パソコンインストラクターになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
パソコンインストラクターとは、パソコンの使い方を教える講師のことです。パソコン教室に就職したリ独立してフリーで活躍することもできます。パソコンインストラクターになるには、どんな能力が必要なのか、どんな人がこの仕事に向いているのか、その適性などをこの記事では解説します。
パソコンインストラクターになるには何が必要?
パソコンインストラクターはパソコンの使い方を指導するのが仕事です。大きく分けて以下の3つの方法で仕事に就くことができます。
- パソコン教室で働く
- フリーの講師として働く
- 自分でパソコン教室を開く
パソコンインストラクターとしてパソコン教室で働くことができます。さらにフリーの講師として依頼があればパソコン教室や講習会で教えることもできます。パソコンインストラクターとしてのスキルがアップし、経営者としての才覚があれば独立してパソコン教室を自分で開くという方法もあります。
働き方もいくつかあるパソコンインストラクターですが、まずパソコンインストラクターとして働くためにはどんな能力が必要なのか紹介します。
パソコンの基本的な知識
Word・Excelが使えるのはもちろんですが、PhotoshopやIllustratorなどOffice系以外のソフトの基本的操作もできるほうがいいでしょう。さらに、インターネットの接続方法、セキュリティ、よくあるパソコンのトラブルの解決方法など知っておく必要があります。
向上心
パソコンで使うソフトやアプリはアップデートされ使い方が変わることもあります。パソコンとタブレット・スマホを連動して使う人や機会も増えています。
ソフトやアプリの進歩に伴い、パソコンインストラクターとして教えてなければならない内容が変わったり増えたりするので、パソコンインストラクターとして日々新たなことを取り入れ向上するという姿勢も求められます。
教える能力も必要
ここまで紹介したパソコンインストラクターとして求められる能力はパソコンを使えるという分野に特化したものでしたが、人に教えるのが仕事のパソコンインストラクターは、教えることに関係する特性も身につけなければなりません。
パソコンインストラクターとして人に教えるために必要な5つの特性を紹介します。
1.良い印象の見た目
パソコンに関する優れた知識を持っていても見た目の印象が悪ければ生徒さんは教えてもらいたいとは思いません。清潔感のある身なり、丁寧な話し方、近づきやすい雰囲気などは、直接パソコンの知識とは関係ありませんが、パソコンインストラクターとしての成功するためには必要な特性です。
2.コミュニケーション能力
教える内容や教え方も、生徒のニーズ、理解度などに合わせて調整する必要があります。参加者の様子を観察し、教える内容や教え方を生徒ひとりひとりに合わせるためにも、生徒とよくコミュニケーションをとり、生徒がパソコンを使って何をしたいのか、どこまで理解しているのかを知ることは大切です。
3.柔軟に対応する
講習会や企業研修などでは大勢の人たちを一度に教える機会もあります。ある程度教える内容や教え方は準備していきますが、本番の参加者の年齢層や理解の程度を観察し、準備してきた内容や教え方を調整する必要がある場合もあります。場の空気を読んで柔軟に対応できる能力もパソコンインストラクターとして必須です。
4.イライラしない
生徒や参加者の中には同じことを何度も質問される方や、同じことを何度も教える必要のある方もいます。すぐにイラっとするようでは、生徒や参加者を上手に教えることはできません。
理解力の遅い方がいても辛抱強くイライラせずに教えられるなら、親切な先生ということで周りの生徒や参加者も安心して学び続けることができます。
5.プレゼンテーション
ただ自分が持っているパソコンの知識を伝えるのではなく、一流のパソコンインストラクターは、個々の生徒のニーズや理解の程度をよく把握し、それぞれの目標を達成するためには、何を・どれくらい・どのように教える必要があるのか授業カリキュラムを組み立てプレゼンすることができます。
生徒各人に必要なものは何かを理解し、達成するための方法をプレゼンできる能力も、インストラクターとして成功するためには必要です。
責任感のある人
パソコンの知識、教える能力以外にも必要なものとして責任感があります。例えば、フリーのパソコンインストラクターや非正規雇用でパソコン教室などに勤務する場合、指定された時間に、指定された場所に出向く必要があります。
仕事のスケジュールをきちんと管理し受けた仕事を急にキャンセルしない、渋滞や混雑なども計算に入れ時間通りに到着するなど社会人としての責任感もこの仕事には必須です。
パソコンインストラクターに向いている人、適性がある人
パソコンインストラクターには、パソコン操作に関する知識と、それを上手に教えるための能力、両方が必要という事を説明しました。次に、パソコンインストラクターに向いている人、適性のある人はどんな人かを紹介します。
パソコンで作業するのが好きな人
パソコンで使用するソフトやアプリに関する基本的な操作方法を知っておくのはもちろん、インターネット接続の方法、セキュリティ、パソコンでよくあるトラブルの解決方法なども勉強する必要があります。
まず基本となるのはパソコンに関する知識です。ですからパソコンが好きで、パソコンに詳しいという人はこの仕事に向いています。
人に教えるのが好きな人
パソコンインストラクターにとって大切な能力は、人を上手に教えられるという点です。人に何かを教えるのが好き、人に物事を手寧に説明できるという人はこの仕事に適性があります。
シニア世代に教えることもある
シニア向けのパソコン教室の需要もあります。分かりやすい言葉で説明する、ゆっくり説明する、何度も説明するなど、若い世代を教える場合とは別のテクニックが求められます。日頃からシニア世代の方々と接しているなら、こうしたテクニックがすでに身についているのでシニア世代向けのパソコン教室などでも活躍できるでしょう。
パソコンインストラクターになるための学校・教室
パソコンインストラクターになるためには、特別な資格は必要ではありません。しかし業界団体やソフトメーカーの認定するパソコンインストラクターの資格を取得すれば、就職や転職に有利です。
以下の3つの方法でパソコンインストラクターの資格は身につけられます。
- 専門学校・短大・大学
- 通信講座
- 独学
専門学校・短大・大学
情報処理学科のある専門学校・短大・大学で学ぶことでパソコンインストラクターの資格を取得したリ、この仕事に必要な知識や技術を学ぶことができます。
神戸電子専門学校
神戸電子専門学校はパソコンインストラクターになるために必要な知識や技術、資格取得のサポートを受けることができる専門学校のひとつです。この学校の情報ビジネス科では、インストラクターになるための勉強だけでなく、販売・事務・営業などさまざまなビジネスシーンで使えるIT活用スキルを磨くことができます。
通信講座
パソコンインストラクターの資格を取得するために通信講座を利用して勉強するという方法があります。通学する必要がなく、空いた時間に勉強できるので育児や現在の仕事と両立させながら資格取得を目指すことができます。
日本パソコンインストラクター協会
日本パソコンインストラクター協会は、パソコン初心者でもパソコンインストラクターの資格取得が目指せる6か月間の通信教育講座を提供しています。
この通信講座では、パソコンの基本的な知識から、一般的なソフトの操作方法、インターネットの活用法、ホームページの作り方、メール、画像・動画・音楽データの活用法、クラウドの利用法、セキュリティ知識や出張訪問、遠隔操作でのサポート方法など、パソコンインストラクターとして求められる知識やスキルを総合的に学べます。
独学
パソコンインストラクターの資格取得やMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)取得を目指して独学で学ぶこともできます。時間の融通が利き、学校や通信講座で学ぶよりコスト的にお得です。
独学でこうした資格を取得した人がブログやYouTubeでどんな参考書が参考になったのか、どんな勉強法を試したのかなどを公開しているので参考にすることもできます。
パソコンインストラクターになるには?まとめ
パソコンの知識は必須!人を上手に教える能力も大切!
パソコンインストラクターはパソコンの使い方を人に教える仕事です。ですからパソコンやソフトに関する知識は必須です。しかしパソコン初心者や高齢者、すでに会社で働いている人など様々なタイプの人にパソコンの使い方を教えるには、上手に人を教える能力も求められます。
パソコンが好きで、人に親切に物事を教えることができる人はこの仕事に向いているといえます。仕事以外でも使うことが一般的になったパソコンですから、今後の仕事の需要も見込めます。パソコンインストラクターを自分の仕事にしてみるのはいかがでしょうか?
パソコンインストラクターの参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | コンピューター |
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