家具職人の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

家具職人の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

単なる木材を素晴らしい家具に昇華させる家具職人。オートメーション化という時代の流れにも負けず、こだわりのものづくりを続けるためには、並大抵ではない努力があるようです。今回は家具職人の仕事内容や魅力、やりがいなどについてご紹介します。

家具職人とはどんな仕事?

家具を作るプロフェッショナル

家具職人は、家具を作るのが仕事です。オーダーメイド家具の場合、デザインを考え、設計図を作ってそれに基づき木材を切り出し、加工していきます。最近はオートメーション化されて工場で大量生産される家具も多くありますが、家具職人はすべての工程を手作業で仕上げることができます。

道具の手入れなども

家具職人は、基本的に使用する道具も自分で手入れをします。見習いの後輩や弟子がいれば、一部の手入れを任せることはありますが、上手くできているかどうかは自分で確認します。特に、カンナやノミといったよく使用する道具は、家具職人自らが刃を研いだり角度を調整したりして、常に最良の状態を保ちます。

後進の育成も

家具職人は、見習い期間が長い仕事です。自分が一人前になり、後輩や弟子がいる立場になれば、今度は自分が指導・世話をすることになります。ほかに、家具職人を育成する学校や職業訓練校などでベテランの家具職人が講師をすることもあります。知識や技術を後進に伝えることも、職人としての仕事のひとつです。

家具職人の仕事の具体的な内容

誰でも見習いからスタート

家具職人は、学歴や資格に関係なく誰でもなることができる職業ですが、一人前の家具職人になるまでには、長期間の修行が必要です。一般的に、見習い期間として5年程度は必要とされているようです。

見習いの家具職人は、就業時間の前や後も道具の手入れをしたり、技術を磨いたり、先輩の仕事ぶりを見て学んだりしています。また、休日でも家具の展示会を見に行ったり、販売されている道具を見に行ったりします。中には木材を切り出す山林まで出向く人もいるようです。

このような生活を数年続けて、やっと一通りのことを学ぶことができます。見習い期間は年収も低く、仕事と休日の境目がないくらい家具一色の生活ですが、もともと家具が好きな人にとってはさほど苦でもないようです。

打ち合わせや材料選びも

家具職人というと工房で黙々と作業をしているイメージが強いかもしれませんが、お客様と打ち合わせをすることもあります。

オーダーメイドの家具を受注する場合、お客様の要望を聞くことからスタートします。お客様のお話をじっくり聞いて、リクエストを図面に起こしていきます。作業の途中でもお客様と打ち合わせをすることはよくあります。

また、材料選びにもこだわっている家具職人もいます。そのような家具職人は、伐採前の木を自ら見に行くこともあるようです。

得意分野に特化する家具職人も多い

家具と言っても幅広くあるので、家具職人にも専門分野、得意分野があります。本棚・食器棚などの棚が得意、布張りや革張りの椅子・ソファなどが得意、といった具合です。

中には、装飾つきの家具を専門にしている家具職人もいます。家具職人は、木を彫り出したりして家具の装飾を作ることがありますが、これには非常に長時間の作業が必要な上、技術や芸術的なセンスも必要で、熟練の域に達するまでに非常に長い時間がかかります。このため、装飾の作製や装飾部分の修理を専門に請け負っている家具職人がいるわけです。

また、小さな家具や食器類などを専門にしている家具職人もいます。インテリアも兼ねた家具で、デザイン性が高いものは、SNSなどでも人気を呼んでいるようで、女性の家具職人も多くいます。

得意分野の家具を多く受注、生産することで、名前が知られる機会も増え、その家具づくりの腕をさらに上げることもできるため、ある程度、分野を絞って製作している家具職人が多くいます。

家具職人の仕事のやりがい

長期に渡って使用してもらえる

自分が製作した家具をお客様に使用してもらえるのは、それだけでも嬉しいものですが、その家具が何十年も、時には100年以上の長きにわたり、子や孫へと引き継がれて大切に使用してもらえれば、職人冥利につきます。

自分が作った家具をお客様に納品し、お褒めの言葉をいただく瞬間は、家具職人としてのやりがいとなり、次の製作へのエネルギーにつながります。

自分の作った家具に再会することも

良い家具は、修理しながらも長く使い続けることができるので、家具職人は家具の修理を請け負うこともよくあります。時には、以前に自分が作った家具の修理の仕事が来ることもあります。

自分が作った家具が長期間、大切に使用されたことを実感できる瞬間です。まるで自分の子供に再会したかのような喜びと充実感を味わえるのは、家具職人ならではの醍醐味かもしれません。

伝統技法を引き継ぐ

地域にもよりますが、家具づくりの伝統的な技術・技法を継承するという側面もあります。伝統技術により作られる家具の中は、技法を守るため、国や自治体から補助金が出ているものもあります。先人の技術を次の世代に引き継ぐという大切な役割を担うことは、家具職人としての大きなやりがいとなるでしょう。

ものづくりの苦悩と喜び

家具職人は、ほぼすべての工程を一人で担当することが多々あります。図面を描くところから、材料を切り出したり、加工・組み立てをしたり、仕上げをしたり、と多くの工程を経る必要があるため、コツコツと地道な作業が何日も続きます。

お客様からの注文に応じてオリジナル家具を製作する場合は、お客様の要望を満たすような家具の構想を練るところからスタートするわけですが、予算的な制約があったり、納期までの日数に限りがあったりと現実的な制約は意外と多いものです。

お客様は、家具のことについては言わば素人ですから、その注文も十人十色です。家具のプロである家具職人から見ればおかしな要望があったとしても、それを良い家具の形に進化させることが求められます。どのように具体的な形に変えていくか、職人の腕が問われるところですし、職人としてやりがいを感じる瞬間でもあります。

時には良いデザインが思い浮かばないとか、難しい技術を要するとか、自分のスキル・才能の無さに落ち込むこともあるでしょう。さまざまな苦悩を経て、無事に家具が完成した時の喜びは、作った人にしかわからないものです。

単なる木材から家具の形を生み出すためには、大変なことも多くありますが、その分、大きな達成感を味わえるでしょう。

手先を動かす仕事への満足感

家具職人は、もともと、ものづくりが好きな人が多く、手先を動かして何かを作り出すことそのものに喜びを感じるようです。つらい作業が続いたり、待遇面ではあまり恵まれなかったりしても、好きな仕事ができることにやりがいを感じながら、日々、多くの家具職人が、研鑽を積んでいます。

家具職人の中には、休日でも家具のデザインの構想を練ったり、展示会を見に行ったり、あるいは道具の手入れをしたり、と仕事に必要なことや仕事の延長上にあるようなことをする人もいます。もともと好きなことが仕事になったので、趣味と仕事の境目があまりなく、そのような生活を苦痛ではなく喜びと感じる人もいるようです。

価格ではない勝負どころ

最近の家具製作はオートメーション化が進んでいて、手作りの家具の需要は必ずしも多くはありません。しかし、工業製品ではなくオーダーメイドの手作り家具を使いたいという人が一定数いるのも事実です。大量生産の家具に価格で対抗することはできませんので、それ以外の点でお客様のニーズをキャッチできるよう、魅力的な家具を製作することが必要です。

そう簡単にできることではありませんが、家具職人としての技術やセンス、誇りをかけて製作した唯一無二の家具がお客様に評価されれば、顧客の獲得につながり、職人としても大いにやりがいを感じることができます。

家具職人の仕事内容まとめ

技術とセンスが問われる仕事

家具職人は、家具作りの全てを手作業で行なうので、技術力が問われます。オーダーメイド家具や家具の装飾部分を請け負う場合は、芸術的なセンスも必要です。一人前になるまでに数年間の修行が必要なほど、技術を身につけるのが大変な家具職人。

仕事とプライベートの境界があいまいになるほど家具一色の生活を送る家具職人も多くいます。それだけに、こだわりの家具をお客様に喜んでもらえることは、大きなやりがいです。

家具職人の参考情報

平均年収250万円~400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種建築・不動産

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