小学校教師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

小学校教師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

こちらでは、子どもの教育に深く関わる小学校教師の仕事内容について解説しています。仕事内容のほか、小学校教師として仕事をする上で持っていると役立つスキルなどについてもご紹介していますので、小学校教師を目指す方はぜひ参考にしてください。

小学校教師という仕事

小学校1年生から6年生までの教育に深く関わる小学校教師の仕事。

近年はさまざまな取り組みが行われ、昔と比べると小学校教師の在り方にもかなり変化が出てきたようです。1つのクラスを2人で教える「ティームティーチング」という取り組みを導入する、副担任がつくなど、より児童が伸び伸びと成長できる環境を整えています。

そのような中で、小学校教師が日々こなしている仕事内容についてご紹介していきます。

小学校教師の仕事は授業を行うことだけではない

小学校教師の仕事は、授業を行うことのイメージが強いですね。

「勉強を教える」のは小学校教師のメインの仕事だといえますが、授業を行うための仕事がたくさんあります。

授業の準備

小学校教師は4教科プラス体育など、すべての教科を教えます。

近年では、体育や音楽などの科目については専門の教師が教えることが増えてきたほか、小学校でも英語が授業カリキュラムに加えられたため、こちらも英語専門の教師が教えることが多いです。

しかし、基本的にはほぼすべての科目を教えることになりますので、各科目の授業準備などはかなりのボリュームになります。新米の教師は当然ながら授業経験が少ないため、準備には多くの時間を割くことが多いです。

どのような流れで授業を進めるか、どこで質問を入れるか、話し合いの時間はどこに組み込むかなどを念入りに考えた上で、45分間で授業をまとめられるように練習します。質の高い授業を提供できれば、児童もスムーズに理解できますので、きちんと理解してもらうために入念な準備を行います。

実際に授業を行う

事前準備をもとに、授業を行います。

児童のカラーは十人十色ですので、例えば算数が好きだという子どももいれば、苦手意識を強く持っている子どももいます。こうしたカラーの違う子どもたちが平等に授業に興味を示し、また勉強が楽しい、授業が楽しいと思ってもらえるような授業を目指します。

とくに近年では教育熱心な保護者が増え、塾で勉強をかなり先まで進めてしまっている子どもが増えたので、少なくとも授業中は平等に学習を進められるように配慮する必要があります。

小学校教師の仕事の流れ

小学校教師の1日

小学校教師にも当然就業時間が定められています。一般的には8時ごろからであることが多いですが、授業準備など始業開始までにやらなければならないことがたくさんあるので、かなり早めに出社する人がほとんどです。早い人だと7時ごろには学校について授業準備をしているのだそう。

学校によって朝礼を行い、学校の朝の会が始まるのに合わせて始業開始です。朝の職員会議などが行われる際には、PTAが行う読み聞かせなど、朝のボランティア中に行われます。

午前中の授業が終わったら給食や昼休みを挟み、午後の授業開始です。小学校教師も子どもたちと一緒に給食を食べます。授業が終わったら、掃除や帰りの会をして、下校時間です。最近は、給食の後に掃除を行う学校もあるようですね。

下校時間が過ぎた後は、部活の顧問をしている小学校教師は部活に出て、それ以外の小学校教師もテストの採点や明日の授業準備などさまざまな業務を行います。その後、一通りの作業が終わったら小学校教師も退勤し、1日の終了です。

小学校教師の1年

1学期

小学校は4月初旬から始まりますが、小学校教師は4月1日から出勤し、新学期の準備を行います。春は入学式や始業式、授業開始、遠足など、さまざまな行事があるためとても慌ただしいです。

また近年では台風を考慮して5月頃に運動会を行う学校が増えていますので、こうした学校はさらにハードな1学期を過ごすことになります。授業参観は1年を通して行われますが、プール開きは1学期のところがほとんどです。

1学期の終了は7月半ばから下旬にかけて、夏休みも出勤して2学期の準備をしたり、研修に参加するなどして教師としてのスキルを磨きます。

2学期

2学期は運動会が開催されますし、授業参観や懇談会などが開催されるほか、さまざまな学校行事が行われます。2学期に校外学習を予定している学校も多いです。

遠方への校外学習以外でも、近隣の消防署や浄水場見学などいろいろな校外学習が開催されますので、2学期も慌ただしく過ぎていきます。2学期修了は12月下旬、1月上旬まで冬休みです。

3学期

3学期は卒業式があるので、6年生は卒業に向けてとても忙しくなります。下級生も「6年生を送る会」の出し物の練習をしたりで忙しいです。

3学期の修了は3月下旬、4月上旬まで春休みとなりますが、小学校教師は休みはなく、1年間の事務処理など仕事はたくさんあります。小学校教師の1年間は3月31日で修了です。

2学期制の小学校も増えている

少し前までは3学期制の小学校が主流でしたが、近年は2学期制の小学校も増えています。3学期制と同じように4月から新学期が始まり、7月には3学期制と同じころに夏休みに入ります。そして、3学期制よりも早めに夏休みが終了し、「1学期後半」という形で登校開始です。

その後、10月ごろに1学期が終了し、「秋休み」という形で2週間ほどの休みがあります。そして2学期が始まり、12月下旬に「2学期前半」が修了、冬休みが入り、冬休み後は3月下旬まで「2学期後半」として授業が行われます。

2学期制と3学期制では学校行事の時期などが異なる場合がありますが、基本的に1年の中で消化していく授業や学校行事、事務処理などは同じです。

保護者との関わりも大切な仕事

児童と密接に関わりながら教育をしていくことに加え、保護者との関わりも小学校教師の大切な仕事です。
近年は教育熱心な保護者が増え、学校にもできるだけ深く関わりたいと積極的なので、こうしたPTAの協力を仰ぎながら、学校と保護者が一体となって児童の教育を行っていきます。

学級懇談会の準備と開催

学級懇談会は、主に学校でどんな授業を行っているか、それに対して児童はどんな反応を示したか、また今後どのような指導をしていくかなどを報告する機会です。

授業参観の後に開催されることが多いので、小学校教師は授業参観の準備に加えて学級懇談会の準備も行わなければなりません。このとき、学級懇談会の後に保護者から質問や相談を受けることも多いので、都度対応します。

家庭訪問

家庭訪問は、一般的には5月の下旬頃に行わることが多いようです。生徒たちの自宅を確認し、効率よく回れるようにスケジュールを組んで家庭訪問します。

家庭訪問の時間はかなり短く設定されていますが、どうしても移動時間や話が長くなってしまい、スケジュール通りに行かないことも多いです。しかし時間が押してしまうとその後の保護者に迷惑をかけてしまうので、できるだけ時間通りに進められるよう上手に調整しながら訪問します。

集金の督促や役員のお願い

集金の計算はPTAが行う学校も多いですが、集金を忘れたままになってしまい、なかなか支払われない家庭については、小学校教師から督促を行わなければなりません。中には事情のある家庭もありますが、集金は必ず納入してもらわなければならないので、失礼にならないよう督促をします。

ほかにも、PTA役員の仕事は学校によって「6年間のうちに何回やらなければならない」という指標がありますが、それが守られていないがためにPTAの役員になる人がいなくなってしまった場合には、まだ役員の仕事をしていない保護者にお願いの連絡をすることもあります(PTAが行う場合もあります)。

そのほか小学校教師の仕事

ほかにも、小学校教師の仕事はたくさんあります。

さまざまな事務処理もたくさんありますが、事務処理以外での仕事は以下のようなものが挙げられます。

遠足の下見や設備の整備など

遠足や修学旅行の下見は、小学校教師の仕事のひとつです。毎年同じ場所に行く場合でも、下見をする小学校が多いと思われます。

そのほか、入学式や卒業式に向けての会場の準備を児童と一緒に行いますし、運動会ではグラウンドの整備なども行わなければなりません。

これらの仕事は児童やPTAも広く協力してくれますが、やはり小学校教師が主体となって誘導するケースがほとんどです。

部活の顧問

昔は部活というと中学校からというイメージでしたが、近年は小学校でも部活動を展開しているところが増えているそうです。

といっても、中学校のように本格的ではなく、3〜4種類の中から選び、参加も自由というゆるい雰囲気の中運営されています。部活の顧問については希望する小学校教師が担当するところが多いのだとか。

部活のある日は朝練や午後練に参加し、試合のスケジュールを組んだり、トレーニングメニューを考案したりと、さらに忙しくなります。このように、近年の小学校教師は昔よりも仕事がかなり増えたため、肝心の授業準備になかなか時間が取れず、睡眠時間を削って仕事をしなければならないこともあるようです。

小学校教師と中学校教師の違い

小学校教師と中学校教師の大きな違いは、やはり全科目の授業を行うか、担当の授業だけを行うかという点ではないでしょうか。

中学校や高校になると、英語なら英語、体育なら体育と自分の専門とする授業のみを担当しますが、小学校はすくなくとも4教科はすべて担任が担当して授業を行います。

指導の面では、まだ幼さの残る小学生と、思春期を迎えた中学生なのでやはりさまざまな違いがあります。

小学校教師、男女違いはある?

4教科乃授業を行う上では、男女の違いはさほどないと思われますが、授業以外の面で担当する業務については、男女の適正に伴って担当するようです。

例えば、運動会の練習日程を組むことや、体育倉庫の道具や備品の管理は男性の教師が行い、研究主任や文化的な活動は女性教師が担当するという具合です。

もちろん女性教師でも運動が得意という人であれば運動関連の業務を担当することもあると思われますが、力仕事的なことは男性教師が、というケースは多いと思われます。

小学校教師の仕事内容まとめ

小学校教師は授業科目が多い上に行事もたくさんあるので、かなり業務のボリュームが大きいです。

前述しているように、近年はさらに部活などの仕事が増えているので、体力が続かずに体を壊してしまう小学校教師もまれにいる様子。しかし、児童たちの多くは先生に絶対の信頼を寄せて慕ってくれますし、6年間を通して子どもの成長を感じられるのは、小学校教師冥利につきるというもの。

やりがいを持って仕事に臨んでいる教師はとても多いです。小学校教師という職業に興味を持っている方は、ぜひこちらの仕事内容を参考に検討していただければ幸いです。

小学校教師の参考情報

平均年収400万円~700万円
必要資格
  • 小学校教諭普通免許状
資格区分 免許
職種教育・保育

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