切です。

速記技能検定の1級に合格する

速記者のスキルを認定するための速記技能検定があります。速記技能検定の1級は難易度も高く、合格できればプロの速記者として認められ、給与も上げてもらえるでしょう。

多くの速記者の求人には、速記技能検定1~6級のいずれかに合格していることが条件に指定されているので、給与アップや就職率アップのためにも受けることをおすすめします。

速記者の平均年収

速記者の平均年収は400万~500万円ほど

同じく厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」 のデータ によると、速記者の平均年収は400万円~500万円前後となっています。速記者の年収は速記スキル次第で大幅に上がることもあるため、平均の倍くらいの年収を貰っている人もいます。

現時点で年収が平均的な金額でも、今後の年収を上げるためにはスキルアップはもちろん、このあとご紹介する転職やフリーランスという選択肢も考えてみることをおすすめします。

裁判所や国会の速記者は年収が高い

一般企業で働いている速記者に比べ、裁判所や国会で働いている速記者の方が、年収が高くなっています。一般企業の速記者の年収が500万円だとしたら、裁判所や国会の速記者は年収600万円ほどになります。

裁判所や国会でおこなわれる速記は重要な内容を扱うため、ミスすることなく正確に記録することが求められます。速記者が記録した内容が証言記録として残されることもあり、裁判所や国会速記者の役割の重要さから一般企業の速記者と比べて年収が高くなっていると考えられます。

現在は裁判所や国会の速記者を新規募集していないため、スキルや年収を上げるために裁判所や国会で働きたいと思っても実現できません。今後もしチャンスが訪れたら、ぜひチャレンジしてみてください。

フリーランスになることも視野に入れる

国会や裁判所の速記者募集停止や企業の速記者求人数減少により、速記者として企業に就職することが難しくなってきています。そのため、企業に就職するだけでなく、フリーランスの速記者として働くことも視野に入れてみてください。

フリーランスの速記者になっていきなり安定して仕事を貰うことは難しいのでリスクはありますが、速記者の求人が少ない現代では、フリーランスの速記者として企業と契約を結び、速記の仕事をしている人が多いです。

もちろん、企業に速記者として就職し、ある程度経験を積んでからフリーランスになることもできます。フリーランスになると会社員の倍くらい稼ぐことも可能になるので、年収アップのための選択肢として考えてみてもいいのではないでしょうか。

年収1,000万円を超える速記者もいる

速記者の中には、年収1,000万円を超えるベテラン速記者もいるようです。速記技能検定で1級に合格し、プロの速記者として活躍できれば1,000万円前後の年収になるチャンスもあるということです。企業に所属する速記者で年収1,000万円貰うことはなかなか難しいですが、フリーランスの速記者であれば目指せる金額でしょう。

もちろん、年収1,000万円になるためには相当な努力が必要であり、フリーランスの速記者になれば誰でも年収1,000万円も貰えるわけではありません。しかし、せっかくフリーランスになるのであれば、年収1,000万円を1つの目標として考えてみても良いでしょう。

転職による年収アップも期待できる

すでに企業に所属する速記者として働いている場合、フリーランスだけでなく転職という選択肢もあります。転職であれば速記経験者として過去の経験やスキルによって優遇してもらえるので、現在の年収より高い金額を提示してもらえる可能性が高まります。

速記者の求人は少ないため、なかなか良い求人を見つけられないかもしれませんが、こまめに求人をチェックしてみましょう。採用人数も少ないので、良い求人を見つけたらすぐに応募してください。

速記者は字幕制作の仕事もできる

速記者はパソコンを使って速記することも多く、速記で身につけたタイピングスキルを字幕制作でも活かすことができます。字幕制作は、テレビ番組の生放送や生中継で表示する字幕を、パソコンなどを用いて制作します。

生放送のため、リアルタイムで放送を確認しながら番組出演者の発言をタイピングで入力していきます。事前に台本を読むなど、ある程度番組の流れを把握することはできますが、生放送なので何が起こるか分かりません。ミスしてしまうと修正できず、とても責任重大な仕事です。

もし、速記の仕事だけではなかなか年収を上げられないと感じている人には、速記の仕事と字幕制作の仕事をうまく組み合わせることで年収アップにつながるかもしれません。速記もパソコンでおこなう機会が増えた今、速記の仕事だけにこだわらず、速記スキルを活かせる仕事にも挑戦することで年収を増やせる可能性が高まります。

速記スキルを活かして副業する

先ほどご紹介した字幕制作の仕事以外にも速記スキルを活かせる仕事があります。それは「文字起こし」です。

文字起こしは速記者の仕事と同じで、音声データの発言内容を記録していきます。文字起こしは速記でなくてもできますが、速記スキルを使えば圧倒的に効率よく文字起こしができるので、割の良い仕事と言えるでしょう。

本業で速記や字幕制作をおこないながら、副業で文字起こしの仕事をすることで年収を上げることができます。あくまで副業なのでいきなり大幅に年収を上げることはできませんが、経験を積んでいくと単価の高い仕事も貰えるようになります。

本業の収入だけでは心配だったり、空いた時間で少しでも稼ぎたいという人は副業を始めてみることも検討してみましょう。稼げるだけでなく速記の練習にもなるので、速記スキルが上達し、本業の給与もアップするかもしれません。

速記者の給与・年収まとめ

速記者のニーズは減ってきているが、高額な年収も期待できる

速記者は速記経験者でないと高い給与は期待できないですが、経験を積むことで高水準な年収も目指せる仕事です。資格を取るなどして速記スキルを高めていくことが年収アップへの近道です。

IT化により手書き速記の需要が減ってきていますが、その代わりパソコンを使った速記にシフトしてきています。時代の流れに合わせたスキルを身につけることで、速記者として活躍し続けられるでしょう。

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速記者の参考情報

平均年収400万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種出版・報道

統計情報 出典元:

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