コンサルタントになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
コンサルタントになるにはどのような能力が必要とされるのでしょうか?一口にコンサルティングと言っても、経営や人事関係など専門分野があります。医療業界やIT業界など、業界によっても専門が異なると言えるでしょう。
コンサルタントになるには何が必要?
資格は特に必要ないが、学歴や相応の能力がないと就職は難しいかもしれない
コンサルタントを名乗るための資格などは特に必要なく「○○コンサルタント」と名乗ればその分野のコンサルタントになることができます。
しかし、大半のコンサルタントはコンサルタントファームと呼ばれるコンサルティング会社に就職して仕事をします。経験不問で求人募集されていることも多く、コンサルティング未経験の中途採用や新卒採用も行われています。
資格こそ必要ありませんが大手のコンサルティング会社には、高学歴で有能な人材が集まる傾向があります。また、外資系のコンサルティング会社に就職する場合は語学力も必要とされます。
就職する場合は厳しい面接と就職試験に勝ち残らなければなりません。一方で自分の得意分野でコンサルタントとして独立開業する人も多い職業です。
コンサルティングする分野や業界に関する知識・経験が武器になることもある
コンサルタントにも専門分野や業界によって内容が異なり「経営コンサルタント」や「ITコンサルタント」など種類もさまざまです。ざっくりと分類すると5つに分けられます。
- 戦略系
- 業務系
- 会計系
- IT系
- 人事組織
会社に就職した場合、基本的にチームで仕事を行うので各分野に関して深い知識がなくても、新人のうちは仕事が進んでいくかもしれません。しかし新入社員からキャリアを積んでいくごとに分野に関して知識を深めていく必要があります。
例えば経営に関して全く知識がなければ、クライアントから相談・依頼を受けてもアドバイスのしようがありません。相談を受けるクライアントよりその分野について精通していたり情報を持っていたりしていなければならないこともあります。その業界で働いた経験があれば、より専門的な提案やアドバイスを行うことができるでしょう。
クライアントに合わせて動き、期間内に結果を出すための体力と精神力が必要
コンサルタント業は非常に忙しい仕事です。その理由の一つはクライアントと交わした契約の期限内に結果を出す必要がある、成果主義の世界だからです。
限られた時間の中で調査や分析を行い、クライアントに納得してもらえる結果を目に見える形で出す必要があります。忙しくてもクライアントのスケジュールに合わせられる体力と、プレッシャーの中でも成果を出せる強いメンタルが必要と言えるでしょう。
論理的な思考力と素早い情報処理能力は面接時から厳しく審査される
コンサルタントには論理的な思考力と、素早い情報処理能力が必要とされます。膨大なデータをもとに問題点を見つけ出し、論理的に物事を考えてベストな答えを導き出さなければなりません。
コンサルティング会社の就職面接では、論理的思考能力を見極める質問が出されるケースが多いようです。それほどまでに重要視されている能力です。コンサルタントがよく使うフレームワーク(思考法)も論理的思考力があってこそ力を発揮するものが多いです。
コンサルタントに向いているのはどんな人?
高学歴でハイスペックな人材が勢ぞろい!実力主義でも勝ち残れる人
コンサルタント業界は実力主義・成果主義の会社が多いです。特に外資系では成果を出し続ければ若いうちから収入に反映されますが、そうでなければ最終的に辞職に追い込まれることもあります。
高学歴で優秀なエリートが集まりやすい業界だけに、コンサルティング会社に就職した後も成果が求められます。独立してフリーランスのコンサルタントをする人やコンサルティング会社を立ち上げる人も多いですが、結果が出せなければ次からの契約はなくなります。
会社に勤めても、フリーランスで仕事をしても、結果がすべての実力至上主義な面があるため、厳しい競争にも勝ち残れる人が向いていると言えるでしょう。
ヒアリングによって相手の信頼を得られる人・頼りにされる性格の人
コンサルティングの仕事は、困りごとや悩み事を聞いてそれに対するアドバイスや対応策を提案する仕事です。カウンセリングの要素があるため、クライアントから話を聞きだすことができる人ではないと問題解決に導くのは難しいかもしれません。
クライアント側からすると会社の方針を変える必要があるなど、苦渋の決断を迫られることもあります。信頼できない相手のアドバイスに従って自分の仕事や会社を簡単に変えることはできません。しっかりと根拠を持ったうえで相手を説得し、動かすことができる、信頼できる人柄でなければコンサルタントは務まらないでしょう。
多くの人と話し、交渉することに長けているコミュニケーション能力が高い人
コンサルティングの仕事は日々たくさんの人と会って話を聞いたり、交渉する仕事と言えるでしょう。そのため社交性がありコミュニケーション能力が優れた人の方が向いていると言えます。クライアントとの信頼関係を作るためにも、必要な能力です。
また、これは外部の人間のみに限ったことではありません。会社の方針にもよりますがコンサルティング会社では一つの案件に対してチームを組んで仕事を行うのが一般的です。仕事が終わるとそのチームは解散し、また別のプロジェクトでは適切な人材を部署などは関係なく集められてチームを組みます。
チームメイトと仕事を円滑に進めるためにもコミュニケーション能力は非常に重要となります。
一つの業界や分野で、長年経験とスキルを磨いてきた人が活躍する
コンサルタントの仕事は長年一つの業界で仕事をしてきた人にも向いていると言えます。
例えばIT業界で20年以上働いてきた人がITコンサルタントの仕事に転職したとします。プログラミングなどの下請けの様子から業界内の常識まで知り尽くしていますので、クライアントに対してアドバイスや提案を行いやすい、というメリットがあります。
1つの業界で長く働いてきた経験や知識はすぐに身につくものではないので貴重な戦力です。他にも「税理士として経理の仕事経験がある」「建築士として建築業界で仕事をしてきた」「医療業界で医院設立や病院運営を担ってきた」など一つの業界を知り尽くした人の知識や経験を生かすことができます。
コンサルティングの仕事は成果を出せば出すほど収入に反映される傾向があるため、キャリアアップのための転職先としても向いていると言えるでしょう。
コンサルタントになるための学校はある?
経済や経営について学ぶのがおすすめ
さまざまな分野でコンサルティングが行われますが、世間的にもメジャーな「経営コンサルタント」として活躍するためには、経営学などを中心に学べる学校を選ぶのがおすすめです。
学校によっては税理士や公認会計士、MBAの取得などをサポートしてくれることもあります。難関資格を取得することでコンサルティング会社に就職する際に有利になることもあります。
「東京経済大学」では手厚いサポートを受けながら経済が学べる
経済学部では身近ところからグローバルな観点まで、世の中の経済の動きについて学ぶことができます。三年次から選択できる「国際経済学科」では国際経済や政治・文化について理解を深めることができ、英語や中国語でのコミュニケーション能力の習得にも力を入れています。
また、東京経済大学では「グローバルキャリアプログラム」とよばれる海外研修制度があります。語学力や異文化コミュニケーションを養うことができ、休学することなく海外留学ができます。研修費も大学が負担するため、海外留学を経験してみたい人には大きなチャンスです。
特徴的なのは現地の企業で2週間のインターンシップもカリキュラムに含まれることです。海外の企業で働く経験ができる機会は少ないので、貴重な体験と言えるでしょう。行先もオーストラリア研修と中国研修の2か国から選ぶことができます。留学前後の語学サポートも充実しているため、能力の幅を広げられます。
学校全体で資格対策を行ってくれるので、集中して勉強に打ち込める
東京経済大学の学内で、社会に出てからも役に立つ資格取得対策講座を受講することができます。自習室を自由に使うことができたり、資格試験対策の専門学校の講師を派遣するなど資格取得について全力でバックアップしてくれます。
公認会計士や税理士の資格も対象となっているため、本気で資格取得に取り組みたい人にはうれしいサポート体制です。
コンサルタントになるには?まとめ
コンサルタントにはいつでもなれるが、継続が難しい実力主義の世界
コンサルタントになるための公的な資格は特にありません。コンサルタントを専門とする会社には、頭の回転が速く優れた論理的思考能力を持った優秀な人材が就職することが多いです。
また、クライアントの信頼を得るコミュニケーション能力や、激務にも耐えられる体力と精神力が要求されます。コンサルティングする分野に精通していることで、経験と知識を生かした活躍ができます。独立してフリーランスになる人も多い職業でもあります。
コンサルタントの参考情報
平均年収 | 500万円~1000万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | その他 |
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