自動車ディーラー社員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
自動車の販売・サービス提供・メンテナンスを行っている「自動車ディーラー社員」。営業職の場合、収入アップは自分の成績次第だといわれていますが、一体どれくらいの収入を得られる仕事なのでしょうか?基本的には、入社する企業規模やインセンティブ制度があるかどうかなどに左右されます。本記事では、自動車ディーラー社の初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。
自動車ディーラー社員の初任給
自動車ディーラー社員の初任給は約18~23万円
自動車ディーラー社員の初任給は、約18~23万円前後がボリュームゾーンとなっています。
自動車ディーラー社員には「営業職」「整備職」の2つの職種がありますが、営業職では社員一人ひとりにノルマがあるので、給与は基本給と歩合給を合わせた約20~23万円が平均的な初任給の金額となっています。
また、整備職では専門学校を卒業している場合、約18~20万円が平均的な初任給の金額となっています。このように、職種によって具体的な初任給の相場が異なるので、就職や転職で自動車ディーラー社員を目指している方は、これらの違いを知っておくと良いでしょう。
頑張り次第で収入アップを狙える
上記で紹介したように営業職には基本給と歩合給で収入が決まるため、頑張り次第では収入アップを狙うことができます。誰しも入社したばかりの基本給は同じですが、歩合給についてはその人次第で大きく異なります。
そのため、しっかりと成績を伸ばすことができれば満足できる収入を得ることができるでしょう。しかし、成績を伸ばすといっても簡単にできることではないので、「どうすれば新車を購入してもらえるのか」「成績を上げるには何が大切なのか」ということを真剣に考えながら、仕事で実践していくことが大切です。
まずは自身のノルマ達成を目指すこと
成績を上げれば収入もアップしますが、どれだけ頑張っても「今月はあんまり売れなかった…」ということもあります。そのため、最初から大きな目標を立てていると、結果次第ではメンタル面に影響が出てしまうかもしれません。
そのため、初任給をアップさせたいと考えている方は、まず自身に課せられたノルマ達成を第一に目指しましょう。上記でも紹介したように、営業職にはそれぞれの社員にノルマが決められています。
ノルマを達成できないようであれば成績を上げることはできないので、まずは目の前の目標をクリアすることを優先して考えましょう。
給与アップを狙うなら自動車を売る努力が必須
自動車ディーラー社員が目指すべき目標は、職種を問わず商品の売り上げ向上です。しかし、車の販売は営業職の担当なので、給与アップを狙うのであれば自社で販売している自動車を売る努力が必須となります。
というのも、商品が売れれば会社の利益が上がるので、勤務する社員たちに支給する給与に手当が付与されます。また、商品が売れれば自分の成績にも繋がるので、個人的に手当が付与されることで、より満足できる収入を得ることができるでしょう。
ちなみに、お客さんに商品を購入してもらうには、信頼関係を築くことが大切だといわれています。そのため、お客さんに寄り添った接客や、希望に沿った商品やサービスの提案など、質の高い接客を心掛けることが大切だといえるでしょう。
自動車ディーラー社員の平均給与
自動車ディーラー社員の平均給与は約30万円
自動車ディーラー社員の平均給与は、約30~35万円前後がボリュームゾーンとなっています。仕事の経験を積みながら営業成績を上げられるようになると、初任給に比べて安定した収入を得られるようになるようです。
しかし、転職で自動車ディーラー社員になった場合、業界での職務経験がない方は初任給と同じ給与からのスタートとなります。そのため、業界未経験者の方で転職をされる場合は、ノルマを達成しつつ業績を上げることで平均給与を得ることができるといえるでしょう。
資格を持っていれば資格手当が付与される
営業職・整備職を問わず、それぞれに必要または関連する資格を持っていれば、資格手当が付与されるので収入アップに繋がります。営業職であれば保険の加入をすることがありますが、この仕事ができるのは「保険募集人資格」を持っている方に限られています。
そのため、営業職で保険募集人資格の資格を取得しておけば、お客さんが保険に加入することで成果報酬を得ることもできますし、資格手当が付与されるので収入がアップします。また、整備職であれば就職するときにはすでに「自動車整備士」の資格を取得しているはずなので、初めから資格手当をもらうことができるでしょう。
なお、整備職には自動車整備士以外にもいくつかの関連資格があるので、それらを取得しておくとさらに収入アップを期待できるでしょう。
企業で行われる活動やイベントに参加すると収入アップに繋がる
給与アップを狙うのであれば、企業で行われている活動やイベントに参加することをおすすめします。自動車ディーラーでは清掃ボランティアの活動を行っている企業が多く、このような企業は自社の知名度アップにもなりますし、外回り営業を行う際に企業への商談が行いやすいというメリットがあります。
そのため、会社の利益に繋がる活動に積極的に参加する社員は、上司から高い評価を得られるそうです。また、自社で行うイベントでは来店したお客さんとの信頼関係を築くことができるので、売り上げ向上や成績アップに繋がります。
結果的に、仲良くなれたお客さんによっては連絡先の交換をすることができるので、車両点検やメンテナンスなどの提案もしやすくなるでしょう。
入社する企業によって給与額が異なる
どんな職業にも共通していえることですが、給与額は入社する企業によって異なる場合があります。
例えば、大手企業であれば会社が得る利益が多いので、社員たちの給与や手当なども充実しています。しかし、中小企業の場合は大手企業に比べて会社の利益が少ないので、給与額が低くなることが多いです。
自動車ディーラー社員であれば、人気の車種を数多く取り扱っている企業がおすすめです。人気商品をメインに取り扱っているので売れ行きが良く、支給される手当も多いので収入アップを狙うことができます。
また、このような企業では残業も多いですが、残業手当もきちんと支給されるので仕事へのやりがいを感じることもできるでしょう。
自動車ディーラー社員の平均年収
自動車ディーラー社員の平均年収は約400~500万円
自動車ディーラー社員の平均年収は、約400~500万円前後がボリュームゾーンとなっています。
日本の平均年収は約400万円といわれていますが、比較すると自動車ディーラー社員は一般的な年収となっているので不満を感じることはないでしょう。
また、努力次第ではさまざまな手当が支給されるので、人によっては平均年収以上の収入を得ている方もいるはずです。紹介した平均年収はあくまでも目安なので、自身の頑張り次第で満足できる収入を得ることができるはずです。
高収入を狙うなら管理職を目指すのがおすすめ
どんな職業でも収入アップを狙う方法として、管理職を目指すことがおすすめされています。管理職に就くことができれば基本給がアップしますし、ボーナスなども正社員に比べて高くなっています。
しかし、管理職に就くには経験と実績が必要になるので、しっかりとノルマを達成しつつ業績を上げることを意識することが大切です。また、企業での活動やイベントに参加すれば上司から評価されるので、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
自動車ディーラー社員の給与・年収まとめ
平均給与・年収は普通レベルだが、頑張り次第で収入アップを目指せる
自動車ディーラー社員の平均給与・年収は普通レベルではありますが、ノルマ達成や業績アップ、資格取得などによってさまざまな手当が支給されます。そのため、頑張り次第では収入アップを目指せるので、やりがいのある職業だといえるでしょう。
最初はノルマを達成するだけでも精一杯かもしれませんが、努力を続けていれば業績アップにも繋がるので、車好きの方ややりがいのある仕事をしたい方は、ぜひ自動車ディーラー社員を目指してみてはいかがでしょうか。
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自動車ディーラー社員の参考情報
平均年収 | 400万円~500万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 免許 |
職業職種 | 企業 |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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