ネイリストになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

ネイリストになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

美しいアートを爪に描く爪の専門家・ネイリストになるには、一体どんなスキルや資格が必要なのでしょうか。今回はこの記事でネイリストに必要なスキルや持っていると役立つ資格、向いている人の性格的特徴などをご紹介します。

ネイリストになるには何が必要?

ネイリストには向上心が必要

ネイリストになるにはいくつか必要な要素が考えられますが、まずはプロのネイリストになりたいという向上心を持ち続けることがひとつです。

ネイリストは、トレンドや流行に敏感でなければなりません。またレベルの高い施術が出来るように日々努力をしなければなりません。自分の技術に満足してしまえば、そこから成長することはありません。

雑誌やインターネットで素晴らしいネイルアートをチェックすることによって、自分もこんな施術が出来るように成長したいという高い目標を持つことができます。

思いやりも重要な要素

ネイリストになるには思いやりを持つことも大切です。ネイリストは、お客様に満足してもらえるサービスを提供しなければなりません。ネイルはメイクやヘアカットと違い、鏡を見なくても自分でデザインを施すことができます。しかし、ネイリストを利用する人は、自分でネイルすることでは見出せない価値を求めています。

そのため、ネイリストはただネイルアートを施すだけでなく、お客様の爪の悩みについて的確にアドバイスしたり、爪のケアに関する情報を伝えたりもします。また、適度な会話をして、お客様がリラックスした状態でネイルアートを楽しんでもらえるような雰囲気を作るように努力しなければなりません。

集中力があることも重要

ネイルの施術時間は、ネイリストにもよりますが、1時間半〜2時間はかかります。手指の消毒から始まり、ジェルオフの削りやジェル塗り、さらにはネイルアートを施します。そのため、常に同じ姿勢で長時間の作業をしなければなりません。

また、ネイルの施術は大変細かい作業も多く、少しのミスがクレームへとつながることもあります。そのため、いつでも高い集中力を持って仕事ができることが求められます。

体力があることもネイリストには求められる

ネイリストになるには体力も必要です。ネイリストの仕事は華やかに見えますが、開店前から閉店後までたくさんの作業があります。

開店前にはサロンの清掃や施術のための道具のチェックを行います。開店後には多くのお客様が訪れますが、常に笑顔で接客をしなければなりません。また、施術中にはお客様に満足してもらえるネイルアートを施せるように集中します。閉店後もサロンの清掃をしたり、後片付けをしたりします。また、常にレベルの高い施術ができるように練習することもあります。

開店前や開店後だけでなく、営業時間中もフルに働くネイリストには、それなりの体力も必要です。

ネイリストに向いている人、適性がある人

ネイリストになるには、持って生まれたセンスや性格的な要素も影響することが多いです。

素直な人はネイリスト向き

ネイリストに向いている人の適性として、素直さがあげられます。

どんなにネイルが好きな人でも、ネイリストとして働くためには、ネイルの知識について一から学ぶ必要があります。マニキュアの塗り方だけでも、ネイリストと自己流の人では大きな差があります。そのため、ネイリストとしてデビューするまではたくさんのことを学ぶ必要があります。

時には、自分では正しいと思っていた方法が実は間違っているということもあり、そのような時は先輩ネイリストから注意を受けることもあります。そのようなときに、自分の方法でやりたいと思ってしまう人はあまりネイリストには向いていません。

長年ネイリストとして働いている人は、たくさんの経験や技術を持っています。実際に、ネイリストとしても多くのリピーター客を抱えている人の多くは、先輩の言うことを聞いて常に改善を心がけていると言われています。

また、素直な人は、お客様の笑顔をモチベーションに変えられる能力を持っているため、どんなことがあっても長く続けられます。

負けず嫌いも重要なスキル

素直な性格に加えて、負けず嫌いな性格の人はネイリストに向いています。

ネイリストの世界で活躍するためには、自分の技術に満足をすることがなく、常に上を目指しておく必要があります。また他のネイリストの施術を見て、「自分もあの人のようなネイルの技術を身に付けたい」という強い気持ちを持つことも大切です。

ネイリストとして有名になる方法として、ネイルのコンテストに出場をして優勝するということがあげられます。全日本ネイル選手権やネイルアートコンテストなど、ネイリストの技術を競うコンテストはたくさんあります。

そうした大会に出場して結果を残したいという強い願望を持つことも、ネイリストには必要な要素です。

手先の器用な人はネイリスト向き

手先が器用な人はネイリストに向いています。ネイリストは爪にアートを施します。そのため、手先が器用でなければ美しいアートを施すことはできません。もちろん、やる気と練習次第でネイルの技術は向上します。

しかし、細かい作業が苦手な人や飽きっぽい人については、ネイリストにはあまり向いてはいません。

流行に敏感であることも重要

ネイリストに必要なスキルとして、流行に敏感という点があげられます。

お客様に気に入ってもらえるネイルのデザインを生み出すには、流行に敏感であったり、トレンドを理解している必要があります。そのため、普段からネイルだけでなく、流行のファッションやヘアスタイルにも興味を持っている人は、ネイリストに向いています。

ネイリストになるための学校・教室

ネイルについては、美容師やアイリストのような国家資格はないため、未経験でもネイリストとして働くことも可能です。

ネイリストのための専門学校やスクール

しかし、ネイリストとして活躍するためには、爪の衛生学や生理学などの知識や、ネイルアートを施すための基礎的な技術を学ぶことは大切です。そのため、可能ならばネイリストの専門学校やスクールに通うことをおすすめします。

ネイリストの専門学校で学ぶ場合には、平日の昼間に週5日通います。未経験の人でも学べる内容となっており、学校内では定期的にコンテストも開かれていて、お互いに技術を高めることもできます。ネイルの基礎的な知識から専門的な分野まで、じっくり学びたい人には専門学校がおすすめです。

ネイリストのスクールで学ぶ場合には、昼間や夜間に週2日や3日通います。スクールで学ぶメリットとして、安い授業料があげられます。ネイルについての基礎的な知識や技術を持っている人にはおすすめです。

大学や短期大学へ進学する人も

ネイリストを目指す人の中には、大学や短期大学へ進学する人もいます。芸術学部のある大学には、トータルビューティ学科や化粧ファッション学科などが併設されているところもあり、ネイルについての知識だけではなく、心理学や健康科学、美容や健康や栄養についても学ぶことができます。

美容に関する専門的な知識を身につけることによって、信頼されるネイリストとして活躍できます。

独学でネイリストを目指すことも可能

ネイリストの中には、独学で学ぶ人もいます。本屋に行けばネイルに関する書籍を見つけることもできますし、インターネットでもネイルに関する情報はたくさんあります。

ただし、ネイルの技術を磨くためには練習は必要ですし、練習をするためには、ある程度の道具も必要です。そのため、趣味ではなく、本格的にネイリストを目指す人は、スクールなどに通うほうが良いでしょう。

民間資格を取得して就職を有利にする人も

ネイリストを目指す人の中には、ネイルに関する民間資格を取得する人もいます。

ネイリストのおもな資格として、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターによる、ネイリスト技能検定試験があります。難易度は1級から3級まであり、1級については、トップレベルのネイリストの技能が求められます。ネイリスト技能検定の資格を持っていれば、就職にも有利です。

ネイリストになるには?まとめ

向上心や思いやりも必要、技術を学ぶために専門学校やスクールで学ぶこともおすすめ

高い技術を目指すための向上心や、お客様を満足させるための思いやり。ネイリストになるには、仕事を続けるための体力も必要です。さらに、流行に敏感であることや手先が器用であることも大切なスキルです。

未経験でも仕事に就くことは可能な職業ですが、基礎的な知識や技術は必要です。専門学校やスクールなどでネイルの知識の基本を学んでおけば、就職や現場でも有利です。

ネイリストの参考情報

平均年収200万円~300万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種美容・ファッション

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