塾講師の資格・試験とは?資格や検定よりも高い学力を求められるのが一般的

塾講師の資格・試験とは?資格や検定よりも高い学力を求められるのが一般的

学校の勉強・学習だけでは不足と考える生徒にとって、学習塾での勉強は、学力を補う重要な機会です。学習塾ではそのための手段として、塾講師の授業という存在があります。ではそのような役割を持つ塾講師に求められる資格や試験について、この記事で解説していきます。

塾講師に求められる資格や試験とは?

塾講師という仕事においては、資格や試験などはあるのでしょうか。まず、塾講師となるために必須となる資格は基本的にありません。

というのも、塾講師の採用は各学習塾が自ら採用行為を行うのが通常で、学習塾ごとに採用条件が異なるためです。学習塾においては、何らかの試験を実施している場合もあります。以下に、塾講師の採用において保有しておくとよいと考えられる資格や試験について解説します。

塾講師に求められる試験

塾講師においては、各学習塾において実施される採用試験に突破することが求められる場合もあります。一方で、採用試験を実施しないという学習塾もあります。また、所属している/卒業した学校によっては、これら採用試験が免除されるというケースも珍しくありません。

これらは、その学校に所属するため、あるいは卒業するための入試や学習によって、学習塾で教鞭をとるための条件をすでに満たしていると認められるような場合が、これにあたります。学習塾での試験には、まず採用にあたっての書類審査、その後に学力を測るための学力試験などが実施されるというのが多いケースです。

塾講師に求められる試験の形態

塾講師として採用されるための試験としては、学力を求められるのが一般的です。学習塾では小学生・中学生を教えるというケースもありますが、多くの場合は大学入試レベルの試験が実施されることが多いといえます。

このような場合、必ずしも大学生である、あるいは大学を卒業しているということは求められず、あくまでそれに相当するレベルの学力を保持していることが求められると、理解するとよいでしょう。現に、高卒や専門学校卒の塾講師も珍しくありません。生徒を教えるにあたっての充分な学力さえあれば、問題なく塾講師として働くことができるということを表しています。

塾講師の資格

塾講師として働くために、資格は必須ではありません。あくまで資格ではなく、生徒を教えることができる学力があればよいということですが、塾講師として働くためには、保有しておくとよりよい資格というものもあります。以下に、塾講師として保有しておくことが望ましい資格について解説をしていきます。

塾講師の資格:学習塾講師検定

学習塾講師検定という認定試験は、公益社団法人全国学習塾協会が実施する検定試験です。これは学習塾講師に共通して求められる知識・技術・能力を認定する試験であり、この検定を取得することは、学習塾講師として必要な能力を備えているという証明として考えられます。

国家試験ではありませんし、学習塾が講師を採用する際に、必ずしもこの検定に合格していることを求められはしませんが、能力のある学習塾講師として活動していくうえで、保有しておくことが望ましい試験であるということができます。

学習塾講師検定の位置づけ

学習塾講師検定は、現在は公益社団法人 全国学習塾協会が認証・実施する民間試験ですが、近年では、この制度を国家検定・国家資格とする動きがあります。塾講師は先に述べたとおり、各学習塾が独自に採用行為を行っており、その採用基準は学習塾がそれぞれ独自に策定しています。このため、同じ内容を教える学習塾講師の間でも学力や指導力の差、ギャップが存在するという問題が指摘されています。

これを改善するため、現在塾業界では学習塾講師検定を国家検定化していこうとしているというわけです。現在は取得必須とされていないこの検定ですが、後年、これが必須となる可能性については考えられるものといえるでしょう。

塾講師の資格:実用英語技能検定

実用英語技能検定は、「英検」の名でよく知られている検定試験です。5級から、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級という区分があります。おおむね高校卒業では準2級~2級のレベルとされているため、塾講師としての実力を示すための英検の基準では準1級レベル以上を取得しておくことが望ましいといえます。

近年では、英語教育の早期からの実施が話題になっていることから、学習塾によっては実用英語技能検定を採用条件に掲げているところも挙げられます。また、中学生・高校生の指導では、実用英語技能検定の取得が学校で求められているケースもあり、試験対策の授業などを実施するケースもあることから、塾講師としては取得しておくことが望ましい試験であるといえます。

塾講師の資格:日本漢字能力検定

日本漢字能力検定は、「漢検」の名で知られている検定試験です。2級では常用漢字2,136字の知識が問われ、準1級では3,000文字、1級は6,000文字程度とされています。履歴書に書けるレベルとしては2級以上とされますが、塾講師として生徒を指導する立場では準1級以上のレベルを取得しておくことが望ましいといえるでしょう。

塾講師に関わるその他の資格・技能

上に挙げた検定・試験の例は、塾講師として一般に求められる能力を検定試験として考えた場合に、取得しておくことが望ましい試験といえますが、その他にも取得しておくことで、塾講師の仕事の助けとなる資格試験があります。以下にそれらの試験の例を解説します。

実用数学技能検定

実用数学技能検定は、公益財団法人・日本数学検定協会が主催する検定です。15個の級に分かれており、数学能力を検定する試験です。履歴書に書けるのは2級以上とされています。数学教育に関しては、学習塾でも数学を教えられる講師は常に人手不足ということもあり、数学力を示すため、準1級以上の検定を取得しておき、採用の際にアピールしていくのも良い方法といえるでしょう。

歴史能力検定

歴史能力検定は、歴史能力検定協会が実施する検定試験です。この試験自体は、趣味の実現のために取得する方の多い試験ですが、学習塾の講師としては、世界史、日本史などの授業を行うこともあるため、歴史に関する知識をつけておくことは学習塾の講師として活躍するための重要な能力のひとつといえるでしょう。

小論文検定

小論文検定は、特定非営利活動法人現代用語検定協会が実施する検定試験です。小論文を作成するために必要とされる論理的思考力や批判的思考力、提案説明力といった能力が求められる検定試験です。文章の一貫性や文章構成力、説得力や表現力といった小論文作成能力を高めるための能力です。

中学生や高校生では、小論文の作成授業や入試の場面で小論文を作成することもあり、塾講師が小論文の作成・添削指導を行うこともあります。この能力を身に着けておくことで、塾講師としての能力を発揮することもできるでしょう。

塾講師として仕事をするための能力

塾講師として仕事をしていくためには、単純に学力があればいいというわけではありません。様々な科目の授業を行い、生徒を惹き付けることが必要です。また、生徒の学習の進捗状況を見て、授業の方針を決定するといった能力も必要となります。以下に、塾講師として求められる能力について解説していきます。

塾講師として求められる能力:授業をつくる能力

塾講師は、勤務時間のほとんどを授業に割きます。そのため、どれだけ有効な授業を行うかが塾講師の腕の見せどころであるともいえます。

学校の授業を終えたあとに塾の授業を受ける生徒にとって、塾の授業が学校の授業と同じような進行であると、どうしても飽きてしまい、うまく集中できないということもあるでしょう。塾講師としては、生徒をうまく惹きつけ、関心をもたせる授業を構成する能力が求められます。こうした能力を身につけることが、塾講師として活躍するために必要だといえるでしょう。

塾講師として求められる能力:生徒とのコミュニケーション能力

塾講師は、学校の教師・生徒間の関係に比べて、少人数の生徒との間で授業を行うわけです。そのため、生徒ひとりひとりの学習の進捗について把握する必要があります。

生徒の様子を見て、生徒とのコミュニケーションの中で、生徒がどこでつまづいているのか、生徒の学習を阻害している原因が何であるのかということを把握したうえで授業を行い、授業の効果を最大にすることが、塾講師として求められる能力のひとつだといえるでしょう。

授業の進捗の把握や学習管理も重要な能力

塾講師としては、生徒一人ひとりの進捗だけではなく、生徒全体の授業進捗の把握や、学習状況の進行管理なども重要な仕事のひとつです。個別指導ではなくクラスでの進行の場合には、こうした管理的な業務もまた併行して行っていく必要があるといえます。

塾講師の資格・試験まとめ

求められる資格はないが、求められる能力は広い

塾講師として働くために、資格は必須ではありません。あくまで資格や試験ではなく、塾講師として活躍し続けるために必要な能力という意味で言えば、それは幅広い知識や管理能力、コミュニケーション能力なども加わってきます。塾講師として働くためには、こうした能力を身に着けていくことが活躍につながることでしょう。

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