サッカー選手の給与や年収は?年俸は実力次第、成功すれば1億円超えも狙える

サッカー選手の給与や年収は?年俸は実力次第、成功すれば1億円超えも狙える

好きなスポーツランキングで常に上位のサッカー。サッカー選手の給料や年収はいくらくらいなのでしょうか?今回はこの記事で、サッカー選手の平均給与や年収とともに、給与アップの可能性や手段についてご紹介します。

サッカー選手の初任給

サッカー選手は年俸制。新人選手の年俸は上限が480万円まで

サッカー選手は基本的に年俸制で、1年ごとに所属するクラブと契約を結びます。試合である程度の結果を残している場合には複数年での契約のオファーも来るときがありますが、多くの選手は1年の契約期間です。

Jリーグでは、新卒選手の契約上限が480万円までと決まっております。月で換算すると、1か月で最高40万円。一般のサラリーマンと比較すれば収入は多めですが、子どもたちに人気のスポーツと考えるならば、決して多くはない数字です。

Jリーグには契約金が存在しない

新人のプロ野球選手は、年俸のほかに契約金を受け取ります。契約金は選手によってまちまちですが、ドラフト1位の選手の場合には、契約金が1億円になることがあります。

一方でJリーグの新人選手は、契約金をもらうことはありません。Jリーグには契約金に相当するものとして支度金が存在しますが、独身選手の場合には380万円以下と決まっています。

Jリーグに契約金が存在しない理由としては、プロ野球はチームに所属してから7年後にフリーエージェントの権利をもらえるのに対して、Jリーグでは1年でフリーエージェントができます。そのため、他のチームに移籍して年俸を上げるチャンスが多いので契約金は存在しません。

逆に言えば、試合で結果を残せなかった場合には1年で戦力外ということもありえますので、実力社会の厳しい世界といえます。

プロ契約以外の方法も

Jリーグで活躍するサッカー選手の中にはプロ契約以外で契約する選手もいます。プロ契約以外のおもな契約としてアマチュア契約と社員契約が挙げられます。

アマチュア契約の選手は無報酬

Jリーグの中でもJ3やJFLなどの下部リーグのクラブの場合には、ほとんどの選手がアマチュア契約を結んでいます。アマチュア選手の場合には年俸は0円のため、アルバイトなどをして生活をしています。試合の関係で基本的に日曜日に働くことはできず、さらに練習の関係で残業をすることもできないので、かなり厳しい生活を強いられます。

アマチュア選手の中には育成コーチを兼任している選手もいます。コーチとしての収入をもらいながら、試合には無報酬で出場します。またサッカースクールのあるクラブでは、平日はサッカースクールでコーチやアシスタントとして働き、試合には無報酬で出場します。

コーチやアシスタントとしての収入は、月給で10万円前後ですが、試合で結果を出してプロ契約を獲得するためにアマチュア契約を結ぶ選手もいます。

Jリーグにはかつては社員選手もいた

Jリーグではプロ選手やアマチュア選手以外に社員選手がいます。社員選手とは、所属するクラブと雇用契約を結びながら試合に出場する選手のことです。社員選手の多くは、クラブの親会社から出向という形で所属します。

プロ選手との大きな違いは給与面です。1年ごとに年俸をもらうのではなく、親会社の社員と同じ給料をもらい、ボーナスも受け取ることができます。Jリーグ発足時には社員選手としてプレーする選手も多くいましたが、2018年現在では社員契約を結んでいる選手はいません。

サッカー選手の平均給与の統計

J1リーグに所属するサッカー選手の平均給与は約200万円

Jリーグでは選手の年俸に関する公式な発表はありませんが、J1に所属するクラブの選手たちの平均給与は200万円になります。

サッカー選手の平均給与を年代別で見ますと、20代や30代では平均200万円なのに対して、40代になりますと70万円ほどにまで下がります。サッカー選手の平均引退年齢は25~26歳と言われており、レギュラークラスの選手でも30歳を過ぎる頃には控えに回ることもあります。

サッカー選手の給与は一般的なサラリーマンと比較すればかなり多いですが、選手として活躍できる期間はそれほど長くないため、決して稼げる職業とまではいえないのが現実です。

男女でも平均給料に差がある

女子サッカー選手の場合には、男子サッカー選手に比べてさらに厳しくなります。Jリーグと同様、なでしこリーグに所属する選手たちの年俸に関する公式な発表はありませんが、平均給与は30万円ほどになります。

またなでしこリーグに所属している女子サッカー選手は800人以上いますが、ほとんどの選手はアマチュア契約を結んでおり、プロ契約を結んでいる選手は20人ほどです。そのため多くの女子選手はフットサル施設やスーパーマーケットなどでアルバイトをしています。

女性でサッカー選手を目指す場合には、サッカー選手としてトップレベルで活躍したいという、強い意思を持ち続けることも大切です。

平均給料はクラブによってかなり差がある

平均給料は所属するクラブよっても金額が異なります。2018年のJリーグのクラブ別の総年俸は、ヴィッセル神戸が一番多く、金額は17億円超となっています。また浦和レッズや鹿島アントラーズも多く、それぞれ10億円超となっています。

ヴィッセル神戸は親会社に資金力があるため年俸が高く、浦和レッズや鹿島アントラーズについては、実力も人気もあるクラブのため営業収入も多く、人件費を賄うことができるという理由があります。サッカー選手として安定な収入を目指すなら、人気があり資金力も豊富なクラブを選択するというのも一つの方法です。

J2やJ3のクラブは給与もかなり低く抑えられている

一方でJ2やJ3のクラブの場合には、給与はかなり抑えられます。J2に所属する選手の平均給与は30~40万円ほどで、J3の選手についてはほとんどがアマチュア契約になります。

J2に所属するクラブでもJ1に近いレベルにあるクラブでは多少給与も多くなりますが、そこまでのレベルに達していないクラブの場合には、かなり少ない給与になります。J1でプレーするためには技術や実力が必要になりますが、自分の所属しているクラブをJ1に昇格させたいという目標を向かって努力することも必要になります。

サッカー選手の年収統計

サッカー選手の年俸は200万円~1億円前後

サッカー選手の年俸は幅広くJ2やJ3に所属しているプロ選手で200~300万円ほど、J1に所属しているプロ選手で480万~1億円ほどになります。Jリーグで年俸が1億円の選手は10人ほどで、そのほとんどは日本代表の選手か、過去に日本代表に選ばれたことのある選手です。

レギュラークラスになれば年俸アップも

Jリーグには3種類の契約規定が設けられています。契約内容は以下のとおりです。

■A契約

A契約の選手は年俸の上限がないため高額の契約を結ぶことができます。原則1つのクラブに25人のA契約選手がいることが求められます。

■B契約

B契約の選手は年俸の上限が480万円と決まっています。またB契約の人数制限はありません。

■C契約

C契約は新人の選手が結ぶ契約で年俸上限が480万円と決まっています。また入団から3年までしかC契約を結ぶことはできません。

A契約を結ぶ選手のほとんどは、クラブでレギュラーを張っています。そのため安定した収入を得たいならば、J1のサッカー選手を目指すだけでなく、ポジションを奪い取れるレベルに達しなければなりません。

サッカー留学をして経験を積んでからデビューする選手もいる

プロのサッカー選手を目指す人の中には、学生時に海外でサッカー留学をして、現地や日本でのプロ契約を目指す人もいます。以前ではブラジルやアルゼンチンなどの南米のサッカー強豪国での留学に人気がありましたが、最近ではスペインやイギリスなどのヨーロッパも人気を集めています。

サッカー留学ではプロサッカー選手になるための技術や体力を身につけるだけでなく、カウンセリングや世界のプロテストに関する情報なども提供し、プロ選手になるための手厚いサポートをおこなっています。サッカーで世界を渡り歩きたい人にはオススメの方法です。

サッカー選手として上を目指すなら海外移籍も

日本でプロサッカー選手としてデビューをした後でも、さらに上を目指すために海外を目指す人もいます。海外の強豪クラブへ移籍した選手の中には、年俸が2億円を超える選手もいます。

海外のリーグで特に人気があるのは、ドイツのブンデスリーガ、スペインのリーガエスパニョーラ、イギリスのプレミアリーグ、イタリアのセリエAなどが挙げられます。

サッカー選手の給料・年収まとめ

サッカー選手の平均給料や年収レベルは高めですが、プロの契約を結ぶまでの道のりは簡単ではありません。またプロとしてデビューをしたとしても、レギュラーのポジション争いに勝たなくてはなりません。サッカーの技術はもちろんですが、どんなに厳しい戦いでも勝ち抜く、精神力が求められます。

とはいえ、試合で結果を残していけば年俸アップも見込めます。J1で結果を残せば、海外の強豪クラブへの移籍も夢ではありません。

サッカー選手という職業は、サッカーでトップを目指したいという強い信念と努力を続ければ、夢を叶えることができるかもしれない素敵な仕事といえるでしょう。

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サッカー選手の参考情報

平均年収200万円~1億円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種スポーツ

統計情報 出典元:

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