プロゴルファーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説
プロゴルファーの中でもトップクラスの人は億単位の賞金や、多額のスポンサー料が入ってきます。そんなプロゴルファーになるには、どのくらいの練習量が必要なのか、また向いている人向いていない人、ゴルフスクール選びなどをご紹介していきます。
プロゴルファーになるには何が必要?
まず、プロゴルファーになるには試験を受けて合格する必要があります。
この試験の合格率はなんと5~9%とかなりの狭き門となっており、ここを突破した者たちだけが、億単位の金額を稼ぐ可能性のあるプロになれます。
ではテレビなどでみるプロゴルファーは、一体どういった練習を重ね、その狭き門を突破していくのでしょうか。
プロゴルファーになるための練習量
「一万時間の法則」という言葉をご存知でしょうか?
一万時間の法則とは、どんな分野においてもだいたい一万時間程度継続して取り組んだ人は、その分野のプロレベルになれるという法則です。
では、この一万時間の法則はプロゴルファーにもあてはまるのでしょうか。
実際に活躍しているプロゴルファーたちの経歴を見てみると、宮里藍選手はゴルフを始めたのが4歳の時で、優勝した年齢が18歳3ヶ月、石川遼選手は6歳からゴルフを始めて、優勝したのが15歳11ヶ月、松山英樹選手は4歳の頃からゴルフを始めて、優勝したのが19歳8ヶ月と、有名選手たちはだいたい10年から15年近く練習して優勝している傾向があります。
もちろん、ただゴルフクラブを10年握り続けていれば、必ずしもプロゴルファーになれるわけではなく、良き指導者との巡り合わせも必要です。
ですが、根底に10年から15年ほどの厳しい練習に耐えてきた努力があり、そこで初めてプロゴルファーとしての資格を取得し、プロゴルファーとしてのスタートラインに立つことができるわけです。
一日に必要な練習量は
上記で一万時間と紹介しましたが、この一万時間、10年でやり遂げるとすると、一日に必要な練習時間は3時間ほどになります。その間に打つボールの数はだいたい300球前後。これを毎日続けられる忍耐力が当然と必要となってきます。
練習量以外にプロゴルファーとして必要なことは
うちの子は運動神経がいいけど飽きやすい。うちの子は運動神経が悪いけど諦めない。
この場合、プロゴルファーになれる確率が高いのはどちらでしょうか。
運動神経が悪いけど諦めない子の方が、プロゴルファーとして成功する確率は高いです。つまり、持って生まれた才能だけではなく、コツコツと続けられる努力という才能が必要になってきます。
プロゴルファーというのは日々の積み重ね、努力を重ねることにより、素晴らしい技術と、強靱な精神力を手に入れ、試合に臨むことになります。
プロゴルファーに必要なのは、運動神経より努力する才能
一日3時間、それを10年間毎日練習し、かつ、プロゴルファーとなってからも練習を続けていかなくてはならないスポーツです。
逆に言えば、他のスポーツと違い、それだけ長く楽しめるスポーツでもありますが、そのためにはコツコツと努力していく才能が必要で、それがなければ決してプロゴルファーにはなれません。
自分自身にあったスイングを見つけ出すにためには、毎日の微調整が非常に必要になってきます。にも関わらず、コツコツと努力が日々出来ない人は、決してよいスイングも手に入れられず、結果、プレイ内容も、スコアもプロレベルに届くことはないでしょう。
たまに、初めてラウンドを回ったけど、そこそこできた、だから自分はうまいと思っている方もいるかもしれません。そういったセンスのある方が次に求められるのは、この努力だと思います。
ゴルフに向いている人、適性がある人
ではここで、ゴルフに向いている人、向いていない人の特徴を見ていきたいと思います。
ゴルフに向いてる人の特徴
ゴルフボールを実際に打ってみて、一発目からボールがまっすぐに飛ぶ人。これはこれですごいことなのですが、これだけでゴルフに向いているかというと答えはノーです。
先ほどもお伝えした通り、ゴルフは運動神経が悪くても上手になれるスポーツです。簡単に言えば、止まっているボールを打つだけなのですから。
じゃあ一体どういう人がゴルフに向いているかというと、精神力の強い人です。ゴルフを一度でもされたことがある人は聞いたことがあるかもしれません。
なぜ精神力が強い人がゴルフに向いているのか
ゴルフはひとつの小さなボールをクラブで打って、ホールに落とすスポーツです。このホールにボールを打っていく途中でミスショットをし、それをずっと引きずっていると、良い結果にはならないでしょう。
つまり、ゴルフは一打一打の結果が非常に重要とされ、ミスショットなどをしてしまった時に、いかに気分を切り替え、修正していけるかという精神力が非常に大事なスポーツだということです。
ゴルフに向いていない人
復習になりますが、コツコツと努力できない人、精神力がない人はゴルフに向かない人ということになります。
プロゴルファーになるための学校・教室
プロゴルファーになる人はやはりティーチングプロの親にゴルフを教えてもらっていたり、学生時代からゴルフ部に所属していた人たちが多いようです。
ゴルフスクールですること
では実際ゴルフスクールではどのようなことをするのでしょうか。
基本的に休みはなく、一日300球以上、また、正しいスイングを体に染みこますためだけではなく、正しいルールやマナーも身につけることができます。
何より自分自身を指導してくれる指導者がいることが何よりも大きな存在になるのではないでしょうか。
ゴルフスクールの選び方
例えば全く同じ練習量のゴルフスクールがあったとします。
この場合、どちらのゴルフスクールに行っても同じだと思いがちですが、練習量だけではなく、そのゴルフスクールが厳しいかどうかを目安にするのも良いかもしれません。
できないことに対して厳しいということではなく、毎日コツコツと練習を続けることが必要なゴルフで、自分自身が怠けてしまったり、気が抜けた時に、しっかりと指導してくれるゴルフスクールの方が、成長に繋がるかと思います。
ゴルフスクールの年間費用
このゴルフスクール、年間で一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ご自身のお住まいの地域によって、年間費用は多少変わってきますが、だいたい平均150万ほどだと言われています。
本気でプロゴルファーになりたいのであれば、ご自身のお住まいの地域の環境も本気で考え、引っ越しなどを検討するのもよいかもしれません。
プロゴルファーになるにはコツコツと努力することや、精神力などが必要だとお伝えしましたが、自分の実力以外に、資金面もプロゴルファーになるには必要だと言えます。
実際にプロテストでかかる費用
ゴルフスクールだけでも年間で150万円程かかりますが、プロテストにかかる費用はいくらなのでしょうか。
男子の場合、プレ予選で54000円。もちろん、この金額だけで終わりではありません。
一次プロテスト
受験資格1級で75600円、その他で108000円
二次プロテスト
受験資格1級で75600円、その他で162000円
最終プロテスト
受験資格1級で75600円、その他で216000円
つまり、先にいけばいくほど、費用がかさみます。ちなみにこの費用にプレイ代は含まれておりません。そして、見事合格することができたら、入会金460000円・年会費45000円支払うことになります。
忘れてはいけないのが、連泊の宿泊費、現地までの交通費など、金額だけでもバカにならないということです。
プロゴルファーになるには?まとめ
コツコツと努力するだけではなくいろんな力が必要になるスポーツ
止まってるボールを打つだけ。これをプロとして仕事にし、生活していくには、膨大な時間や努力、強靱な精神力、そして、資金面においてもゴルフには必要な要素として今回取り上げてきました。
ゴルフは運動神経が悪くてもトップを目指せるスポーツであり、優勝すると億単位の金額を貰えますし、実力が高い選手はアメリカなどのツアーにも参加し、自身の実力を知るチャンスを得ることができます。
また、はっきりと結果がでますので、順位があがったときなどはさぞ嬉しいのではないでしょうか。もしプロゴルファーになれる環境があるのであれば、チャレンジされてみてもよいかもしれません。
プロゴルファーの参考情報
平均年収 | 200万円~3000万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 民間資格 |
職業職種 | スポーツ |
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