職業訓練指導員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

職業訓練指導員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

職業訓練指導員は職業訓練を通して訓練生が就職して働けるようになるまで、訓練やキャリア相談を行ってサポートしていきます。訓練を行う以外にもさまざまな仕事をこなすのが職業訓練指導員です。この記事では職業訓練指導員の仕事内容とやりがいをご紹介します。

職業訓練指導員とはどんな仕事?

職業訓練指導員は全国の職業能力開発施設で働いています。その施設で、日々訓練生を指導し、就職までのサポートを行います。訓練によって内容も期間も異なるため、カリキュラムに沿って適切な指導をします。

訓練生の指導を行う

公共職業能力開発施設や認定職業訓練施設で、指導員・講師として訓練生に指導を行います。訓練生が希望する職業に就くための訓練を行うため、その職業に特化した専門技術や知識を教えることになります。

訓練内容もさまざまで、建築、介護、英語、パソコンなど、その分野の専門スキルを持つ人が指導員・講師として訓練を行います。

このような職業訓練はハロートレーニングとも呼ばれており、訓練対象者ごとに訓練期間や訓練内容が少し異なってくるので、のちほど詳しくご紹介します。

就職支援や生活指導を行う

職業訓練指導員は、訓練生に技術や知識を教えるだけではありません。訓練生1人1人のキャリア相談や就職までの支援を行い、生活面でのアドバイスを行うこともあります。

職業訓練指導員は訓練生が希望の職業に就職できるよう、技術面だけでなく精神面でのサポートを行う機会もあり、訓練生1人1人としっかり向き合うことが大切になります。

訓練の開発

時代とともに職業スキルのニーズや必須スキルも変わってきますので、時代変化に合わせて訓練内容も変えていきます。新しい訓練カリキュラムや教材を開発するのも職業訓練指導員の仕事です。

どのようなカリキュラムが最適か、教科書などの教材はどれを使うと良いかなど、試行錯誤しながら訓練内容を考えていきます。

訓練の評価

実際に訓練を実施して得られた評価や改善点を把握します。訓練内容などに改善点が見つかれば、都度改善を行い、最適な訓練内容で訓練を実施できるように管理します。

職業訓練指導員の具体的な仕事内容

ここでは、職業訓練指導員の主な業務である訓練指導について詳しくご紹介します。

職業訓練(ハロートレーニング)を行う

職業訓練は4つの訓練に分かれており、それぞれ訓練対象者が異なります。訓練対象者に合わせた訓練カリキュラムが組まれており、そのカリキュラムに沿って指導していきます。さらに、必要であればキャリア相談や就職支援など、訓練以外の場面でも訓練生をサポートします。

離職者訓練

会社の倒産などさまざまな理由から職を失った人やキャリアチェンジなどで退職した人を対象とした離職者訓練を半年から1年程度行います。

訓練生の再就職に向けて、基礎スキルから応用スキルまで幅広く訓練をします。必要であれば就職に関する情報提供を行い、キャリア相談を行い、訓練修了後に希望通りの就職が出来るよう支援します。

在職者訓練

主に中小企業で働いている人を対象に、現職の専門技術や知識をさらに高める目的で行います。訓練期間は2~5日間の短期間であり、こちらは就職支援ではなく現職での生産性向上のための訓練です。

離職者訓練と違って就職することが目的ではないので、就職支援やキャリア相談などはあまり行われません。訓練生に足りないスキルを補い、さらに活躍できる人材に育成することが大切になります。

また、じっくり訓練を受けてスキルアップを図りたい若手社員、中堅社員向けに2年という長期間の訓練も実施されています。こちらの訓練は実習も多いため、ただ専門技術を教えるだけでなく、その技術を現場でどう活かせるのかなど、実際の現場をイメージしながら実践的に指導すると良いでしょう。

学卒者訓練

学卒者訓練は主に中卒、高卒者向けに就職で必要となるスキルの訓練を行っています。学卒者訓練は「普通課程、専門課程、応用課程」の3種類に分かれており、それぞれ対象者や訓練期間、訓練内容が異なります。職業訓練指導員は各訓練の訓練内容に合わせたカリキュラムで指導を行います。

普通課程は中卒、高卒者を対象としており、1年または2年で地域産業に必要な幅広い技術や知識を訓練します。この訓練では、あまり高度な技術を扱わず、広く一般的に必要とされるスキルの指導を行うことが大切です。

専門課程は高卒者を対象としており、2年で高度な技術や知識を持つ実践的な技能者を育成するための訓練を行います。普通課程よりもレベルの高い技術を指導するため、より実践的で専門的なカリキュラムとなっています。訓練生が高度な専門技術を習得できるよう、じっくりと指導していく必要があります。

応用課程は専門課程修了者を対象としており、2年で高度な技術だけでなく、企画力、開発力を訓練し、生産技術部門や生産管理部門のリーダーとなる人材を育成します。この訓練は専門技術だけでなく、幅広いスキルを習得する訓練内容となっているので、職業訓練指導員の指導内容も多岐にわたります。

どの課程でも大切なことは、1人1人と向き合って指導を行うことです。当然理解度や習得スピードも異なるので、個人の成長に合わせて指導を行いましょう。

障がい者訓練

障がいのある人を対象とした訓練で、一般の職業能力開発校以外でも国や都道府県が設置、運営している職業リハビリテーションセンターや障がい者職業能力開発校でも訓練が実施されています。

職業訓練指導員は、他の訓練と違って訓練生が持つ障がいに配慮、理解をし、きめ細かい訓練指導を行わなければいけません。訓練生が希望する仕事につけるよう、訓練指導だけでなく就職や生活面でのサポートも行います。

職業訓練指導員の仕事のやりがい

訓練生の就職が決まったとき

自分が指導をしてきた訓練生から、希望する職業に就職できたという報告をもらったときは喜びや達成感を感じられるでしょう。訓練中はつらいことや大変なこともありますが、それを乗り越えて訓練生から喜びの声を聴けることは、職業訓練指導員にとってもとても嬉しいことです。

訓練生から感謝の言葉を貰えることも多く、人の役に立つことが好きな人にはとても向いている仕事です。

人や社会の役に立てる

職業訓練の指導を通して、自分の指導や支援が訓練生の成長につながり、訓練生の成長が社会の役に立つと考えると、職業訓練指導員の指導や支援は結果的に人や社会の役に立っていることになります。

社会貢献にやりがいを感じられる人は、職業訓練指導員の仕事にもやりがいを感じられるでしょう。

訓練生の成長を感じられる

訓練指導や支援を続けていくうちに、訓練生の成長を実感できる瞬間があります。そのときは担当の職業訓練指導員としても喜びを感じられるでしょう。大変なことや難しいことも乗り越え、技術習得だけでなく人間として強く成長する姿を間近で見られることは職業訓練指導員の特権とも言えます。

また、訓練中だけでなく、就職後も頑張っている報告を貰えたときはとても嬉しい気持ちになれますし、訓練生の成長を見届けられることが職業訓練指導員のやりがいの1つです。

自分自身も成長できる

日々の訓練指導や支援を通して、職業訓練指導員自身も成長を感じることができます。指導の仕方や訓練生との向き合い方、就職支援の仕方などを学び、職業訓練指導員としてのスキルアップができます。

訓練指導を通して、訓練生の成長だけでなく、自分自身の成長も感じられたときにやりがいや達成感を感じることができるでしょう。そのためにも、日々経験と失敗を重ねて訓練生とともに成長していくことが大切です。

職業訓練指導員の仕事内容まとめ

訓練生の技術習得から就職までをサポートする仕事

職業訓練指導員は訓練生の技術習得だけでなく、就職するまでの就職支援や生活指導も行う仕事です。日々の訓練を通して訓練生が成長するのを見守り、無事に就職できたときはとても喜びを感じられます。

職業訓練だけでなく、訓練生の就職支援や訓練の開発、改善など仕事内容は幅広いですが、その分やりがいや自分自身の成長も実感できる仕事といえます。

職業訓練指導員の参考情報

平均年収400万円~600万円
必要資格
  • 職業訓練指導員免許
資格区分 免許
職種教育・保育

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