ドッグトレーナーの資格・試験とは?ドッグトレーナーライセンス資格試験の概要と合格の秘訣
犬のしつけのプロ、ドッグトレーナーとして働く上で、資格や試験に合格していれば就職や開業の際に有利に働く可能性はあります。今回はこの記事で、ドッグトレーナーに関連する代表的な資格、ドッグトレーナーライセンスや獣医師の試験の情報をご紹介します。
ドッグトレーナーの資格とは?
犬のしつけの知識を証明する資格、ドッグトレーナーライセンス
ドッグトレーナーライセンスは、日本ドッグトレーナー協会(JDTA)が認定している民間資格です。
ドッグトレーナーの仕事は資格がなくても業務が出来る仕事ではありますが、ドッグトレーナーライセンスに合格すれば犬のしつけのプロとして知識を証明する事が出来ます。
ドッグトレーナーに必須となる国家資格などはありませんが、最も知名度のあるドッグトレーナーライセンスを取得することで、業務などに役立つことでしょう。
ドッグトレーナーライセンスの難易度・合格率
要点を抑えれば難易度は低め。十分な試験対策を
ドッグトレーナーライセンスの試験は級によって異なりますが、C級は筆記試験のみですが、BとAは筆記に加えて実技試験もあります。さらにA級はプラス面接もあります。D級からA級までドッグトレーナーライセンスの種類がありA級になるほどに難易度は高くなるのです。
D級は犬と人の関わり方の基礎知識を身に着けているレベルですが、A級になれば犬の状態を把握して飼い主同様に必要な練習をアドバイスできるレベルになります。D級は通信講座にて取得することが出来ますが、ドッグトレーナーとして幅広く活躍したい人はA級の合格を目指すことが大切です。
ドッグトレーナーライセンスの資格は比較的難易度が低く、級によって合格率も異なります。
ドッグトレーナーライセンス試験の概要
合格率 | 級によって異なる |
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受験資格 |
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受験費用 |
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出題範囲 |
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犬種によって異なる特徴を理解する
ドッグトレーナーライセンスを取得するためには通信講座での学習ができますが、ひとくちに犬と言っても様々な犬種が存在していますので、犬種ごとの特性を知ることが大切になります。
犬を上手にハンドリング・コントロールしていくには欠かせない事です。犬種ごとの飼育や管理方法、病気や本能についても知ることで業務にも資格取得にも役立つと考えられます。
ドッグトレーナーに活かせる資格、獣医師
動物の治療を行う事が出来る専門資格
獣医師は国家資格であり、犬や猫などのペットの治療が出来ることを証明する資格です。家畜業の牛や鶏、豚などの診療や食肉の安全性の検査や動物園の動物の診療を幅広く活動が出来る資格であり人気の高さも特徴的です。
ドッグトレーナーとして働く際にも犬の診療が出来ることになるので、経験の証明にもなり依頼する飼い主からしても獣医師の資格を取得していれば安心できるポイントになるでしょう。
獣医師の試験概要、試験難易度、合格率
獣医師の資格は国家資格であり、獣医師試験に合格する必要があります。難易度も高い試験ではありますが、合格率は約88%と高い合格率を誇っています。
獣医師試験は基本的に筆記試験がメインになり、必須問題では70%以上の合格点、学説試験では総合点の60%以上の合格点を取れれば合格になります。
合格率 | 全国平均 約88% |
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受験資格 |
■獣医師国家試験
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受験費用 | 13,900円 |
出題範囲 |
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試験を受けるには一定の経験が必要
獣医師になるには試験を受けなければいけませんが、試験を受けるためには獣医学科のある大学で獣医学を学ばなければいけません。獣医学科のある大学では6年間学ぶことで獣医師国家試験に受ける事が出来る資格が得られるのです。
難易度の割に合格率が高い理由
獣医師国家試験は幅広い獣医療に関する知識が必要になるので難易度はとても高いです。ですが獣医師の試験の合格率は88%と高くなっています。
その理由としては獣医学について大学で6年間学んだ人のみ試験に受けられる資格があり、学んだ事を活かすことが出来れば合格が出来るという事です。そのため新卒の合格率がとても高くなっていて、途中で獣医師の国家資格を受ける人の合格率は30%に満たないと言われています。
その他のドッグトレーナーに関連する資格
国家資格以外にもドッグトレーナーに関する資格はさまざま
ドッグトレーナーライセンスや獣医師の資格以外にもドッグトレーナーの仕事に関連する資格はいくつかあります。
犬のしつけだけでなくあらゆる動物に興味のある人は、小動物飼養販売管理士や動物取扱士などの資格取得も視野に入れてみると良いでしょう。
- 家庭動物管理士
- 実験動物技術者
- 動物取扱士
- 愛犬飼育管理士
- 小動物飼養取扱管理士
- JAHA認定家庭犬しつけインストラクター
- 認定ペットシッター
- 公認訓練士
- 動物看護士
- 動物介在福祉士
一覧にある家庭動物管理士はペットを販売するぷろとして欠かせない知識を学ぶ事が出来る資格です。動物関連業につきたい人の8割が取得している資格であり、動物取扱業の認定要件の一つとして認められています。
ドッグトレーナーの資格が取れる学校
専門学校ビジョナリーアーツ東京
専門学校ビジョナリーアーツ東京では、ドッグトレーナーになるための100匹と犬と毎日触れ合いながら犬の特性を見極められるプロを目指すことが出来ます。
世界トップクラスの講師が教える実習と担当犬を育てる事から犬の特性や性格を見極められるドッグトレーナーを目指します。
実習中心の授業が魅力
専門学校ビジョナリーアーツ東京では、犬と遊ぶ事、アイコンタクトをとる事、呼び出しをする事という基礎的な事から実践を通して学べ、シットやダウン、ステイやカムなどの基本項目を習得します。
犬の状態に合わせた指示の出し方や誉め方などのバリエーションを覚えます。しっかりと基本を押さえたうえで犬と一緒に練習して対応力を磨くことが出来ます。2年間で実習時間は1,800時間以上であり、仕事の基本や技術、知識をしっかり学ぶための実習が魅力的です。
担当動物制度で知識を吸収出来て資格取得に活かせる
1頭の学内動物を学生が責任もって育てる担当動物制度を専門学校ビジョナリーアーツ東京では適応しています。
自身が担当する動物に毎日会って触れ合い、心を通わせて食事や散歩、しつけを行います。担当動物が決まっていて育てることで動物に関するすべてをしっかりと学び資格取得に活かすことが出来ます
ドッグトレーナーの資格・試験まとめ
ドッグトレーナーになるなら2つの資格、ドッグトレーナーライセンスと獣医師の資格合格を目指そう
ドッグトレーナーの仕事自体は特別な資格や試験に合格しなくても業務に就くことが可能です。
将来的に転職や開業を検討している人は資格を持っていることが良いです。国家資格である獣医師やドッグトレーナーライセンスに合格すれば、一定のスキルの照明になり役立つことでしょう。ドッグトレーナーライセンスの資格については級によって合格率や難易度も異なりますが比較的合格しやすい資格です。
ドッグトレーナーに関する資格試験は、他にも多くの試験が行われているのでまずはドッグトレーナーライセンスの合格を目指しつつ、自身の理想とするドッグトレーナー像に役立つ資格を取得してみてはいかがでしょうか。
ドッグトレーナーの参考情報
平均年収 | 200万円~350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 自然・動物 |
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