エディトリアルデザイナーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説
雑誌や書籍を作る上で欠かすことができないのがエディトリアルデザイナーです。このページでは、エディトリアルデザイナーになるには何が必要かを詳しく紹介します。どのような人が向いているか、ぜひチェックしてください。
エディトリアルデザイナーになるには何が必要?
エディトリアルデザイナーになるためには、どのようなことが必要になるのでしょうか。
まず、エディトリアルデザイナーになるために、取得が必須となる資格や試験はありません。次項では、エディトリアルデザイナーに求められるスキルにどのようなものがあるのか、詳しく紹介していきます。
パソコンスキル
エディトリアルデザイナーは主にパソコンを使用してデザインを手がけることになるので、パソコンのスキルが必要です。パソコンが苦手な人でも、イラストレーターやフォトショップといったソフトはある程度使いこなせる必要があります。
最近では、仕事を始める前からこのようなソフトを使いこなせる人が多くいるので、まずはイラストレーターやフォトショップといったソフトを使いこなせるようにしておきましょう。
コミュニケーション能力
エディトリアルデザイナーは、注文のあったイメージをデザインにする必要があります。この時、編集者が考えているイメージと、エディトリアルデザイナーが考えているイメージが異なることがあります。
イメージが異なっていると、完成されたものが全く違うものだと指摘されてしまうことがあるので、コミュニケーションをしっかりはかりながら意思疎通をする必要があります。
デザイナーの仕事だから、コミュニケーションは全く必要がないということではなく、編集者、カメラマン、イラストレーターと積極的にコミュニケーションをとる必要があるので、これからエディトリアルデザイナーを目指す方は、コミュニケーション能力が必要不可欠であることを覚えておきましょう。
美的センス
エディトリアルデザイナーには、美的センスが求められます。良いデザインの雑誌を完成させるためには、配色のバランスや、文章と画像とのバランスなどを考慮した上でいかに効果を発揮させることができるかを考えなければなりません。
この時、美的センスが長けていると、誰もが読みたい場所に写真やロゴ・イラストを配置して効果的に読者に訴えることができます。一方美的センスが無いと効果的な掲載方法を発揮することができないため、読みにくい作品が出来上がってしまうこともあります。
エディトリアルデザイナーには、美的センスが常に求められるので、美的センスを磨くようにすることをオススメします。
美的センスを磨くためには
美的センスを磨くためには、一体どのようなことをすれば良いのでしょうか。これが正解というものはありませんが、さまざまな絵画や芸術作品を見ることで、美術に対する知識を増やしていくことが近道です。
また、すでに発売されている雑誌を見ることで、どのような配色で、どのようなフォントであるかを知ることができれば、自然と美的センスが磨かれていくようになります。
エディトリアルデザイナーに向いている人、適性がある人
エディトリアルデザイナーに向いている人や、適性のある人物は一体どのような人物なのでしょうか。それぞれ紹介していきます。
向いている人
向いている人は、次のようなスキルを持っているとエディトリアルデザイナーとして活躍することが期待できます。
芸術センスがある
エディトリアルデザイナーを志すのであれば、芸術的センスは必要不可欠です。元から芸術的センスが備わっていれば改めて磨く必要がありません。
もともとセンスがあれば、実践を経験していくことで、自分のスキルがさらに向上することが期待できます。そのため、芸術的センスがある人には、向いている仕事であると言えるでしょう。
雑誌を欠かさず読んでいる
エディトリアルデザイナーは、雑誌を手がけることがあるので常に雑誌を読んでいる人の方が消費者目線で考えることができるのでとても有利に仕事を進めることができます。
また、色々な雑誌を知っていれば、配色パターンやデザイン性を自然と覚えているので、編集者からあの雑誌みたいにしたいと言われた時でも、瞬時に対応することができます。
適性のある人
次のようなスキルは、エディトリアルデザイナーに求められるスキルなので、備わっている人は、適性があると言えます。
諦めない人
デザインをてがけていく中で、何度も修正を行う必要があったり急にプランが変わったりと振り回されてしまい嫌になってしまうことがあります。このような状況でも決してあきらめることがなく、最後までやり通す力が求められるので、最後まで諦めない気持ちを強く持っている人はエディトリアルデザイナーに向いていると言えます。
正義感がある人
エディトリアルデザイナーは、場合によっては手を抜いて作品を作っても芸術的なことがわからない人であればごまかすことも可能です。しかし、販売実績に大きく影響するので実際にはこのようなことを行うことは許されません。
どのような状況でも妥協せず最後までしっかりやることができるような責任感のある人がエディトリアルデザイナーには向いていると言えるでしょう。
人を動かす力がある
エディトリアルデザイナーは、色々な人と関わってはじめて1つの雑誌を作りあげることができます。自分1人の力で全てを作ることは不可能なので、誰かに助けを求めなければなりません。
この時、人を動かす力がなければ注文通りの仕事をしてもらえない可能性があるので、エディトリアルデザイナーには、人を動かすスキルも求められることになります。
エディトリアルデザイナーになるための学校・教室
エディトリアルデザイナーになるための学校や教室はあるのでしょうか。エディトリアルデザイナーのスキルが学べる場を紹介します。
独学で学ぶ人が多い
エディトリアルデザイナーは残念ながら専門に扱っている学校はありません。独学で就職してからエディトリアルデザイナーになる方もいます。資格やノウハウよりも、スキルや実際に手がけた作品が経験値になるので、習うより慣れで仕事を覚えていくと認識しておきましょう。
全ての雑誌が参考書代わりになるので、エディトリアルデザイナーに必要なノウハウはあらゆる雑誌を読むことで学ぶことができます。
美大、芸術専門学校で芸術を学ぶ
専門的な学校はありませんが、芸大や美術・芸術を専門とする学校に通うことで、芸術に必要なスキルを学ぶことができます。
芸術の基礎を学んでおけば、エディトリアルデザイナーに必要な配色やデザインの配置といった基礎的なスキルを活用することができるので、芸術系の学校で基礎的な学んでおくと良いでしょう。
インプットとアウトプットをとにかくする
スキルを磨く上でとても大切なことは、インプットとアウトプットをしっかり行うことです。インプットをしっかりしても、アウトプットをしなければ自分のスキルとして身につきません。センスを磨きたい方は、常にさまざまな作品を見るだけでなく、自分なりに考えている作品を常に発表し続けるようにしましょう。
エディトリアルデザイナーになるには?まとめ
芸術的センスと人間力が求められる仕事
エディトリアルデザイナーになるには、芸術的なセンスはもちろん求められますが、それ以外には人とのコミュニケーション能力などの人間的なスキルも求められます。芸術的センスだけでなく、人間的な面も磨いた上で、エディトリアルデザイナーを志してください。
知識・技術、センスと人間力がしっかり身についていれば、立派なエディトリアルデザイナーとして活躍することができるでしょう。今回紹介したスキルを習得するために努力を重ねることが大切です。
エディトリアルデザイナーの参考情報
平均年収 | 300万円〜500万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 出版・報道 |
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