農家の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

農家の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

農家の仕事内容というと、漠然と田畑を耕したり家畜を飼ったりということが思い浮かびますが、実際のところはどうでしょうか。農家に憧れを持ちながらも、具体的なことはよくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。今回はこの記事で、農家の仕事の魅力ややりがいなどについてご紹介します。

農家とはどんな仕事?

農家の仕事は意外と幅広い

農家とは、農業を生業としている人や世帯です。日本の農家は、経営耕地面積が10アール(1,000平方メートル)以上の個人世帯、または、年間農産物販売金額が15万円以上の個人世帯と定義されています。

農家の仕事というと、野菜や果物、穀物などを栽培して出荷したり、家畜を飼育して出荷したりすることが思い浮かびますが、それ以外にも農機具の手入れや設備の維持管理、資金管理など、様々な仕事があります。

日々の勉強や情報収集も大切

農業は、消費者の口に入るものを生産するので、消費者動向によって売れ行きが上下します。

収穫した野菜や果物はそのまま店頭に並ぶこともありますが、コンビニ弁当などに使用されたり、お菓子や缶詰などの加工食品になったりすることもあります。消費者に好まれる食材は時代や流行によっても変化しますし、企業戦略や食品の輸出入の動向など、様々な面からの影響を受けます。

また、新しい栽培品種が開発されたり、情報技術など新技術を取り入れた新しい農法が開発されたりすることもあります。農機具や設備なども、年々変化していきます。

農業は、一見すると毎年毎年同じ仕事をルーティーンで行っているかのようです。しかし、ただ同じ作業を毎年繰り返すのではなく、このような社会の動向などをきちんと把握しながら、より高付加価値の農作物を生産することが求められます。

そのため、農家にとっては日々の勉強や同業者、流通関係者など多方面からの情報収集もとても大切です。

農業法人に就職した場合の仕事内容

農業法人に就職して農業を行う場合、その仕事内容は法人で行っている農業の種類によって様々です。

農業法人に就職した場合、一般的な会社員と同じように給料制ですので収入が安定的ですし、勤務時間や休日が事前に決まっていますので、予定が立てやすいというメリットもあります。もちろん、一般の企業と同様、繁忙期には残業をする、といったこともあります。

農業法人では、上司の指示に従って働きますので、個人で農業を営む場合と比べて裁量権、決定権は少なく、仕事の自由度も少なくなります。一方で、先輩や同僚がいるので、すべてが個人の責任となる個人事業者より気が楽、仕事がしやすいという方もいるでしょう。大規模な投資をしなくても農業に就くことができる点も魅力です。

農業の担い手不足や耕作放棄地の増加、農業の経営効率化などの時代の流れの中で、現在、農業法人は年々増加傾向にあり、今後、就業機会も増えることが期待できます。

時間が自由になるがハードな面も

農業法人に就職した場合は、勤務時間があらかじめ定められていますが、個人で農業を営む場合、勤務時間は自分で決めることができます。時間が自由になるのは農家の魅力のひとつです。

ただし、自然相手なので、思わぬトラブルが発生することもあります。命ある動植物は、必要な時に必要な仕事をしないと出荷できなくなってしまいます。ですから、時間が自由になるといってもサボっていて良いということは決してありません。

労働時間の参考に、農林水産省の2017(平成29)年農業経営統計調査を見ると、自営農業の労働時間は、全国平均で年1,967時間です。季節変動、繁忙期などもあるので、時期によって偏りがあると思われますが、単純計算で365で割ると1日当たり約5.4時間、週休2日のサラリーマンと同じように年間休日120日(勤務日数245日)とすると1日約8時間となります。

農家の仕事の具体的な内容

農業は自然相手のため、収穫まで時間のかかる仕事

農家の仕事は、具体的にはどのようなことをするのでしょうか。

野菜や米などを育てる場合、まずは土づくりを行います。多くの場合、トラクターを使って田畑を耕します。また、肥料を入れたり、不要物を取り除いたりします。土づくりができたら、種をまいたり、苗を植えたりします。小規模な田畑は手作業のこともありますが、機械で植えることがほとんどです。

そして、収穫時期まで、水や肥料を与えたり、雑草を取り除いたり、様々な手入れをします。収穫作業も機械で行うことが多くあります。その後、箱詰めしたり、袋詰めしたりして出荷します。米であれば天日で乾燥させたり、脱穀したりして出荷です。

果樹生産の具体的な仕事内容

果樹の場合、果物の種類によって異なりますが、りんごを例に見てみましょう。

まず、冬の間に枝の剪定作業をしておきます。春に肥料を撒いたり、苗木を植え付けたりします。その後、受粉や花摘みを行います。樹の負担にならないよう、余計なつぼみを取り除いたり、開花したら余計な花を取り除いたりします。

小さな果実がなったら摘果を行ないます。樹の状態や葉の数などを見ながら、大きく育てる果実の数を決めて、余計な実を取り除きます。その後は、果実の成長に合わせて袋かけや葉摘みなどを行い、秋に収穫します。

酪農家の具体的な仕事内容

家畜を飼育する場合はどうでしょうか。酪農家を例に挙げて見てみましょう。

酪農は、乳牛を飼育して、生乳や加工品を出荷します。農家によっては、牛以外にも、ヤギなどを飼育しています。

牛から搾乳したままの、加工していない「生乳」を出荷している農家では、毎日搾乳を行ないます。朝搾乳したら、次は夕方、というふうにある程度時間を空けながら、1日2回以上搾乳するのが一般的です。毎日搾乳しないと牛が病気になったり体調不良となったりするため、毎日必ず行ないます。

搾乳は機械で行い、自動的にタンクに保存されますが、機械を牛にセットしたり消毒したりするのは人の手で行なう必要があるため、これを毎日行なうのはかなりの労働量です。

搾乳以外にも、ワラを敷いたり、古くなったワラを取り替えたり、牛舎を掃除したり、といった仕事を毎日行ないます。もちろん、水や餌を与えることも必要です。これも人力で行ないますが、大規模な農家では機械化されていることがあります。

そのほかに、牛の繁殖、育成もあります。飼料・牧草の栽培を行なっている農家も多くあります。

農家の仕事のやりがい

消費者の命を支える仕事

農家は食の根本である農産物を生産するので、人の命を支える仕事そのものと言えます。消費者から美味しいと言ってもらえるのは、農家にとってとても嬉しいことですし、やりがいを感じる瞬間でもあります。

近頃は、農作物に農家の名前や顔写真が表示されて販売されることも増えてきました。また、購入した人が生産者について調べることも容易になってきています。それに伴い、消費者からの声も農家に届きやすくなっています。評判が良い農家は、消費者個人やレストランなどから直接注文が来ることもあります。

このような場合に、農家は大きなやりがいを感じることができますし、良い作物を生産しているという自負を持ちながら、日々の業務に当たることができます。

動植物を育てる喜び

農家は、作物や家畜の成長を日々感じることができます。手間がかかることは多いですが、それによって作物や家畜が順調に成育していくのは嬉しいものです。

毎日、土の匂いを嗅いだり、大空を見上げたり、自然の中で働く喜びもあります。季節に応じて草花や虫、鳥など周囲の自然も変化していきます。都会では味わえない自然の移り変わりを実感しながら、太陽の下で、文字通り地に足をつけて仕事をすることができます。

天候に左右されるため大変なことも多くありますが、それ以上の喜びを感じることができるでしょう。

収穫の喜び

時間をかけてこだわりの農作物を作ることができる喜びもあります。土作りから収穫までにはかなりの時間と労力を要しますが、だからこそ、収穫の喜びは大きいものです。

新しい品種にチャレンジしたり、農法を工夫して効率化したり、農家の挑戦は限りなく続きます。それが実り、美味しい農作物が出来た時は、大きな誇りとやりがいを感じることができます。

農家の仕事内容まとめ

自然相手の苦労と喜び!コツコツ取り組もう

農家の仕事内容についてご紹介しました。農家は自然の中で働けることや、動植物の日々の成長を実感できることが大きな魅力ですが、自然相手だからこそ大変なこともあります。体力や決断力が必要な場面も多々あります。

しかし、苦労した分、農作物を育て上げた時の喜びも大きいものです。地に足をつけてコツコツと取り組める方、ぜひ前向きに考えてみてください。

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