僧侶になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

僧侶になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

僧侶になるためには、厳しい修行を耐える堅い職業のイメージをしてしまう職業です。僧侶になるためには、何が必要なのか、僧侶になるために必要な知識を得るために学校は行くべきなのか、僧侶になるための情報をご紹介します。

僧侶になるには何が必要?

僧侶になるために必要な資格はない

僧侶は仏の教えを正しく教える人のことを指します。仏の教えを教えるために特別な資格が必要に思われる僧侶ですが、僧侶になるために必要な資格はありません。しかし僧侶になるために仏教の世界に入るには、「仏門」に入ることを許可してもらう必要があります。

仏門に入る許可を得て出家するためには「得度」と呼ばれる儀式を経る必要があります。

得度とは?

得度とは髪を剃り、僧侶になるために生まれ変わり定められた戒律を守ることを制約して仏道に帰依する誓いを立てる儀式のことで、このときに僧侶としての実名である「法名」をもらいます。得度を受ける前に、自分は仏教のどの宗派の僧侶に入りたいのか決める必要があります。

仏門に入るために必要なこと

一般的にいわれる「出家」とは、得度の儀式を経て仏門に入門することを指します。昔は出家するためには、肉親との絶縁や俗世との決別をする必要がありました。現在では肉親との絶縁をすることなく、僧侶への道を歩めるようになりました。得度を受けるためには仏教に関する深い知識が必要であり、仏教に信仰を持つ必要もあります。

僧侶としての日常に必要なこと

僧侶としての生活は、全てが修行である心構えが必要とされています。仏門に入門したばかりの修行は非常に厳しいといわれています。例を挙げると僧侶の見習い期間中は、朝3時から4時に起床。お寺の掃除や配膳の準備、慣れない座禅やお経を読む練習などを行います。

また見習い期間中は携帯電話などの所持が認められず、自由に外出することが禁じられているお寺が一般的です。先輩の僧侶の補助をしながら僧侶としての作法や技術を習得していき、空き時間もさらに仏教への理解を深めるために勉学に励むことが必要です。

仏教に関して勉学に励んで厳しい修行を経て僧侶になったあと、僧侶として日々の生活にはお寺の管理は欠かせません。日中は門を開放しておかなければいけないお寺は、お墓やお骨を預けている御本尊にお参りに訪れる方もいるため、日ごろお寺の建物や境内を清潔に保つ必要があります。

筆で文字を書くことがある

お寺での仕事では鉛筆やボールペンを用いて文字を書くこともありますが、ときに木の板で作られたお位牌に筆で文字を書くことがあります。鉛筆やボールペンだけではなく筆できれいな文字を書けるようになることも、僧侶には必要になることが多いです。

記憶力が必要になることも

法事の日程を覚えることも僧侶には必要になります。すべての法事の日程を把握することは難しいですが、祥月命日や法事のときは命日を確認し覚えておくことで、お参り先で次の祥月命日や法事の日程の話をしやすい状況になり、スムーズに職務を進めることができるため、僧侶には記憶力を求められることもあります。

厳しい修行に耐えられる力が必要

僧侶になるには厳しい修行を経る必要があるため、修行に耐えられる忍耐力も必要になります。宗派によっては瞑想や山岳修行、滝行や川行などの水行、お百度参りやお遍路などの修行があります。どの修行も真摯に取り組み、より仏の教えをさらに深く理解しなくてはいけません。

また俗世間と離れた生活を強いられ、仏に仕える者であるために毎日早朝の清掃(作務)は欠かすことはできません。夏冬季節に関係なく雑巾やほうきなどを使い、心を込めて境内を清潔に保ち続けることも修行の一つです。

僧侶になることで常日頃緊張感を持って生活をする必要があり、服装も考えなくてはいけません。僧侶ではなかった生活とはかけ離れた生活になるため、精神的な負担に対しても耐えられる気持ちが必要になってきます。

僧侶は仏教に信仰を持ち、仏教を理解し知識を得ている方が目指すことができますが、仏教に関する知識だけではなく厳しい修行を耐え続ける覚悟が必要になります。

僧侶に向いている人、適性がある人

僧侶として生きていくためには、どんな人が向いているのでしょうか?僧侶に向いている人、適性のある人をご紹介します。

仏教への関心は最低条件

僧侶になる道へ進むのであれば、まず仏教に興味や関心がなければいけません。仏教への興味だけではなく、実際に仏教に関連する書籍を読んで知識を増やし理解を深める必要があります。しかしいくら仏教の知識を増やしたからといって、仏教に信仰があったとしてもそれだけでは僧侶の仕事は務まりません。

僧侶は人とのつながりが避けられない職業でもあるため、丁寧に人と会話できる人、人の話を聞ける人が向いているでしょう。僧侶ではない一般の方に説教をする際などに、専門的で難しい仏教の用語を理解しやすいように説明することがあります。

博学である仏教の世界は、僧侶になったからと言って仏教に関する勉学を怠ることはできません。日々の任務が終わったとしても空いた時間には、仏の教えを学ぶ勤勉な性格な人が向いています。

僧侶にはコミュニケーション能力も必要になる

仏教を説くことも重要な職務ですが、僧侶になることで葬儀や法事などの際に一般の方から人生についての相談を受けることもあります。どんな内容の相談だとしても親身になって、人の話に耳を傾けることができる対応力がある人が僧侶に向いているといえるでしょう。

また僧侶には宗派によって階級があり、仏教系の大学を卒業しているかに応じて僧侶になったときの階級が変わります。

僧侶になるための学校・教室

僧侶になるための仏教を学ぶためには大学へ進学したあとはどうなるのかなど、ご紹介します。

得度を受けるために仏教を学ぶ

仏門に入る前に得度を受けなければいけませんが、得度を受けるためには仏教の信仰と仏教に関する深い理解と知識が必要になります。独学で学ぶこともできますが、仏教系の大学または専門学校に進学し僧侶を目指す方もいます。

仏教系の大学に進学しなくても、仏教を専門に学ぶことができる学部が設置されている大学で得度を受けるための知識を学ぶ方もいます。

大学で仏教を学び卒業後の道

大学で仏教を学び卒業した後は、寺院に奉職し宗派によって異なりますが約2年間の修行を経て、僧侶としての職務に携わることができるようになります。また宗派によって異なりますが、大学を卒業して僧侶になると一番下の階級からではなく、下から3番目くらいの階級から始まることがあります。

大学も専門学校もそれぞれ宗派は異なるので、自分が僧侶になるうえで進行する宗派を学べるのかどうか調べて進学する必要があります。

僧侶の養成機関とされる寺院

僧侶を目指している方を直接募集している寺院もあり、得度受けられるまで見習の研修層として面倒を見る寺院があります。また養成機関とされる寺院の多くは寮が完備されており、およそ2~3年見習期間を経て仏門に入る流れが一般的です。

寺院で修行をした後

養成機関とされる寺院で修行を終えて仏門に入り僧侶として認められると、これまで過ごしてきた寺院にそのまま残って僧侶として生活する方もいます。中には他の寺院に住職が紹介して勤めに行く僧侶もいます。

独学でも仏教を学ぶことができますが、仏教を学ぶだけではなく必ず修行を経て初めて僧侶として認められる世界です。宗派によっては定められた戒律も異なるので、大学で仏教を学んでから僧侶を目指す際は、どの宗派が母体となっている大学かしっかり確認する必要があります。

僧侶になるには?まとめ

学校卒でも独学でも修行が必要

特別な資格が必要とされない僧侶の仕事。しかし僧侶になるにはこれまで送ってきた生活を断つほどの強い決心を持ち、厳しい修行に耐えきる忍耐力が必要です。

僧侶となった後も日々起こることに対して修行と思い、生活を送る気持ちも必要です。葬儀などに立ち会う際、他者を想い、寄り添える穏やかな気持ちを持てる方が向いている職業といえるでしょう。

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