プロレスラーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

プロレスラーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

プロレスラーと聞けば、否応なくリング上での熱い闘いを思い浮かべることでしょう。ですが、リング上でキャラクターを確立し有名になるのはごく一握りの選手だけ。プロレスラーになるには、どんなプロセスを辿るべきなのでしょうか。プロレスラーになるために必要なこと、向いている人などについてご紹介します。

プロレスラーにはどんなことが必要?

闘いに耐えうる「強靭な体力」が問われる仕事

プロレスラーを目指す人がまず行うべきは、各地にあるプロレスラー養成所の門を叩くことです。大抵の団体は練習生を募集していて、入門テストが課されます。その際に、体力テストが課されることが多いです。

プロレスラーというものは、格闘技的な純粋なテクニックや強さで闘うのではなく、ショー的な要素を含んだ興行を行います。その際、ショー的だからといってなあなあになっていては、お客さんは興ざめしてしまいます。なので、どんな攻撃も本気で行い、本気で受ける、という文化があります。

そのため、プロレスラーは強靭な肉体を持つ必要があり、入門段階から体力テストを行い、志望者を篩にかけるのです。

リングに上がる格闘家に必要なのは「強い精神力」と「根性」

入門テストに合格し練習生になると、さらに厳しい雑用が待っています。プロレスにはシーズンオフはなく、一年中興行を行い、闘いに明け暮れています。練習生は団体に関わる全ての雑用を引き受け、練習も大変厳しいと言われています。自由時間は睡眠時間だけと言われるほどの過酷な生活です。

あまりにも厳しい練習に耐えきれなくなった練習生が逃げ出したり辞めたりといった話は、枚挙に暇がありません。今では有名になった選手ですら、「夜逃げ」「出戻り」の経験がある人もいるくらいです。リングに上がる前に、自分との闘いが待っているのです。

これは、「辞めさせるための練習」と言われており、強靭な体力だけでなく精神力を鍛え、根性を篩にかけて適正に値しない者を落として行く意味があると言われます。軍隊なども戦場で使い物にならないようでは務まらないので、厳しい訓練を課すことで、戦場で通用する戦士を育てているといいます。

興行では「キャラクター性」も大切な要素

プロレスラーは、強靭な肉体と根性を鍛えてリングでの闘いに備えますが、それだけでは立ち行かない仕事です。プロレスの興行では、個性あふれる演説や派手なパフォーマンスで観客を盛り上げなければなりません。一種のショービジネスと言われるプロレスの世界では、純粋に格闘技が強いことよりも、個性が重要視されます。

厳しい練習を潜り抜け、リングに上がっても、興行で自らの個性が残せなければ、第一線に立ち続けることはできません。これは音楽家、アイドルなどのパフォーマーにも共通します。真面目にコツコツ練習を重ねているだけでは、プロレスラーとしての成功は難しいでしょう。破天荒なキャラクターをいかに確立するかが、プロレスラーの命運を分けるのです。

プロレスラーに向いている人、適性がある人

プロレスが好きであることが一番大事

プロレスラーは、何よりもプロレスが好きである人、プロレスを愛している人が一番向いています。それはプロレスが単なる格闘技ではなく、ショービジネス的な要素が強いことが理由として挙げられます。

観客を楽しませることが大切な仕事ですから、プロレスそのものを愛していないとプロレスラーになることは難しいでしょう。プロレスをこよなく愛してこそプロレスラーと言えます。自分の立ち位置やキャラクターを確立するためにも、歴代の名勝負を沢山見て、プロレス雑誌やプロレス漫画、ファン向けの専門の本などを沢山読むことで常に情報を蓄積しておくことも大切です。

強靭な体力、精神力を持つ人

いくらショービジネス的な要素が強いとは言え、体力的に強いことも、プロレスラーにとって極めて大事なことです。リング上で大技を掛けたり、強烈な攻撃を受けたりするので、プロレスラーは常に身体の故障や負傷の危険に晒されています。その上プロレスラーは「危険な職業」とされ、一般的な健康保険や生命保険にも加入できないと言います。

長年受け続けたダメージによって骨がうまく曲がらなくなったり、関節を故障したりすると致命的です。下手をすると闘いによって命を落とす危険性もあります。「プロレスリング・ノア」を設立した有名なプロレスラーである三沢光晴も、バックドロップによって頭部を強打したことによる頸髄離断によって命を落としました。

常に死と隣り合わせであることから、強靭な精神力も要求されます。運動能力も重要で、武道やスポーツ経験があると、受け身をうまく取れたり、より効率的に身体の負担を減らしたりすることも可能になってきますので、有利になります。

重要なのは「プロレスというものを知っている」こと

ある意味で最も重要とも言えるのが、「プロレスとは何か」を理解していることです。

プロレスには「ギミック」と呼ばれるキャラクターが、試合ごとにしっかり決められています。日本では主に覆面レスラーがギミックを担うことが多いですが、近年ではエンタメ要素を打ち出した団体などで覆面でなくともギミックが取り入れられているようです。ギミックとは、ベビーフェイス(善玉)やヒール(悪役)など、個々のレスラーに役割を打ち出して興行を盛り上げることを言います。

またパンチの仕方一つとっても、顔面は狙わないなど「暗黙の了解」「お約束」がプロレスには多々あります。それらを理解した上で戦わなければ、プロレスラーとして失格です。ただ闘うのではなく、盛り上がる試合展開を目指すために、プロレス界のルールをしっかり理解しておくことが何よりも大切になります。それが人気上昇や個性の確立、ひいては自分を守ることにも繋がります。

プロレスラーを育てる養成所など

メキシコを除いて、プロレスラーとして収入を得るための資格や免許は存在しませんので、極論を言えばプロレスラーと名乗ればプロレスラーで、そういう意味では誰でもプロレスラーになることができます。しかし実績を積まないと世間的に認められることはないでしょう。

団体の入門テストを受け、練習生になることが定石

プロレスラーになるには、まずプロレス団体に所属するのが定石です。各プロレス団体が定期的に行っている入門テストに合格するか、アマチュアレスリングの選手であれば各団体からスカウトされて入団することもあります。しかし団体の練習は大変厳しいことで知られており、入団できたとしてもデビューに至らず辞めてしまう人も多いです。

女子プロレスでは、入団後一定期間経って実施される「プロテスト」によって篩に掛けており、プロテストに合格できなかった者は退団させるシステムです。これは全日本女子プロレスが始めたもので、今では多くの女子プロレス団体がその方式を取り入れています。

団体とコネクションを持つプロレスラー養成所は日本各地に多数

プロレスラーには特定の資格試験や養成のための国家機関なども存在しませんが、代わりにプロレスラー養成所というものが日本各地に多数存在します。かつて現役で闘っていた有名プロレスラーが主宰する養成所も多くあり、各団体とコネクションがあります。

プロレスラー輩出の実績のある養成所の例としては、「アニマル浜口レスリング道場」、「新日本プロレス学校」、武藤敬司の主宰する「プロレス総合学院」、佐山聡が主宰する「スーパータイガージム」、佐々木健介が主宰する「健介道場」、女子プロレスラー風香主宰の「風香プロレス教室」などがあります。

日本においては、養成所を経て団体に入門するか、養成所兼団体に所属して、団体で練習を積んでからデビューするのが一般的ですが、アメリカでは、養成所を経由してプロのリングに上がるのが一般的です。

プロレスラーになるには?まとめ

観客を盛り上げ、自分を守るため、プロレスを理解した闘い方を

プロレスラーは入団テストから始まり、練習生時代、デビュー後、引退するまで、期間を問わず常に闘いや競争に身を投じることになります。類稀なる強靭な体力と精神力、そしてエンタメ的に映える個性やキャラクターが常に求められる、厳しい仕事です。だからこそ、プロレスが好きでないと続かないでしょう。

そのうえ常に死と隣り合わせであり、完治の難しい負傷のリスクもあります。だからこそ観客もスリルを求めて会場に足を運ぶのです。身体を鍛え、精神を鍛え、個性を磨いて、本気で闘いに取り組みながらも、ルールをしっかり理解して、冷静に自分を守ることも大切です。

プロレスラーの参考情報

平均年収100万円~800万円台
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種スポーツ

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