塾講師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

塾講師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

将来の目標のため、多くの生徒が塾に通い、塾講師から指導を受けています。塾講師と生徒の関わりは勉強だけに限らず、時には人生に大きな影響を与えることがあります。塾講師がどのように生徒とかかわっていくのか、その仕事内容について紹介します。

塾講師とはどんな仕事?

塾講師とは、学校とは異なる学習環境である塾において、生徒に勉学の指導を行う職業です。その対象は小学生、中学生、高校生に分かれており、それぞれが塾に通う目的も異なります。

受験対策

塾に通う大きな目的は二つあり、一つが受験対策です。志望校への進学を目標として、長い期間その学校の入学試験にあわせた指導を行います。学校での授業よりも広く、また深い内容を指導することが求められることがあります。

定期テスト対策

もう一つが定期テスト対策です。学校で行われる定期テストに合わせた指導を行い、定期テストでよい点を取らせ、志望校合格に必要な内申点を上げることが目標です。教科書に準拠した教材を使い、生徒が苦手とするポイントを克服するための指導に徹底します。

塾講師の仕事の具体的な内容

塾講師の大きな仕事は受験対策と定期テスト対策。それぞれの指導を得意とする塾があり、得意とする授業の形態があります。塾にはどのような形態があり、その中で塾講師はどのような役割を担うのでしょうか。

塾の形態により指導人数に違い

塾にはいくつかの分類があります。受験対策と定期テスト対策といった目的別の分類と、10~20人で一斉に授業を行う集団指導型と、1~2名を相手にする個別指導型といった指導型の分類があります。

これは受験対策だから集団、定期テストだから個別という分かれ方はせず、それぞれの目的別の分類に対し、それぞれの指導型の塾が存在しています。

これらは集団指導型と個別指導型はどちらが良い、悪いということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあり、目的や生徒の性格によって、適切な塾を選ぶことが必要です。

集団指導型のメリット・デメリット

集団指導型にはいくつかのメリットがあります。大勢で一緒に勉強するために、競い合う仲間ができやすく、目的・目標を共有しながら切磋琢磨できる点は大きいメリットです。

また授業のペースは一定の速度で進むため、簡単に休んで遅れるわけにはいかないという緊張感も生まれ、勉強に力が入る生徒もいるようです。

反対に集団指導型ならではのデメリットも存在します。仲間と競い合える環境が続けばよいですが、つい授業中に雑談する、集団でさぼるといった悪い方向に共感が生まれてしまうことは、集団指導型にありがちな問題です。

また大勢で一緒に授業を受けるために、質問することで授業を止めることに気が引けてしまい、質問しないままわからないところを放置してしまうこともあります。その結果授業の内容についていけず、落ちこぼれてしまうことになりかねません。

個人型のメリット・デメリット

個人型にも同様にメリット・デメリットが存在します。個人型の大きなメリットは、授業の内容を柔軟に設定することができ、生徒の理解度に合わせて授業の速度を上げ下げできる点にあり、落ちこぼれを生まれにくくします。

また1~2人での授業のため、他人の目を気にすることなく質問することができ、講師側も生徒が何につまずいているのかを察知しやすいようです。

反対に柔軟に対応できることがデメリットとなることがあります。カリキュラムを変更し、ある項目を重点的に教えたところ、他の項目を教える時間がなくなるといった調整上の問題が発生しやすい点です。

また塾講師と生徒だけで過ごす時間が増えるため、人間関係が授業に影響しやすい環境になります。仲良くなりすぎて雑談が増える場合もありますが、反対に相性が悪くて険悪な状態になり十分な指導ができないこともありえます。

集団指導型と個別指導型、どちらから見ても一長一短があるため、塾に通う目的や、塾と生徒の相性で判断して、選択されています。

講師は集団指導型と個別指導型のどちらか専任になる

多くの塾は集団指導型、個別指導型のどちらかに特化した授業を行う形式ですが、なかには両方の指導型を実施する塾があります。その場合でも、講師はどちらか一方に専任し、両方の指導型の授業を受け持つことはありません。

集団指導型、個別指導型は生徒とのかかわり方が大きく違い、指導方法も異なるため、中途半端な指導にならないよう、講師の指導方法も特化させるようです。

塾講師の対応範囲は広い

塾講師は生徒の目的に合わせた授業を行うだけでなく、指導に関わるほぼすべての事柄への対応が求められる職業です。

生徒に合わせた指導内容を考える

個別指導型に限らず、担当している生徒のレベルや性格を考慮した教材を用意し、指導する内容を考えます。集団指導型では特定の生徒に偏りが出ないような配慮も求められ、高いバランス感覚が求められる面もあります。

生徒の意欲向上

また、残念ながら学習塾に通うすべての生徒が学習意欲にあふれているというわけではなく、なかには著しく意欲が低い生徒もいます。

塾講師には、そのような生徒がなぜ意欲を失っているのか、勉強に向き合えるきっかけは何がよいのかを考え、コミュニケーションを取り勉強をするよう促していくことも求められます。

個人的な相談や対応も

塾講師は生徒が学校以外で出会う貴重な大人であることから、学校の教師とは異なる立場の人間として生徒から頼られることもあります。

勉強に関することばかりでなく、学校での人間関係や生活上の悩みなど、親や教師に話せない内容の相談に乗ることも少なくありません。

塾講師の役割は何よりも生徒の成績を上げること、志望校に合格させることですが、日常的な悩みを解決することが成績の向上につながる面も無視できず、また未熟な青少年を導く大人として、真摯な態度で生徒に向き合うことも、仕事の一環といえるでしょう。

塾講師は勉強面だけでなく、精神面の成長も含む生徒の将来に大きな影響を与える、きわめて責任の重大な存在なのです。

塾講師の仕事のやりがい

これから人生で進む道を決めていく青少年たちに指導をする塾講師は、責任も重く精神的な負荷も高い仕事です。そんな塾講師たちは、どのようなやりがいを感じながら仕事を続けているのでしょうか。

生徒が夢に進む瞬間に立ち会える

生徒は将来の目標を持ち、それを達成するために勉強をしています。よい成績を収め、よい学校に入り、さらに学んで目標をかなえるという長い道のりにおいて、最初の一歩が定期テストであり、受験です。

塾講師は、その最初の一歩を乗り越えるための手助けをし、生徒が夢に進む瞬間に立ち会える特権のようなものを持っています。自らの助力で生徒が前に進みだす姿を見ることは、この上ない喜びとなるでしょう。

人に感謝をされる

生徒が塾に入る理由はさまざまです。とりあえずテストでいい点を取りたい、推薦入試のために内申点を上げたい、将来の夢をかなえるために入りたい大学がある、どの学校を選んでよいかわからないのでアドバイスしてほしい、など。そして保護者も同じ願いを持っています。

塾に通うことで志望校を定められ、成績も上がり、彼らが目標に近づけたときには、力添えをしてくれた塾講師に保護者も生徒も感謝を伝えずにはいられません。その感謝の言葉の一つ一つが、塾講師を続けられる力となってくれるのでしょう。

常に成長することを求められる

授業を通して生徒に指導をするためには、塾講師本人が指導能力と最新の教育に関する知識を身に着け続ける必要があります。

教育界全体の動向を把握し、目標とする志望校の出題傾向を分析し受験対策を立て、志望校によって異なる範囲を学び、指導要領の変さらによって新しい内容を覚え、生徒の得意・不得意に応じて指導方法を変える。塾講師は常に学び、成長し続けないと十分な指導ができず、塾同士、講師同士の競争にも勝てません。

そういった環境に適応するため、多くを学び、試していくことが塾講師の楽しみの一つといえるでしょう。

塾講師の仕事内容まとめ

塾講師は学校の外において、生徒の目的に合った勉強を指導する職業です。定期テストの点数アップ、志望校の適切な選択、志望校への合格のため、生徒のレベルや性格に合わせた指導を行っていきます。

塾講師は勉強を教えるだけでなく、生徒との関わりの中で生まれるさまざまな仕事を進めます。時には生徒の将来の選択に大きな影響を与えながら、生徒が夢に進む姿を見ることは塾講師にとっての大きな喜びとやりがいになるでしょう。

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