ダイビングインストラクターの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
主にライセンス取得の指導や体験型ダイビングの付き添いを行うダイビングインストラクターは、男女問わず人気の高い仕事の一つ。華やかで楽しそうに見えて、実際は地味な作業や力仕事が多いダイビングインストラクターの毎日。このページでは、ダイビングインストラクターの具体的な仕事内容や、仕事のやりがいなどについてご紹介します。
ダイビングインストラクターとはどんな仕事?
ダイビングライセンス取得の指導
ダイビングインストラクターの仕事はダイビングライセンス取得の指導がメインになります。ダイビングライセンスを取得するためには危険が多い海の事や細かい機材の説明なども欠かせません。
ダイビングのライセンスを発行している団体は30以上あり、それぞれ資格の名称や発行条件なども異なります。ダイビングを多くの人に広める事がダイビングインストラクターの仕事です。
ダイビングの付き添いやガイド
ダイビングインストラクターは体験型のダイビングに付き添ったり、ダイビングスポットをガイドすることも行います。サポートに回る事もあり、臨機応変に対応する必要があります。
判断力が要求される仕事
ダイビングインストラクターは、ライセンスの取得を目指す人に海で指導をする事になります。1日のうちに何組も同時に指導するので、時には命の危険が及ぶアクシデントも起こり得ます。そのアクシデントに対してすぐさま行動して対処できる判断力も求められるでしょう。
場合によっては複数のダイビングインストラクターで作業を分担
命を預かる仕事でもあるダイビングインストラクターは、一人でお客様全員を海の中で指導するには限界があるため、場合によっては複数のダイビングインストラクターで作業を分担する事もあります。
お客様の人数が多かったり、お子さんが多い場合には複数で行う事も少なくありません。
繁忙期は遅くまで仕事をすることも
ダイビングインストラクターの繁忙期は夏場で、休日がほとんどない状態で連続勤務をすることも多いです。一人でダイビングを何投もこなす必要があり出勤が早く帰宅は遅くなる生活スタイルになりがちです。
予約が立て込んだりするときなどは次の日の準備などで泊まり込みで仕事する事もあり体力的にかなりハードな仕事と言えるでしょう。
ダイビングインストラクターの仕事は意外とハード。体力が必要
ダイビングインストラクターはどちらかというと優雅で楽しいイメージがあるかもしれませんが、力仕事が多い職業です。酸素ボンベを運んだり、ウェットスーツの準備をしなければいけないからです。
勤務先にもよりますが、次の日の準備や後片付けのために朝早く出勤して遅くまで働く事が多く拘束時間も長めになる不規則な勤務体系になりがちです。それに加えて力仕事も多いので体力も必要になると考えられます。
ダイビングインストラクターの給料レベルは低めの傾向
勤務場所にもよりますが、ダイビングインストラクターの給料は他の職業に比べて低い傾向が多いようです。一般的には12万円前後の給与からスタートしていきます。
ただ独立したり、繁忙期で予約が殺到したりすれば年収がアップする可能性もあることから夢のある仕事には違いないでしょう。
ダイビングインストラクターの具体的な仕事内容
ダイビングインストラクターの仕事は、お客様がダイビングライセンスを取得するために実技や講習などを行う事に尽きます。
その他にダイビングインストラクターがする仕事
ダイビングインストラクターの仕事は毎日ライセンス取得のためのサポートだけではありません。経験や実績によって任される仕事は幅広いです。
必要器材と必要書類の準備
ダイビングをするにはグローブやフィン、ゴーグルやボンベやウェットスーツなど多くのものが必要です。道具を人数分用意して次の日の準備を行います。
ダイビングのライセンスを取得するには受講者に対して事故が起きても責任を追及しませんという書類を書く必要があります。人数分の書類を用意する事もダイビングインストラクターの大切な仕事です。書類と必要器材の準備も前もってしておく必要があります。
お客様のお迎え
ダイビングインストラクターとしての仕事の一つにお客様を迎えに行き、帰りは送る事も含まれます。予約をしているお客様の宿泊しているホテルなどに出向き、時間に合わせて行動しなければいけません。
ショップで販売と接客
ダイビングインストラクターが勤めるショップでは、同時にダイビングに関する道具を販売している事が多いです。勤務先によって異なりますが、ショップスタッフとしての仕事もダイビングインストラクターが行う事があります。
下積みからはじまるダイビングインストラクターの仕事
ダイビングインストラクターの仕事は、地道な下積みから始まります。ダイビングインストラクターになるには資格を取得する必要があります。
専門学校や大学でインストラクターとしての知識を学んで、必要な資格を取得したとしてもすぐにお客様を教えるダイビングインストラクターとしての仕事が出来る事はほとんどありません。
人の命を預かっている仕事なので一人前になるには、それぞれ異なりますが、3年程かかると言われています。最初のうちは先輩のインストラクターについて学ぶことが大切になります。
3年かけて徐々に仕事の幅を広げていくイメージ
ダイビングインストラクターの1年目は、ダイビングに必要な機材の準備や後片付けなどが主な仕事です。小さなダイビングショップでは、道具の販売から始まる事もあります。
転職も3年が区切りになることが多い
ダイビングインストラクターの一般的な下積み期間が3年であることから3年や5年を一区切りに転職を考える人も多いようです。高収入をあまり期待できる仕事ではないので、スキルアップのために転職をする人も多いです。
ダイビングインストラクターは、インターネットサイトで求人があり特殊な仕事である事から数はあまり多くはありません。ですが夏場の繁忙期になればアルバイトを含めて求人数は多くなります。経験を積んでスキルを高めれば、給料アップや独立の道も開けるでしょう。
ダイビングインストラクターの仕事のやりがい
ダイビングインストラクターとしての成長を感じられる
最初はダイビングインストラクターとして恐怖心や上手くスキルが活かせなかったりしますが、時間をかけてトラブルを解決出来るようになった時に自分の成長にやりがいを感じられます。
ダイビングインストラクターの仕事は成長が分かりやすいので、全ての仕事が出来るようになる、一人前になったと感じた時には大きな喜びを感じられます。
お客様の喜んだ姿を見られる
ダイビングインストラクターの仕事の醍醐味はお客様が喜ぶ姿を直接見られる事です。
美しい水中の世界に感動したり、出来なかったことができた時の笑顔はダイビングインストラクターとしての仕事に誇りを感じさせてくれるのです。また丁寧に説明したり指導をする事でお客様から感謝される事もやりがいに繋がると言えるでしょう。
自然と関わる生き方が出来る
一般的に多くの人は自然から距離をおいて生活しています。ダイビングインストラクターの仕事は自然がフィールドになります。
自然に関わる素晴らしさを毎日実感する事が出来て、さらにその素晴らしさを多くの人に伝えることが出来るのです。自然に身を置く事で謙虚さや人に優しく出来る気持ちを養う事が出来る魅力があります。
ダイビングインストラクターの仕事内容まとめ
ダイビングインストラクターはダイビングの指導をする仕事
ダイビングについての指導やガイドをする事がダイビングインストラクターの仕事です。最初は器材の準備などの雑用がメインですが、経験を積む事でお客様の指導をしたりする事からコミュニケーション力も必要になるでしょう。
酸素ボンベやウェットスーツなどを運んだりと力仕事も多く、朝早く夜遅くまで体力的にハードな面もあります。夏の繁忙期には忙しく、プライベートをゆっくり過ごす事は難しいかもしれません。ですが、自然を感じたりお客様に喜んでもらえる事は、何よりのやりがいに感じられるはずです。
ダイビングインストラクターの参考情報
平均年収 | 250万円~350万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 民間資格 |
職業職種 | スポーツ |
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