職業訓練指導員の資格・試験とは?職業訓練指導員試験の概要と合格の秘訣

職業訓練指導員の資格・試験とは?職業訓練指導員試験の概要と合格の秘訣

職業訓練指導員の資格は職業訓練指導員として働くために必ず必要な資格です。資格を取得するには試験を受けるか講習を修了して免許を取得しなければなりません。免許を取得した後に公共職業能力開発施設の採用試験に合格すれば職業訓練指導員として働くことが出来ます。

職業訓練指導員の資格とは?

職業訓練指導員の資格は職業訓練指導員免許を取得することが必要です。この試験は職業能力開発促進法に基づいて実施されていて、合格した人が申請すると都道府県の知事から職業訓練指導員の免許証が交付されます。

ただし、職業訓練指導員の免許証が交付されても、就職することとは関係がありません。免許証が交付されたら、公共職業能力開発施設が実施している採用試験を受験して、その試験に合格したのちに職業訓練指導員として働き始めることが出来ます。

職業訓練指導員試験の内容

職業訓練指導員試験は学科試験と実技試験に分かれています。職業訓練指導員の免許は123種類の種目に細かく分かれていて、学科試験ではすべての職種に共通である指導方法の他に職種別である~系基礎学科、専攻学科の試験が行われます。

実技試験は職種別に実施されていて、その職種で働く際に実際に使われている技術や技能などが試験で問われます。このような試験内容が基本となっていますが、都道府県によって指導方法以外の学科試験を実施していなかったり、一部の学科のみを試験として実施している場合もあります。

1級技能検定を取得している人は試験科目が免除されるなどの特例もありますので、詳しく知りたい方はお住いの都道府県の職業能力開発協会などのホームページをご覧下さい。

職業訓練指導員試験の難易度や倍率

職業訓練指導員試験の難易度や倍率は都道府県によって大きく異なっています。合格率は30~50%と言われているものもありますが、専攻している科目などによっても大きく異なります。例えば都市部などでは電子系が人気であったり、地方に行けば建設や左官などの講座が人気があったりと一概に合格率だけで判断することは難しいと言えます。

職業訓練指導員試験の難易度・合格率

職業訓練指導員の資格を得て働くためには職業訓練指導員免許を取得した後に職業能力開発施設の運営機関が実施している採用試験に合格して職業訓練指導員として採用される必要があります。

職業訓練指導員免許の取得方法は複数ありますが、代表的なのは『職業能力開発総合大学校を卒業する』『技能検定1級合格などの必要要件を満たしたうえで48時間講習を受講する』『都道府県で実施している職業訓練指導員試験に合格する』の3つの方法です。

これらのいずれかの方法で指導員免許が授与されます。

職業能力開発総合大学校の卒業

職業能力開発総合大学校とは職業訓練のための中核教育機関として、職業訓練指導員の養成及び研修、職業能力の開発と向上のための研究調査を行っている教育機関です。この学校で指定された過程を修了した後に、長期養成課程(1年間で1,800時間)を修了することで職業訓練指導員免許を取得することが出来ます。

講習を受けて職業訓練指導員になる方法

職業訓練指導員になるには職業訓練指導員免許を取得する必要があります。この免許を取得するには様々な方法がありますが、そのひとつが職業訓練指導員講習という6日間48時間の講習を受講する方法です。

職業訓練指導員講習は厚生労働大臣の指定する講習実施要綱に基づいて年に1~2回実施されていて、講習を修了後に本人申請によって都道府県知事から職業訓練指導員免許が交付されます。講習は受講資格が細かく定められていることもあり、受講後に申請すれば誰でも職業訓練指導員の資格を得ることが出来ます。

講習は6日間で計48時間になります。内訳は職業訓練原理、教科指導法、労働安全衛生、訓練生の心理、生活指導、関連法規、事例研究、確認テストの8項目に分かれます。ここで学ぶ内容は法律などの学科的な知識から訓練を受ける人間の心理や職業訓練を行うことの意義、指導員に求められている資質など、実際に職業訓練指導員として働くために必要な事が詰め込まれている非常に実践的な講習となっています。

画一的なやりかたではなく、訓練生一人一人に合わせてやり方を変えたり、よく観察して本人のやる気を引き出していくためにはどう指導していけばいいかなどを学んでいきます。

職業訓練指導員講習の受講資格

職業訓練指導員講習には受講資格の条件が定められていて、それらを満たさなければ講習を受講することは出来ません。技能検定1級の合格者などであれば本講習を受講することが可能です。

しかし、短期大学又は高等専門学校を卒業した人だと実務経験が4年必要、4年制大学大学卒業者であれば実務経験が2年必要など、受講資格を満たしているかどうかは学歴や実務経験の有無で非常に細かく分けられているので、詳しく知りたい方はご自分の最寄りの職業能力開発協会などに問い合わせてみるのがいいでしょう。

その他の職業訓練指導員免許を取得する方法

職業訓練指導員の免許を申請するために必要な条件は『職業能力開発総合大学校を卒業する』『技能検定1級合格などの必要要件を満たしたうえで48時間講習を受講する』『都道府県で実施している職業訓練指導員試験に合格する』などの3つが代表的ですが、その他にもこれらの条件と同等以上の能力を有すると認められる以下の者という条件があります。

大学、大学院などで指定された科目の単位を取得して卒業している者

免許職種に関する学科を学校教育法に定める大学・大学院で以下の職種に書かれている試験科目の系基礎学科、専攻学科の単位を80%以上取得し卒業すること及び教育職員免許法に定める高等学校普通免許状のうち、看護、看護実習、家庭、家庭実習、情報、情報実習、農業、農業実習、工業、工業実習、商業、商業実習、水産、水産実習のいずれかを有する者という条件です。

大学を卒業して看護師などで働いている人は、申請すれば看護の種目別職業訓練指導員の免許を取得することが出来ます。

職業訓練指導員の資格が取れる学校

職業訓練指導員の養成、研修などを目的に国が設立した機関が職業能力開発総合大学校です。『大学』とは文部科学省の管轄で学校教育のために設立された学校の一種ですが『大学校』という名前がつく施設は厚生労働省が管轄していて省庁大学校とも言います。

職業能力開発総合大学校は独立行政法人であり、高齢、障害、求職者雇用支援機構が運営しています。モノづくりの分野の職業訓練指導員の養成を使命としている機関です。

職業訓練と大学教育を一体化し実践的な知識を身に着けられる

職業能力開発総合大学校の総合課程は、厚生労働省が定める職業訓練を実施する2年間の特定専門課程と同じく2年間の特定応用課程から構成されています。

両方の課程を体系的に4年間で学ぶ訓練課程です。教育内容は職業訓練と大学教育を一体化したものです。更に実際の製造現場で必要となる知識を徹底的に学べ、学んだものを実際の現場で使うためのノウハウも同時に身に付けることが出来ます。

職業能力開発総合大学校では職業訓練指導員の資格を取得すると同時に大学卒業の資格も得ることが出来ます。そのため、現在高校生で将来職業訓練指導員の資格を取得したいと考えている人は職業能力開発総合大学校に進学することで職業訓練指導員の資格と大卒の資格を卒業時に同時に取得することが出来ます。

卒業後に職業訓練指導員への道も

職業能力開発総合大学校の総合課程の3年時に免許取得に必要なコースを受講すれば卒業時に職業訓練指導員の免許を取得することが出来ます。一般大学を卒業している場合は2年以上の実務経験がないと免許の申請が出来ないので、職業能力開発総合大学校に進学する大きなメリットとなります。

職業訓練指導員の資格・試験まとめ

試験の難易度は分野によっても変わる

職業訓練指導員の資格を取得するためには試験を受けて免許を取得しなければなりません。試験を受験するためにも学歴や実務経験の年数別に細かく条件が分かれています。職業訓練指導員の試験の難易度は都道府県や受験する職種によっても大きく異なっています。

都市部では電子系や工学系が人気と言われています。試験自体の難易度はそれほど難しいものではないと言われていますが、参考書などの関連書籍はあまり発売されておらず他の資格試験のように過去問や対策を教えてくれる本などもないため、その点で苦労する人も多いようです。

職業訓練指導員の参考情報

平均年収400万円~600万円
必要資格
  • 職業訓練指導員免許
資格区分 免許
職種教育・保育

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