バスガイドの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入について解説
女性に人気の職業であるバスガイド。平均の給与や年収はいくらくらいなのでしょうか?勤務先によって変動しやすいバスガイドの給与。学歴よりも経験や実績に左右されやすい傾向にあります。本記事では、バスガイドの初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。
バスガイドの初任給
新人バスガイドの給与は平均15~18万円
バスガイドとして働く場合、初任給は16〜17万円前後が相場といわれています。女性に人気の職業のバスガイドですが、給与面では意外と厳しい現実が待っているようです。
どこで働くかによっても多少の差が生じますが、新人の頃には覚えることも非常にたくさんあり、肉体労働も多い仕事なので、対価は低めと考えておく方が良さそうです。
転職したときの給与は経験や役職で左右されやすい
バスガイドの世界では、よりレベルの高い場所で経験を積むために転職をする人も多いです。
転職をした場合の初任給は、今までの経験によって決まるのが通常です。バスガイドとして10年以上働いているなど長い経験年数があれば新人と同じ給与になるということはほとんどありません。ですが、前職の給与の水準を保証してくれるかどうかは勤務先によって異なります。
場合によっては新人と同じ給与を提案されるケースもあるので、今までのバスガイドとしての経験をアピールすることが大切です。交渉次第でバスガイドの給与が変わるかもしれないことを覚えておきましょう。
異業種からバスガイドへの転職は給与の確認を
異業種からバスガイドに転職する場合には年齢を問わず新卒と同じ給与になるケースが多いです。
転職前の仕事内容によっては給与が大きくダウンしてしまう可能性もあるので、異業種からバスガイドの転職は慎重に判断するようにしましょう。
バスガイドの平均給与
バスガイド平均給与は約18万円前後
厚生労働省の平成29年賃金構造基本統計調査のデータによると、バスガイドの平均給与は、全国平均が約18万円前後となっています。
バスガイドは、お客様に同行して旅のガイドを務めたり世話をするため、朝早くから夜遅くまで働かないといけません。バスツアーによっては泊まりで仕事をしなければいけないケースもあるので、かなりハード。その仕事内容に比べるとバスガイドの給与レベルは低めと言えるでしょう。
バスガイドとしてスキルがアップしたり、お客様に感謝されるなどやりがいも大きな仕事です。給与だけに捉われて心が折れないようにすることも大切です。
勤務期間に応じて給与もアップすることが多い
バスガイドの給与は勤務期間によってアップするのが一般的です。経験を積めば給与がアップする仕組みですが、特別な資格がなくてもバスガイドとして働くことは可能なので最終学歴によって採用時の給与が左右されることは少ないでしょう。
求人を探す際は給与以外の手当もチェック
バスガイドの統計によると給与とは別に支給される賞与も年間平均で約55万円という結果が出ています。バスガイドの世界では繁忙期はもちろんのこと残業が多い特徴があります。企業によっては残業代が出ないことや各種手当が支給されないこともあるので注意しましょう。
バスガイドとして転職を検討する際には求人票を確認して、残業代が支給されるか賞与や手当などが充実しているかを確認しましょう。
男女でも平均給与に差がある
バスガイドは女性というイメージがありますが、男性にも人気があり男性のバスガイドも多くいます。
厚生労働省の統計一覧によると男性と女性では平均の給与に差があります。男性だけでみると平均給与は約13万円、女性の場合には平均給与が約10万円となっています。
男女共に平均給与は低いことがわかりますが、男女で差が出やすいのは女性の方が現場を離れるケースが多いからです。女性は結婚や出産で一時現場を離れることが多いです。落ち着いてから復職するケースも多いですが、男性に比べてキャリアが中断しやすいというのが理由と言えます。
バスガイドよりバス運転手のほうが給与は高め
バスガイドと同じ、バスツアーに関わる仕事としてはバス運転手があります。バス運転手は多くのお客様を安心して目的地まで連れて行く職業です。時にはバスガイドと連携を取りながら仕事をすることもあります。
同じ厚生労働省のデータによるとバス運転手の平均給与は約23万円。賞与は約60万円とバスガイドの平均を上回っています。バスガイドとバス運転手は同じフィールドで仕事をしますが、運転二種免許が必要になるので、バス運転手になるにはまた異なる学びが必要になるでしょう。
経験や実績によっては給与アップにつながることも
バスガイドの給与は一般的に高い方でありませんが、高い実力があれば給与アップが見込める仕事です。転職をする場合にも役職についていた経験や一定年数のバスガイド歴があれば実績を給与に考慮してもらえる可能性が高いでしょう。
資格取得が給与や手当に反映されるケースも
バスガイドの仕事はスキルレベルが給与に反映されやすい職業。資格を取得することは採用に有利になること以外にも給与アップにも繋がる可能性があります。将来のことを考えて、資格取得は有意義なことと言えるでしょう。
バスガイドとして取得すると給与の評価に繋がりやすいのは、国内旅程管理主任者や国内旅行地理検定です。国内旅程管理主任者は、試験を受けるために実務経験が必要なので、経験を積まないと取得できない資格です。バスガイドとして資格を取得することは必要なスキルがあるという証明になります。
バスガイドとしてどうせなら取得した資格を活かしたいと思うものです。転職や就職をする際には資格手当が充実している企業を選ぶのも良いでしょう。資格手当が出るかどうかを確認するためには、求人票の一覧に記載されています。
バスガイドの年収統計
バスガイドの年収は250〜350万円前後
バスガイドの平均年収を厚生労働省の統計一覧の平均給与と年間賞与から算出すると、約288万円になります。
新人バスガイドの場合の給与が月々16〜17万円であれば、年収は200万円台になることも考えられますが、経験を積むことで給与がアップして、一般的なバスガイドの年収は250〜350万円前後と予想されます。
バスガイドとしてベテランになり経験を積んでいくと給与アップは見込めますが、長時間労働になりやすいです。肉体的にハードな仕事内容に比べるとバスガイドの年収レベルは低い傾向にあると言えます。
バスガイドとしてアルバイトを選ぶ人も
バスガイドとして正社員ではなくアルバイトという形で経験を積む人もいます。多くの会社を渡り歩き、経験を積むことができるのが、アルバイトの魅力。
正社員に比べると雇用面での不安定さはありますが、残業代が出ない正社員よりもしっかりと働いた分のお金がもらえるアルバイトを選ぶ人も多いようです。シフト制で出来るだけ自分の好みの時間で働けるという点もアルバイトの大きな特徴と言えるでしょう。
バスガイドの時給は約1000円程度が一般的なようですが、企業によっては900円からスタートするところもあります。働く企業によっても異なり、年収は時給や働いた時間に左右されやすいので、年収100〜300万円と幅があるようです。
バスガイドの給与・年収まとめ
バスガイドの年収レベルは低め。給与よりもやりがいが得られる仕事
バスガイドの平均給与や年収レベルは精神的・肉体的にも負担のかかる仕事内容と比較すると低めの傾向と言えます。手当や残業代が出るかどうかでも差が出やすいでしょう。
とはいえ、経験を積んで実力がつけば給与アップも見込めます。資格を身につけることやコツコツとスキルを磨くことで、良い条件で転職ができる可能性があるでしょう。
バスガイドという職業は、お客様を楽しませたいという強い想いと努力を続ければ自分の理想が叶うかもしれない夢のある仕事と言えるでしょう。
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バスガイドの参考情報
平均年収 | 250万円〜350万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 旅行・ホテル |
統計情報 出典元:
- 職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
- 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
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