プロレスラーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

プロレスラーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

華やかなイメージのあるプロレス。そのリングで戦うことを仕事としているプロレスラー。他のスポーツ、格闘技とはまた違うショー的な要素も含み、一部で熱狂的なファンを生み出しているプロレスの魅力とプロレスラーの仕事内容を紹介します。

さまざまなプロレスの形

著名なプロレスラー

リングの上での戦いをショーのように魅せ、リングの外ではマイクパフォーマンスで楽しませてくれるプロレスラー。

強靭な肉体を誇るプロレスラーは、体も大きく見た目が怖い人が多くため、昔は男性ファンが圧倒的に多かったようです。しかし、最近では女性ファンも増え、「プ女子」などと呼ばれています。

有名なプロレスラーといえば、戦後に活躍した力道山さん、プロレスから国会議員にまでなったアントニオ猪木さんでしょう。最近では棚橋弘至選手や飯伏幸太選手、スイーツ好きで有名な真壁刀義選手などが、人気があります。

プロレス団体

日本には100以上のプロレス団体が存在し、プロレスの興行はそれぞれの団体ごとに行われ、交流もあります。

しかし、それぞれの団体で特徴があり、イケメンなプロレスラーが活躍したり、アイドルと兼業するプロレスラーがいたり、流血が当たり前のような過激な団体やお笑いのような団体から正統派な団体まであります。

有名なプロレス団体といえば、アントニオ猪木さんが作った新日本プロレス。ジャイアント馬場さんが初代代表取締役社長を務めた全日本プロレスでしょう。アメリカのWWEなども有名です。

女子プロレス

女子プロレスは団体が10数団体しか存在しません。ただ、女子プロレスも人気が出てきています。その一因には、女子プロレスを題材にした豆腐プロレスというドラマがあったり、アイドルのようなビジュアルのプロレスラーがいたり、アイドルがプロレスをやり始めたこともあるようです。

有名な女子プロレスラーは、アイドルのようなビジュアルのSareee選手やツインテールのアイドル才木玲佳選手です。

1970年代には、ジャッキー佐藤さんとマキ上田さんが組んだビューティ・ペア、1980年代には、長与千種さんとライオネス飛鳥さんがタッグを組んだクラッシュ・ギャルズ、ダンプ松本さんがいた極悪同盟などが人気を博しました。

学生プロレス

主に大学生が中心となって行われているのが学生プロレス。プロレス好きが集まってサークルのような活動をしています。全国各地の大学にあり、交流もあるようです。

有名な団体といえば、棚橋弘至選手を輩出した立命館プロレス同好会でしょうか。

以前は、学生プロレス出身者は嫌われていたという話もあり、学生プロレス出身というのを隠していたようです。現在はそのようなことはなく、公表している選手がたくさんいます。

社会人プロレスというのもあります。アマチュアのプロレスのことを社会人プロレスと呼んでいます。

WWE

アメリカのプロレス団体WWE。過去にトランプ大統領が、リングに上がったことがあることでも有名です。脚本があることも知られていますが、とにかく演出が派手でスポーツ・エンターテインメントと言われています。

規模もとにかく大きく、観客動員数が10万人を超えるイベントも行われています。アメリカらしいといえばアメリカらしいプロレス団体です。

プロレスラーのことをスーパースターと呼び、それぞれのキャラクターもしっかりあるので、一度観るとハマります。

とにかく何もかもが規格外なWWEですが、日本人も活躍しています。特に、話題になったのが中邑真輔選手でしょう。以前から、たっぷりと間を取ったパフォーマンスで話題にはなっていましたが、2018年のロイヤルランブルで優勝する偉業を成し遂げました。

さらに、女性も活躍しています。2018年、アスカ選手がSD女子王座を獲得しました。これからの活躍が楽しみです。

西口プロレス

プロレスを知らない方でも、西口プロレスなら聞いたことがあるという方もいると思います。ただ、西口プロレスは、ほぼプロレスではなくお笑いです。

西口プロレス三箇条として、安全第一、筋肉禁止、台本重視というのがあります。この三箇条から分かるように、お笑い重視のお笑いプロレス団体です。全然怖くないプロレスですので、安心して観れます。

ゲストに高山善廣選手が来たことがありました。他には、曙選手や鈴木みのる選手などが参戦しています。

有名な芸人さんといえば、小力パラパラでブームになった長州小力さん、アントニオ猪木さんのパロディをやっているアントニオ小猪木さんでしょう。

プロレスラーという仕事とは

プロレスラーの生活

プロレスラーの仕事は、なんといっても興行になります。リングで戦うことです。ただ、そのためには、とても厳しいトレーニングをしなくてはいけません。もちろん、食事も筋肉がつくように摂らなくてはなりません。プロレスラーとして、強靭な体を作るためには、日々のトレーニングと食事の内容は想像を絶する過酷さでしょう。

人気レスラーになると、他の団体の興行に参加する選手もいますが、雑誌に出たり、テレビに出たりもします。なかには、芸能事務所に所属している選手もいるようです。

飯伏幸太選手や丸藤正道選手は、あの有名なオスカープロモーションがマネージメントしています。

新人プロレスラーの生活

練習生や新人プロレスラーの生活は過酷です。トレーニング、食事作りのほかに雑用もしなければなりません。

団体によって違いますが、リングの設置、撤収。売店の販売員、先輩レスラーのセコンド、警備まで任される場合があります。こうなると試合どころではない気がしますが、しかし、これは皆が通る道なのでしょう。

引退

他のプロスポーツに比べると、現役でいられる時期が長く、40代、50代になっても現役の選手もいます。

なかには、引退興行をした後に、しばらくしたらカムバックするということを繰り返す選手もいました。しかし、多くの選手は引退後に飲食店など普通の仕事に就くようです。

ケガや事故

プロレスラーには、ケガがつきものです。とにかく、良くケガをします。骨折なんて当たり前のように、骨折ぐらいでは病院に行かないなんてインタビューに答える選手もいました。

ただ、頭を骨折する選手がいたり、ケガが慢性化して苦しむ選手もいます。

残念ながら、死亡事故も起きています。時代によって、技や演出が段々と過激になってしまうことがあるようです。さらに、現役時代に過酷なトレーニングをするせいか、短命の方が多いのもプロレスラーによく言われます。

プロレスラーという仕事のやりがい

会場と一体化

プロレスの大きな魅力に、お客さんがとにかくアツい。ハマってしまった方は、オタクと言っていいほど、とことんハマります。そんなお客さんから認めてもらえて、アツい声援を浴び、会場と一体になっているプロレスラーは、きっと他の職業にはないやりがいを感じているでしょう。

受けの美学を掲げるプロレスには、きっと戦っている相手レスラーと試合を作り上げる喜びもあるに違いありません。

それは、練習生から入って、新人時代の苦労を報いるのに十分でしょう。

ブーム

今も人気が出てきていますが、過去にも何度かプロレスブームが来ています。それは、今の比ではないほどのブームでした。プロレスがテレビで中継されたり、タイガーマスクのようなプロレスアニメがあったりしました。

筋肉質なかっこいい体や整ったビジュアル、エンターテインメントとしてのショー。きっと、プロレスには潜在的にブームになる要素があるのだと思います。

ビックマネー

プロレスラーはケガも多く、トレーニングは厳しい、とても過酷な仕事です。ただ、夢のある仕事でもあります。人気レスラーになって、CM出ることができれば、年収数千万円も夢ではありません。

アメリカのWWEでは、一番稼ぐ選手になると年収10億円を超えるらしいです。なんと上位10位までが年収2億円以上なんて話もあります。

プロレスラーの仕事内容まとめ

プロレスラーの仕事は過酷、でも夢がある

「受けの美学」や「魅せて勝つ」などのプロフェッショナルなこだわりもあり、素晴らしくショーアップされたプロレスは、一度観ればきっと虜になってしまうでしょう。

プロレスラーの仕事がどんなに過酷であろうとも、その魅力に魅せられたものならば、そう簡単にはやめられません。

表舞台に出る仕事は、自分の意識次第でタイガーマスクのように苦しんでいる人に夢と希望を見せることができるのもやりがいになります。

プロレスラーを目指したい人は頑張って体を鍛え、チャレンジしてみてください。

プロレスラーの参考情報

平均年収100万円~800万円台
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種スポーツ

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