ビルメンテナンスの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

ビルメンテナンスの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

ビルの安全を保持するビルメンテナンスの仕事は、具体的にどのようなことを行っているかご存知でしょうか。このページでは、ビルメンテナンスの仕事について詳しく解説しています。これからビルメンテナンスで働こうとしている人は、ぜひ参考にしてください。

ビルメンテナンスとはどんな仕事?

ビルメンテナンスの仕事がどのような仕事なのか、いったい何をしているのか、実は詳しくは知らないという人が多いのではないでしょうか。ビルメンテナンスの仕事は、主にビル内の設備に不具合がなく正しく機能しているかをチェックする仕事なので、普通の人たちが目にすることはありません。

そのため、いったい何をしているのかわからないという人もいるでしょう。しかし、オフィスビルなどを利用したことのある人は、次のようなことを経験したことがあるかと思います。

例えば、「ビルの自動ドアが壊れていたのに、次の日には元通りになっていた」などといったことです。このような場合、ビルメンテナンスの人が仕事をしていたことになります。

ビルの異常がないかを点検する仕事

ビルメンテナンスの主な仕事は、ビルの設備が正しく機能しているかをチェックする仕事です。ビルにはさまざまな設備が備わっています。自動ドア、エスカレーター、照明、緊急ボタンなど、非常時に必要となる設備から、常時必要とされ機能しているものまでさまざまです。

これらの設備が一つでも故障すると、利用者に大きな影響を与えます。例えば、エスカレーターやエレベーターが故障してしまった場合、利用者は目的の階まで階段を使って移動しなければなりません。

あるいは、天井が崩壊する恐れがある場合、利用者が被害にあわないように、いったん利用を停止することもあります。些細な異常でも見逃すと、結果的に大事故につながることもあります。そのためにも、ビルメンテナンスの点検は必要不可欠になります。

ビルについて異常があればいつでも動く

ビルメンテナンスは、安全を確認するだけではありません。ビルの設備に異常が発生したら、すぐに対処しなければなりません。施設によっては夜間に点検、修理を行うケースもあります。ショッピングモールなどの複合施設などを兼ね備えたビルになれば、24時間体制でビルメンテナンスを行う必要もあります。

ビルメンテナンスの人は、予期せぬ異常事態が発生した時に、すぐに対応することができるスピードと、どのような対処をすれば問題を解決することができるのかといった判断力や解決力も求められます。

設備によって勤務形態が異なる

ビルの規模によって、ビルメンテナンスの方法も異なります。大規模施設になれば、24時間体制で点検することもあります。また、夜間をメインにして点検を行うこともあります。どちらの働き方になるかは、ビルメンテナンス会社によって異なります。どちらにも共通している点は、ビルメンテナンスには、機械の知識が必要ということです。

また、常駐して異常事態の時に対応するという会社もあります。給与形態もさまざまなので、ビルメンテナンス会社で働く際は、自分に適した会社で働くようにしましょう。

ビルメンテナンスの仕事の具体的な内容

それでは、ビルメンテナンスではどのような仕事が実際に行われているのか、詳しく紹介していきます。ビルメンテナンスの仕事では、次のようなことを中心に点検を行います。

ビル設備の点検

ビル設備といってもさまざまです。細かい点検から、大規模な点検までさまざまです。これらの管理を行う仕事がビルメンテナンスの仕事になるので、活動は多岐にわたります。それでは、実際にどのような仕事が行われているのか、項目ごとに紹介していきます。

日常的な保守点検

ビルメンテナンスの仕事のなかで最も多い仕事が、日常的な保守点検です。「ビルの蛍光灯の明かりが切れた」「空調の効きがおかしい」といった利用者の声をもとに該当する場所を点検するというものです。場合によっては、トイレが流れない、扉が開かないといったケースもあります。

このような異常事態に対処しつつも、日頃からおかしな場所がないか定期的に点検することもビルメンテナンスの仕事として要求されます。

また、大規模なビルになると、ビル管理法のもとで定期的に、空気や水の検査、受水槽の検査、害虫駆除などを行う必要もあります。勤務地によって保守点検内容もさまざまなので、あらゆる知識が求められる仕事であるといえるでしょう。

各種設備の修繕対応

日常的な保守点検以外にも、ボイラー設備、空調設備などの専門知識が必要な箇所を修理する仕事もあります。このような設備では、専門的な知識が求められるため、場合によっては自分たちで修理をすることができず、業者に依頼をすることもあります。

この時、どのような修理が必要なのかを業者に伝える仕事も、ビルメンテナンスの仕事になるため、専門的な知識が要求されることもあります。

夜間チェック

ビルの施設によっては日中ではなく夜間に活動するビルメンテナンス会社もあります。夜間のチェックでは、利用者がいないためさまざまな場所を重点的にチェックすることができます。しかし、時間が限られているため、点検を行う際スピードと正確性が重要になります。

もちろん夜間の仕事は日中の仕事とは異なり、不規則になってしまうため、ビルメンテナンスの仕事は体力が求められる仕事であることも覚えておきましょう。

ビルメンテナンスの仕事のやりがい

ビルメンテナンスの仕事と聞くと、どこか大変だったり、逆にラクそうな仕事といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。しかし、実際のところはそのようなイメージとはかけ離れている仕事です。ここからは、ビルメンテナンスのやりがいについて紹介していきます。

資格が給与につながる

ビルメンテナンスの仕事では、さまざまな設備を点検して修理をすることが主な仕事になります。そのため、さまざまな機械の資格が必要になる仕事でもあります。ビルメンテナンスに携わる人でも、いろいろな資格を持っていれば、それだけでさまざまな仕事を任され、結果的に昇給につながります。

資格を取得すればするほど、自分の仕事として活かすことができるのはビルメンテナンスの仕事の良い点であるといえるでしょう。

専門知識を身につけることができる

ビルメンテナンスでは、空調設備、水道の配管、ボイラーなどさまざまな設備をチェックすることになるため、それぞれの設備に関する知識も身につくようになります。これらの知識が必ず必要になるため、仕事をしていくうちに専門知識が自然と身につき、仕事を辞めた後でも知識として活用することができます。

ビルメンテナンスの仕事に携わるほど、実践的な知識を身につけることができるため、転職時には強みとして活用できる点もビルメンテナンスの良い点であるといえるでしょう。

頼りにされる仕事

ビルメンテナンスの仕事は、専門的な知識が必要不可欠になるため、異常事態が発生した時には、ビルメンテナンスの力が必要になります。利用者のトラブルを解決していくことで、頼りになる存在として認知されるようになります。

困った人を、自分の力で助けることができるという点も、ビルメンテナンスの仕事でしか行うことができないので、人から感謝される仕事でもあるといえるでしょう。

機械を修理できる

機械が好きな人にとって、ビルメンテナンスはやりがいのある仕事であるといえます。故障している箇所を、自分の力によって修理し、正常な状態に戻すことができるため、故障した機械を修理することが好きな人にはやりがいのある仕事であるといえるでしょう。

また、機械の内部を正常時でもチェックすることができるため、機械が好きな方にはおすすめの仕事です。

ビルメンテナンスの仕事内容まとめ

ビルメンテナンスは縁の下の力持ち

ビルメンテナンスの仕事は決して目立つ仕事ではなく、与えられた業務を黙々とこなしていく仕事です。一見すれば、誰にも注目されない地味な仕事です。

しかし、ビルメンテナンスが行われていないと、ビルの安全を保つことはできないため、必要不可欠な仕事です。その点を理解してビルメンテナンスの仕事を志してみてはいかがでしょうか。

ビルメンテナンスの参考情報

平均年収300万円〜400万円
必要資格
  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • ボイラー技士
  • 危険物取扱者
  • 冷凍機械責任者
資格区分 国家資格
職業職種建築・不動産

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