シンガーソングライター資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

シンガーソングライター資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

シンガーソングライターは、才能や実力があれば資格に関係なく活動することができます。しかし、自分のスキルを客観的に証明したり、曲作りのために役立てる目的で資格・試験を取得し、活用することは有用だと言えます。本記事では、シンガーソングライターに役立つ可能性がある資格などについてご紹介します。

シンガーソングライターの資格とは?

専用の資格はないが、民間資格の活用は可能

シンガーソングライターを名乗るために必要な資格・試験はありません。特にファンは少なくてもいい、CDやグッズの売り上げにもこだわらないという人であれば、自称シンガーソングライターとしてすぐにでも活動を開始することができます。

自称でもなれる職業ということもあり、シンガーソングライターを目指す人は数多くいます。実際に、毎年数十人から数百人程度がシンガーソングライターとしてデビューしているともいわれています。しかし、シンガーソングライターとして大成している人はごくわずか。プロにもなれず、ヒット曲を出せずに苦労する人も多いようです。

このため、成功を掴むべく学校で専門知識を身につけたり、資格やオーディションで自分のスキルをアピールしたりする人も多くいます。シンガーソングライターのためだけの資格や学校はありませんが、音楽分野の民間資格などはありますので、主なものをご紹介します。

ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)

音楽業界で広く知られている資格として、まずはヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)が挙げられます。「一般財団法人ヤマハ音楽振興会」が認定している民間資格です。

ヤマハ音楽振興会は、音楽の教育、普及を目的に大手楽器メーカーの「ヤマハ」が設立した法人で、「ヤマハ音楽教室」や「ヤマハ大人の音楽レッスン」などを実施していることでよく知られています。

ヤマハ音楽能力検定制度は、音楽を指導する人や学ぶ人向けの検定です。1967年に制定され、50年以上の歴史がある検定で、海外でも実施されています。試験は「グレード」に分かれていて、2級から13級までの各グレードと、ヤマハ音楽教室幼児科在籍生向けの「音楽基礎グレード」があります。

上位の級はプロの演奏家やプロを目指す人向け、下位の級は、初心者・学習者向けの内容になっています。ヤマハ音楽教室で講師をするためには、5級以上を取得しているか、同程度の実力が必要とされています。なお、1級の試験は現在行なわれておらず、試験の内容も公表されていません。

何級以上を取得すればシンガーソングライターになれる、といったことはありませんが、音楽業界では学歴以外の資格・試験は少ないので、上位のグレードを持っていれば面接の際のアピールポイントとなるかもしれません。また、自分の演奏の実力、上達具合を客観的に把握するためにこのような検定制度を活用する手もあるでしょう。

ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)の難易度・合格率

ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)の詳細な試験内容、難易度や合格率は公表されていませんが、日ごろから講師についてしっかり練習を重ねていれば合格の可能性が高まるでしょう。

上位の級は楽器によっては試験後に1人ずつ講評がありますし、仮に不合格でも点数を知ることができるので、次に生かすことができます。

ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)の受験料

受験料は以下の通りです。

等級 受験料
2級 50,000円
3級 12,500円
4級 10,500円(演奏グレード)、9,500円(指導グレード)
5級 9,500円(演奏グレード)、8,500円(指導グレード)
6級・7級 6,500円(ピアノ・エレクトーン)、6,000円(ドラム・管楽器・クラシックギター)
8級・9級 5,500円(ピアノ・エレクトーン)、5,000円(ドラム・管楽器・クラシックギター)
10級 4,500円(ピアノ・エレクトーン)、4,000円(ドラム・管楽器・クラシックギター)
11級~13級 1,500円

その他、シンガーソングライターに役立つ可能性がある資格

一般財団法人日本歌謡検定協会の歌検定

自分の歌の表現力や長所・短所を客観的に知るための方法として、「歌検定」があります。「一般財団法人日本歌謡検定協会」が実施している検定で、電話によって審査される点が特徴です。

ホームページから申し込みや手続きを行うとメールで連絡が来るので専用の電話番号へ電話します。ガイダンスの指示で級を選ぶなどした後、電話口で歌います。自動音声応答装置で録音され、専門家によって採点されます。審査基準や審査員の指名はホームページ上に公開されているので、自分の実力を客観的に把握することができます。

歌検定の級は1級から4級まであり、1級と2級は2曲、3級と4級は1曲、自分の好きな曲を選ぶことができます。

歌検定の検定料

検定料は以下の通りです。

  • 1級 3,000円
  • 2級 2,500円
  • 3級 1,800円
  • 4級 1,500円

公益財団法人音楽文化創造のミュージックマスター・オンライン

Web上で手軽に受験できる検定として、「ミュージックマスター・オンライン」があります。

「公益財団法人音楽文化創造」が洗足学園音楽大学との共同研究に基づき実施している検定です。音楽様式、音楽理論、楽器や音楽用語などの設問にWeb上で解答します。

現在は、4級と5級のみの提供となっていて、受験料は無料です。

シンガーソングライターに役立つ資格・スキルが学べる学校

必要なことを学べる学校は数多くある

シンガーソングライターは、作詞や作曲、歌や演奏を行うので、大学や専門学校、スクール等でこれらの知識やスキルを学ぶことが考えられます。

シンガーソングライターは才能や技術があれば学校を出ていなくてもなることができますが、プロとして成功する確度を高めるためには、学校で専門知識を得たり人脈を広げたりすることが有効でしょう。

作詞や作曲のノウハウ、音楽理論、歌唱や楽器演奏のレッスンなど、シンガーソングライターに求められるスキルをトータルで学べる大学や専門学校は数多くあります。音楽プロダクションや芸能事務所が養成所を運営していることもあります。

また、シンガーソングライターの資格が取れる学校としては、その資格試験を実施しているスクール等で学ぶことも考えられます。ヤマハグレードであれば、ヤマハ音楽教室に所属する、ヤマハ音楽教室出身の先生につくなどです。

洗足学園音楽大学

洗足学園音楽大学は、プロの指揮者やオーケストラ奏者等も数多く輩出している大学ですが、クラシックのほかにコンテンポラリー系のコースもある音楽大学です。

国内の音楽大学の中ではじめてジャズコースやロック&ポップスコースを設けた大学で、シンガーソングライターとして必要な専門知識や演奏スキルを身につけることができます。

レッスン以外の必修科目がないので自分の目的に応じて学べるのも魅力的です。歌手・ボーカリストや作曲家を目指す人が多く在学する大学なので、将来のライバルと共に切磋琢磨することができるでしょう。

なお、入学金は20万円、授業料は半期あたり74.5万円、施設費が半期あたり25万円です。

尚美ミュージックカレッジ専門学校

尚美ミュージックカレッジ専門学校は、音楽を目指す人のための専門学校で、2年制の10学科と4年制の1学科(音楽総合アカデミー学科)があります。

2年制のプロミュージシャン学科に「シンガーソングライター専攻」があり、作詞、作曲や音響研究のほか、ヴォイストレーニングやオリジナル作品制作などのカリキュラムがあります。

アンサンブル、バンド練習などもあり、シンガーソングライターに必要なことを一貫して学ぶことができます。

なお、プロミュージシャン学科の学費は入学金が20万円、年間授業料が82万円、教育環境整備費が37万円です。

シンガーソングライターの資格・試験まとめ

シンガーソングライターに資格・試験は不要だが、持っていると有利なことも

シンガーソングライターとして活動するために資格は特に必要ありませんが、音楽団体等が実施している資格を持っていれば、一定のスキルを示すために役立つことはあるでしょう。

業界関係者の目にとまるためには、プロダクション等が実施しているオーディションに積極的に応募したり、音楽専攻のある学校で学び、人脈を広げたりすることも有効と考えられます。

シンガーソングライターの参考情報

平均年収-
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種音楽・ラジオ

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